おおち

 

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2009年05月24日 22:45:42
2009年11月16日 19:10:01
2009年10月18日 14:01:03
2010年02月3日 14:35:06
2009年10月25日 18:45:45

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骨董 - 幸田 露伴
  • ...野(きたの)の大茶(おおちゃ)の湯(ゆ)なんて、馬鹿気たことでもなく、不風流の事でもないか知らぬが、一方から観れば天下を茶の煙りに巻いて、大煽りに煽ったもので、高慢競争をさせたようなものだ。さてまた当時において秀吉の威光を背後に負いて、目眩(まばゆ)いほどに光り輝いたものは千利休(せんのりきゅう)であった。勿論利休は不世出の英霊漢である。兵政の世界において秀吉が不世出の人であったと同様に、趣味の世界においては先ず以(もっ)て最高位に立つべき不世出の人であった。足利(あしかが)以来の趣味はこの人によって水際立(みずぎわだ)って進歩させられたのである。その脳力も眼力も腕力も尋常一様の人ではない。利...
伸び支度 - 島崎 藤村
  • ...そ)ばせるとは大違(おおちが)いだ。袖子(そでこ)は人形(にんぎょう)を抱(だ)くように金之助(きんのすけ)さんを抱(だ)いて、どこへでも好(す)きなところへ連(つ)れて行(ゆ)くことが出来(でき)た。自分(じぶん)の側(そば)に置(お)いて遊(あそ)ばせたければ、それも出来(でき)た。  この金之助(きんのすけ)さんは正月生(しょうがつう)まれの二つでも、まだいくらも人(ひと)の言葉(ことば)を知(し)らない。蕾(つぼみ)のようなその脣(くちびる)からは「うまうま」ぐらいしか泄(も)れて来(こ)ない。母親(ははおや)以外(いがい)の親(した)しいものを呼(よ)ぶにも、「ちゃあちゃん」としか...
江木欣々女史 - 長谷川 時雨
  • ...いろり)に、大茶釜(おおちゃがま)をかけた前に待っていたむつむつしたような重い口の博士は諧謔(かいぎゃく)家だったが、その人も震災後の十四年に亡(なく)なられた。  時代ははっきりと変ってしまった。欣々女史の栄華がなくなってしまったからとて、彼女の才能は決してにせものではない。だが、激しい世相の転回があった。世界的な思潮の動揺にも押しゆさぶられていた。  せわしさに、昨日(きのう)の人を思出していられないというふうな、世の中の目まぐるしさだった。  ある日、浜子が来て、 「そこまで、江木(えぎ)さんが来たのだけれど、急がしいといけないから、また来ますって。」 「あら、帰ったの。」 ...
右門捕物帖 10 耳のない浪人 - 佐々木 味津三
  • ...「ところが、そいつがおおちげえなんですよ。どうやら、生臭坊主うたたねをしているようすだったからね、いきなり庫裡(くり)のほうへへえっていって、ちょっとお番所でききたいことがあるから、八丁堀まで来てくんなといったら、野郎むくりと起きざまに青くなって、そのままやにわとずらかってしまったんですよ」 「なるほどな、少しにおいがしてきたかな」 「においどころじゃねえんですよ。だから、久しぶりでひとつ、だんなの鼻をあかしてやろうと思ってね、近所の者にこっそり身がらを当たってみたら、なにをかくそう、あの生臭坊主がくまっていう名だそうですぜ」 「なに、くま! そりゃほんとうか!」 「ちゃんとこの耳でい...
十二支考 01 虎に関する史話と伝説民俗 - 南方 熊楠
  • ...爺(おやじ)、大父(おおちち)、十二|人力(にんりき)、金脚(きんあし)など名づけ決してその本名を呼ばず、また同国の小農輩キリスト昇天日の前の第二週の間鼠蛇等の名を言わず、いずれもその害を避けんためだ(ロイド『瑞典小農生活(ピザント・ライフ・イン・スエデン)』)。カナリース族は矮の本名を言わずベンガルでは必ず虎を外叔父(ははかたのおじ)と唱う(リウィス『錫蘭(セイロン)俗伝』)。わが邦(くに)にも諸職各々|忌詞(いみことば)あって、『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』に杣人(そまびと)や猟師が熊狼から女根まで決して本名を称(とな)えぬ例を挙げ、熊野でも兎(うさぎ)を巫輩(みこども)狼を山の神また御客...

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