やまぶき

 

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2009年12月18日 01:56:05
2009年12月18日 01:56:09
2009年12月31日 10:50:01
2009年12月18日 01:40:53
2009年05月24日 22:04:59

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秋の瞳 - 八木 重吉
  • ...ころ 暗き日 やまぶきの 花 つばきのはな こころくらきけふ しきりにみたし やまぶきのはな つばきのはな   蒼白い きりぎし 蒼白い きりぎしをゆく その きりぎしの あやうさは ひとの子の あやうさに似る、 まぼろしは 暴風(はやて)めく 黄に 病みて むしばまれゆく 薫香 悩ましい まあぶるの しづけさ たひらかな そのしずけさの おもわに あまりにもつよく うつりてなげく 悔恨の 白い おもひで みよ、悔いを むしばむ その 悔いのおぞましさ 聖栄のひろやかさよ おお 人の子よ おまへは それを はぢらうのか   夜の...
寸情風土記 - 泉 鏡花
  • 寸情風土記 泉鏡花  金澤(かなざは)の正月(しやうぐわつ)は、お買初(かひぞ)め、お買初(かひぞ)めの景氣(けいき)の好(い)い聲(こゑ)にてはじまる。初買(はつがひ)なり。二日(ふつか)の夜中(よなか)より出(いで)立(た)つ。元日(ぐわんじつ)は何(なん)の商賣(しやうばい)も皆(みな)休(やす)む。初買(はつがひ)の時(とき)、競(きそ)つて紅鯛(べにだひ)とて縁起(えんぎ)ものを買(か)ふ。笹(さゝ)の葉(は)に、大判(おほばん)、小判(こばん)、打出(うちで)の小槌(こづち)、寶珠(はうしゆ)など、就中(なかんづく)、緋(ひ)に染色(そめいろ)の大鯛(おほだひ)小鯛(こ
雪霊記事 - 泉 鏡花
  • ...た日(ひ)に、山吹(やまぶき)も色(いろ)が淺(あさ)い、小流(こながれ)に、苔蒸(こけむ)した石(いし)の橋(はし)が架(かゝ)つて、其(そ)の奧(おく)に大(おほ)きくはありませんが深(ふか)く神寂(かんさ)びた社(やしろ)があつて、大木(たいぼく)の杉(すぎ)がすら/\と杉(すぎ)なりに並(なら)んで居(ゐ)ます。入口(いりぐち)の石(いし)の鳥居(とりゐ)の左(ひだり)に、就中(とりわけ)暗(くら)く聳(そび)えた杉(すぎ)の下(もと)に、形(かたち)はつい通(とほ)りでありますが、雪難之碑(せつなんのひ)と刻(きざ)んだ、一|基(き)の石碑(せきひ)が見(み)えました。  雪(ゆき...
花のいろ/\ - 幸田 露伴
  • ...   棣棠  やまぶきは唐(から)めかぬ花なり。籬にしたるは、卯の花とおもむき異にして、ゆかしさ同じ。八重ざきの黄なる殊に美し。あてなる女の髪黒く面白きが、此の花を簪(かざし)にしたる、いと美はし。女の簪には、此の花などこそをかしかるべけれ。薔薇は香高きに過ぎ、花美しきに過ぎたらずや。       米嚢花  けしは咲きたりと見るやがて脆くも散り行きて、心たくましき人に物のあはれを教へ顔なる、をかし。たとへば、をさなくて美しき児の、女になりたりと見ゆるやがてに、はや身ごもりて腹ふくだみたるがごとし。今しばし男持たずてありもすべきをと、よそより云ふも、美しさに浅からず心寄せたるあ...
二、三羽――十二、三羽 - 泉 鏡花
  • ...になる、片隅に山吹(やまぶき)があって、こんもりした躑躅(つつじ)が並んで植(うわ)っていて、垣どなりの灯(ひ)が、ちらちらと透(す)くほどに二、三輪|咲残(さきのこ)った……その茂った葉の、蔭も深くはない低い枝に、雀が一羽、たよりなげに宿っていた。正(まさ)に前刻(さっき)の仔に違いない。…様子が、土から僅(わず)か二尺ばかり。これより上へは立てないので、ここまで連れて来た女親(おふくろ)が、わりのう預けて行ったものらしい……敢(あえ)て預けて行ったと言いたい。悪戯(いたずら)を詫(わ)びた私たちの心を汲(く)んだ親雀の気の優(やさ)しさよ。……その親たちの塒(ねぐら)は何処(いずこ)?……...

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