くびれ

 

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「くびれ」を含むウィキ

2010年01月10日 18:40:57
2010年01月10日 18:50:53
2009年11月12日 11:25:01
2009年05月23日 06:40:37
2009年10月29日 17:36:14

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HUMAN LOST - 太宰 治
  • ...げむか。あとは、自らくびれて、甲斐(かい)なき命絶ち、四、五日、人の心の片端、ひやとさせるもよからむ。すべて皆、人のための手本。われの享楽のための一夜もなかった。  私は、享楽のために売春婦かったこと一夜もなし。母を求めに行ったのだ。乳房を求めに行ったのだ。葡萄の一かご、書籍、絵画、その他のお土産(みやげ)もっていっても、たいてい私は軽んぜられた。わが一夜の行為、うたがわしくば、君、みずから行きて問え。私は、住所も名前も、いつわりしことなし。恥ずべきこととも思わねば。  私は享楽のために、一本の注射打ちたることなし。心身ともにへたばって、なお、家の鞭(むち)の音を背後に聞き、ふるい...
木彫ウソを作った時 - 高村 光太郎
  • ...でちょっと段がついてくびれ、それからぱっと明るく頬のふくらみが下に起る。そこの推移が実に甘美だ。頬から上は頭も眼も眼瞼も嘴も嘴の下の毛も皆|漆黒(しっこく)で、その黒い中で眼の動いているのがまた美しく、更にその黒に境(さかい)して大きく円い頬がきれいに頬紅をさして毛並美しく頸にかぶさっているのだから、このウソの首だけでも、いかにも山の小鳥らしい、黒じみない、おっとりとしていて、中々精悍な、また紅梅の花にも負けない美麗さと風格とのある鳥だと思った。頬紅からつづいて曙(あけぼの)いろの、ほんとに日の丸の感じの紅色の胸がぐっと前に高く張り出し、腹へかけて一段ゆるく明灰色に波うっている。この胸の方の明...
怒りの虫 - 豊島 与志雄
  • ...。胃袋が瓢箪みたいにくびれたんでしょうか。」  八重子は眉間に皺を寄せていた。  木山は頭を拭きながら言った。 「ばかな。神経のせいだろう。」 「神経のせいにしても、そうなったら、どうなんでしょうね。わたくし、ぞっとしますわ。」 「だから、医者にみせなさいと、いつも言ってるじゃないか。」 「あなたがおみせなさるなら、わたくしもそうしますわ。あなたの方こそ、きっとどこかお悪いんですよ。寝汗をおかきなすったり、頭から汗をお出しなすったり……。」  木山はいやな顔をして口を噤んだ。何度も繰り返されたことだったのである。木山が医者にかかるなら、自分も医者にかかる、さもなければ……と八重子...
夜釣 - 泉 鏡花
  • ...つて、あだ黒く、一つくびれて、ぼうと浮いて、可厭(いや)なものゝ形に見えた。  くわッと逆上(のぼ)せて、小腕(こがいな)に引(ひき)ずり退(の)けると、水を刎(は)ねて、ばちや/\と鳴つた。  もの音もきこえない。  蓋を向うへはづすと、水も溢れるまで、手桶の中に輪をぬめらせた、鰻が一條(ひとすじ)、唯一條であつた。のろ/\と畝(うね)つて、尖つた頭を恁(こ)うあげて、女房の蒼白い顔を熟(じっ)と視た。――と言ふのである。   ◇  山東京伝(さんとうきょうでん)が小説を書く時には、寝る事も食事をする事も忘れて熱心に書き続けたものだが、新しい小説の構造が頭に浮んでくると、真...
夜釣 - 泉 鏡花
  • ...ろ)く、一(ひと)つくびれて、ばうと浮(う)いて、可厭(いや)なものの形(かたち)に見(み)えた。  くわツと逆上(のぼ)せて、小腕(こがひな)に引(ひき)ずり退(の)けると、水(みづ)を刎(は)ねて、ばちや/\と鳴(な)つた。  もの音(おと)もきこえない。  蓋(ふた)を向(むか)うへはづすと、水(みづ)も溢(あふ)れるまで、手桶(てをけ)の中(なか)に輪(わ)をぬめらせた、鰻(うなぎ)が一條(ひとすぢ)、唯(たゞ)一條(ひとすぢ)であつた、のろ/\と畝(うね)つて、尖(とが)つた頭(あたま)を恁(か)うあげて、女房(にようばう)の蒼白(あおじろ)い顏(かほ)を、凝(じつ)と視(み)...


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