カンカン

 

カンカン ( かんかん )     カンカンについてまとめて読む

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2009年12月6日 13:20:01
2009年12月6日 13:20:00
2009年12月4日 07:05:04
2010年01月11日 16:30:07

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西湖の屍人 - 海野 十三
  • ...ら)になった。あの、カンカン日の当っていた硝子天井が、一瞬間に光を失ってしまったのだ!  漢青年の毛髪は、あまりの恐ろしさのために、まるで針鼠(はりねずみ)のように逆立(さかだ)った。 「真逆(まさか)!」  窓の外を見ようとして振返ったが、そこには同じような暗黒があるばかりで、あの絵のような美しい西湖の姿は、どこにもなかった。  室内全体が、真暗(まっくら)だった。  こんな馬鹿げたことはない。漢青年は、自分の視力が一瞬に亡びたのかと思った。  それとも太陽が、突如として消滅し、世界が真暗闇に皎(かえ)ったのかとも思った。 「ドドドーン」  という音響をきいたと思った。  ...
赤格子九郎右衛門 - 国枝 史郎
  • ...慶安四年の卯月の陽がカンカン当たっている真昼の事で自由に身動きが出来ないほど浅草奥山の盛場は人で立て込んで居りました。其侍は忙かず急がず其中を歩いて行くのでした。  其時行手から人波を分けて侍が三人遣って参りましたが打見た所御家人か小禄の旗本と云ったようながさつな人品でございます。やがて人波に揉まれながら双方の侍は行き違いましたが、どうしたものか不図其時、編笠を冠った其侍がその編笠へ左手(ゆんで)を掛けヒョイと空の方へ向きました。と、其空に物化でもいて彼に逼るのを払うかのように左手をバラバラと振ったものです。そして殆ど夫(そ)れと同時に右手(めて)が突然胸元まで上がり、何かピカリと閃めいたか...
雪子さんの泥棒よけ - 夢野 久作
  • ...。小刀で突いて見るとカンカン音がします。雪子さんはおかしくなりました。  泥棒がどこかへ行ったと思ったら、今度は台所の方へ音が廻りました。雪子さんは又、そこへジッと押し当てて待っていました。泥棒は又カンカンと言う物に行き当りました。 「馬鹿に用心のいい家だナ。まさか家中、金で張ったるんじゃあんめえ」  と言いながら、今度はお座敷の床の間の壁のまん中をゴリゴリ始めました。  この時、お父さんとお母さんは眼をさまして御覧になると、雪子さんは寝床の中にいません。そして床の間を見ると、玩具のバケツを壁に押し当てています。外からはゴリゴリと壁を破る音……。  お父さんとお母さんは、初めはビック...
猫車 - 宮本 百合子
  • ...うときにつかう大きいカンカン秤が置かれており、人気ない真昼間などには折々鼠の尻尾が俵の間に見えがくれした。春のこの頃は毎年肥料の渋いような脂のこげたような匂いが藁の匂いと交りあって濃く家じゅうに漂っている。土間の奥が広くなって、そこが台所であった。幅は三尺もない縁側めいたものが土間に向って六畳から張り出されていて、粗末な木の細長いテーブルがその縁側においてあった。朝と昼とは家内じゅうがそこで遽しく食事をした。  お縫は、その張り出しと六畳との境の障子際に坐って、伯母のおさやの古浴衣をほぐしていた。庄平の骨ぐみの堂々と重く、しかし不随の腰の下に敷く小布団を縫わなければならないのである。  坂...
雪渡り - 宮沢 賢治
  • ...ントン。 「ひるはカンカン日のひかり  よるはツンツン月あかり、  たとえからだを、さかれても  狐の生徒はうそ云うな。」 キック、キックトントン、キックキックトントン。 「ひるはカンカン日のひかり  よるはツンツン月あかり  たとえこごえて倒(たお)れても  狐の生徒はぬすまない。」 キックキックトントン、キックキックトントン。 「ひるはカンカン日のひかり  よるはツンツン月あかり  たとえからだがちぎれても  狐の生徒はそねまない。」 キックキックトントン、キックキックトントン。  四郎もかん子もあんまり嬉(うれ)しくて涙(なみだ)がこぼれました。  ...


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