どきどき

 

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「どきどき」を含むウィキ

2009年10月26日 21:41:20
2010年02月6日 03:54:24
2009年12月1日 12:45:53
2010年01月10日 09:21:02
2009年12月5日 07:45:04

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わが町 - 織田 作之助
  • ...たび、銅羅の音に胸をどきどきさせているうちに、もう娘の初枝は二十一歳であった。  節分の日、もうその歳ではいくらか気がさす桃割れに結って、源聖寺坂の上を、初枝が近所の桶屋の職人の新太郎というのと、肩を並べて歩いている姿を、他吉は見つけた。  すぐ寺の境内に連れ込み、新太郎の横面を殴りつけた勢いで、初枝の顔にも手が行ったが、折角の髪をつぶしてはと、この方はさすがに力を抜いて、他吉の眼がさきに火が出るくらい、情けなかった。  こんな不仕鱈(ふしだら)な女をひとり放って置いて、比律賓へ行ってしまえば、どうなっていたことかと、他吉はひやっとしたが、間もなく行われた町内のマラソン競争で桶屋の新太郎...
ビジテリアン大祭 - 宮沢 賢治
  • ...私もこの時は少し胸がどきどきしました。さっそく又一台の赤自動車がやって来て小さな白い紙を撒いて行ったのです。  そのパンフレットを私たちはせわしく読みました。それには赤い字で斯(こ)う書いてあったのです。 「ビジテリアン諸氏に寄す。  諸君がどんなに頑張(がんば)って、馬鈴薯(ばれいしょ)とキャベジ、メリケン粉ぐらいを食っていようと、海岸ではあんまりたくさん魚がとれて困る。折角(せっかく)死んでも、それを食べて呉(く)れる人もなし、可哀そうに、魚はみんなシャベルで釜(かま)になげ込(こ)まれ、煮えるとすくわれて、締木(しめぎ)にかけて圧搾(あっさく)される。釜に残った油の分は魚油です...
母 - 太宰 治
  • ...身の行末も心細く胸がどきどきして来て、突然、二十年も昔の自分の奇妙にキザな振舞いの一つが、前後と何の聯関(れんかん)も無く、色あざやかに浮んで来て、きゃっと叫びたいくらいのたまらない気持になり、いかん! つまらん! など低く口に出して言ってみたりして、床の中で輾転(てんてん)しているのである。泥酔して寝ると、いつもきまって夜中に覚醒し、このようなやりきれない刑罰の二、三時間を神から与えられるのが、私のこれまでの、ならわしになっているのだ。 「すこしでも、眠らないと、わるいわよ。」  まぎれもなく、あの女中の声である。しかし、それは私に向って言ったのではない。私の蒲団(ふとん)の裾(すそ)の...
第四次元の男 - 海野 十三
  • ...んになってきた。胸はどきどきとおどってきた。気が変になりそうになった。  わるいと思い、おそろしいとも思ったけれど、わたくしは、つづいて第三の一組に対しても、ためしをやってみた。その結果も、また実にかなしむべきものであった。誰も、わたくしの存在に気がつかないのである。わたくしの身体が、彼等に見えないのである。こんな悲しむべき、かつ又恐ろしきことが、またとあるであろうか。  それからわたくしは、戸山ッ原の草のうえに、一時間あまりも転がって、ひとりで煩悶(はんもん)をつづけた。そのうちに、月が雲の中に入って、あたりも暗くなったので、わたくしは立ちあがって、自分のアパートへ帰ってきたのである。そ...
地球要塞 - 海野 十三
  • ...かけると、急に心臓がどきどきし始める。そしてそれがきっかけのように、X大使の姿が目の前に浮かぶのだった。 (おい、どうだね、黒馬博士。わしのすばらしい透過(とうか)現象を見ただろうね。それから、君の脳細胞もまたオルガ姫の電気脳も、わしは、やっつけようと思えば、徹底的にやっつけられるのだが、それでは礼儀を失うと思ってあの程度に止めておいたのだよ。とにかく、気を付けなければいけない。これは、君への忠告だ。君たちは、自分の脳の働きについて、あまり自信がありすぎる。その辺をよく考えたまえ。地球の人間が、大宇宙で一番優秀な生物だと思っていると大まちがいだよ!)  X大使が、はじめは夢の中にあらわれ、...


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