しょうこ

 

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2010年01月19日 16:51:19
2009年10月19日 01:36:08
2010年01月22日 22:50:11

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牛をつないだ椿の木 - 新美 南吉
  • ...でありました。それがしょうこに、それから五、六|日(にち)のち、海蔵(かいぞう)さんは、椿(つばき)の木(き)に向(む)かいあった崖(がけ)の上(うえ)にはらばいになって、えにしだの下(した)から首(くび)ったまだけ出(だ)し、人々(ひとびと)の喜捨(きしゃ)のしようを見(み)ていました。  やがて半田(はんだ)の町(まち)の方(ほう)からお婆(ばあ)さんがひとり、乳母車(うばぐるま)を押(お)してきました。花(はな)を売(う)って帰(かえ)るところでしょう。お婆(ばあ)さんは箱(はこ)に目(め)をとめて、しばらく札(ふだ)をながめていました。しかし、お婆(ばあ)さんは字(じ)を読(よ)んだ...
或敵打の話 - 芥川 竜之介
  • ...、近くにある祥光院(しょうこういん)の門を敲(たた)いて和尚(おしょう)に仏事を修して貰った。が、万一を慮(おもんぱか)って、左近の俗名(ぞくみょう)は洩(も)らさずにいた。すると寺の本堂に、意外にも左近と平太郎との俗名を記した位牌(いはい)があった。喜三郎は仏事が終ってから、何気(なにげ)ない風を装(よそお)って、所化(しょけ)にその位牌の由縁(ゆかり)を尋ねた。ところがさらに意外な事には、祥光院の檀家たる恩地小左衛門のかかり人(びと)が、月に二度の命日には必ず回向(えこう)に来ると云う答があった。「今日も早くに見えました。」――所化は何も気がつかないように、こんな事までもつけ加えた。喜三郎...
幻談 - 幸田 露伴
  • ...は家(うち)にいて、しょうことなしの書見(しょけん)などしていると、昼近くなった時分に吉はやって来た。庭口からまわらせる。  「どうも旦那、お出(で)になるかならないかあやふやだったけれども、あっしゃあ舟を持って来ておりました。この雨はもう直(じき)あがるに違(ちげ)えねえのですから参りました。御伴(おとも)をしたいともいい出せねえような、まずい後(あと)ですが。」  「アアそうか、よく来てくれた。いや、二、三日お前にムダ骨を折らしたが、おしまいに竿が手に入るなんてまあ変なことだなア。」  「竿が手に入るてえのは釣師には吉兆(きっちょう)でさア。」  「ハハハ、だがまあ雨が降っている中...
ビジテリアン大祭 - 宮沢 賢治
  • ...るからだ、その証拠(しょうこ)には、殺すつもりでなしに、何か鶏卵(けいらん)の三十も少し遠くの方でご馳走(ちそう)をするつもりで、豚の足に縄(なわ)をつけて、ひっぱって見るがいいやっぱり豚はキーキー云う。こんな訳だから、ほんとうに豚を可哀そうと思うなら、そうっと怒(おこ)らせないように、うまいものをたべさせて置いて、にわかに熱湯にでもたたき込んでしまうがいい、豚は大悦びだ、くるっと毛まで剥(む)けてしまう。われわれの組合では、この方法によって、沢山(たくさん)の豚を悦ばせている。ビジテリアンたちは、それを知らない。自分が死ぬのがいやだから、ほかの動物もみんなそうだろうと思うのだ。あんまり子供ら...
半七捕物帳 03 勘平の死 - 岡本 綺堂
  • ...ものは、清正公(せいしょうこう)様と和泉屋だという位に、江戸中に知れ渡っている御大家(ごたいけ)だが、失礼ながら随分不取締りだと見えますね。ねえ、そうでしょう。主(しゅう)殺しをするような太てえ奴らに、飯を食わして給金をやって、こうして大切に飼って置くんだからね」  店の者はみんな顔をみあわせた。十右衛門も少し慌てた。 「もし、親分。まあ、お静かに……。この通り往来に近うございますから」 「誰に聞えたって構うもんか。どうせ引廻しの出る家(うち)だ」と、半七はせせら笑った。「やい、こいつら。よく聞け。てめえたちは揃いも揃って不埒な奴だ。主殺しを朋輩に持っていながら、知らん顔をして奉公してい...


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