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2009年11月13日 14:11:04
2009年12月14日 22:25:05
2009年12月8日 17:41:08
2010年01月11日 10:16:09

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盆踊りと祭屋台と - 折口 信夫
  • ...皇の三年に、飛鳥寺(アスカテラ)の西に須弥山の形を造つたといふ、純粋の仏式模倣の行事が、次第に平民化・通俗化せられるに従うて、固有の大祓へ思想と復活融合を来したので、半年の間に堆積した穢れや罪を、禊(ミソ)ぎ棄つる二度の大祓への日に、精霊が帰つて来るといふことになつた。死の穢れを忌んだ昔の人にも、当然有縁の精霊は迎へねばならぬとなれば、穢れついでに大祓への日に呼び迎へて、精霊を送り帰した後に、改めて禊ぎをするといふ考へは、自然起るべき事である。兼好の時分、既に珍らしがられた師走の霊祭(タマヽツ)りは、今日に於ては、其面影をも残してゐないのは、然るべき事である。 古代に於ける人の頭には、をりふ...
馬上三日の記 エルサレムよりナザレへ - 徳冨 蘆花
  • ...には、昔のスカル今のアスカルの三家村(さんかそん)山に靠(よ)りて白し。瓶(かめ)を忘れて婦人の急ぎ行く後影(うしろかげ)を見よ。弟子たち何ぞ愚(おろか)しく顔見合すや。「目を挙げて観よ」、田は現に色づきて刈入時となりぬ、東の方狭き谷より向山(むかふやま)の頂かけて熟せる麦一面夕日に黄金(こがね)の波をうたすを見ずや。あゝ二千年何ものぞ。幽明何をか隔つる。基督は猶ここに坐して教へ玉ふ。活ける水は涸れず。感謝すべきかな。     ナブルスの一夜  ヤコブの井より遠からずして、其子(そのこ)ヨセフの墓なるものあれど、さるものは見ず。また馬に上りて西へナブルスの谷に入る。南はゲリジム山、...
獄中への手紙 02 一九三五年(昭和十年) - 宮本 百合子
  • ...配人に打った電文は「アスカラテンコウツカエ」でした由。テンコウは砂糖のうちでやすい、赤っぽいてんこ砂糖です。一風あるでしょう。息子さんはラスキンの研究家で、元オーキという婦人服やのあったところへ茶をのませる博物館めいたものをこしらえています。ローザというのがラスキンの愛した女のひとであったそうで、ストーブのれん瓦にも、盛花にもバラ、バラ、バラ。よく私が服のかり縫いに行ったところが、どこやら面影をとどめながらそのラスキンハウスになっているから、この間父、スエ子づれで行ったら何だか可笑しかった。父がそのバラずくめを見て、例のふりかたで頭をふって曰ク「まだ子供だ」。でもミキモトさんはもうお父ちゃんな...
ジェイン・グレイ遺文 - 神西 清
  • ...せきがく)ロウジャ・アスカムが横ぎつて行く。季節は卯薔薇(うばら)の花乱れ咲く春、それも極くのどかな午(ひる)さがりと思ひたい。霧の深い秋のことではなかつたらう。アスカムの齢(とし)は三十六か七か、それにしては悠々たる足どり。やがて城を登る。が、小肥(こぶと)りの躯(からだ)をつつむ寛(ゆる)い黒衣の影を石階の日溜(ひだま)りに落したまま、暫(しば)しは黙然と耳を澄ます。遥かチャアンウッドの森を伝つて来る笛の音こそ、城の主、のちのサフォオク公ヘンリイ・グレイが、奥方はじめ一統を引き連れての、徒然(つれづれ)の狩遊びと見えた。四つの櫓(やぐら)のそそり立つ方形の城の中は、森閑(しんかん)として物...
倫敦塔 - 夏目 漱石
  • ...代の碩学(せきがく)アスカムをして舌を捲(ま)かしめたる逸事は、この詩趣ある人物を想見(そうけん)するの好材料として何人(なんびと)の脳裏(のうり)にも保存せらるるであろう。余はジェーンの名の前に立留ったぎり動かない。動かないと云うよりむしろ動けない。空想の幕はすでにあいている。  始は両方の眼が霞(かす)んで物が見えなくなる。やがて暗い中の一点にパッと火が点ぜられる。その火が次第次第に大きくなって内に人が動いているような心持ちがする。次にそれがだんだん明るくなってちょうど双眼鏡(そうがんきょう)の度を合せるように判然と眼に映じて来る。次にその景色(けしき)がだんだん大きくなって遠方から近づ...


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