カーボン

 

カーボン ( かーぼん )     カーボンについてまとめて読む

燃えかす。
燃焼しきれない状態にされ残った物。

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2010年01月14日 10:45:02
2010年01月20日 23:46:07
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毒瓦斯発明官 ――金博士シリーズ・5―― - 海野 十三
  • ...ルシン、イペリット、カーボンモノキサイド、どれが欲(ほ)しいかね」  下は人工灯(じんこうひ)の海、上は星月夜(ほしづきよ)、そして屋上は真暗(まっくら)だった。その真暗な屋上に立って、金博士は大きく両手をひろげる。 「そんなものは、どれも欲しくありません」  醤は人一倍大きな頭を左右に振る。 「ほう、これじゃ気に入らんのか」 「博士(せんせい)。余(よ)――いや私の欲しいものは、そんな従来(じゅうらい)から知れている毒瓦斯ではありません。そんな毒瓦斯は、吸着剤(きゅうちゃくざい)の活性炭(かっせいたん)と中和剤の曹達石灰(ソーダーせっかい)とを通せば遮(さえぎ)られるし、ゴム衣(い...
独本土上陸作戦 ――金博士シリーズ・3―― - 海野 十三
  • ...(せっぱん)委員長のカーボン卿(きょう)は、金博士が、あまりにも空爆下(くうばくか)に無神経でありすぎるのに愕(おどろ)き、周章(あわ)てて持薬(じやく)のジキタリスの丸薬(がんやく)をおのが口中(こうちゅう)に放りこむと、金博士を桟橋(さんばし)の上に積んだ偽装火薬樽(ぎそうかやくだる)のかげに引張りこんだ。 「ああカーボン卿、ドイツ空軍のために、こんなに行(ゆ)き亘(わた)って爆撃されたのでは、借間(しゃくま)が高くなって、さぞかし市民はたいへんであろう」 「おお金博士。仰有(おっしゃ)るとおりです。借間の払底(ふってい)をはじめ、そのほかわれわれイギリス国民を困らせることが実に夥(お...
難船小僧 - 夢野 久作
  • ...光(しょく)の電球のカーボンだけが、赤い糸か何ぞのようにチラチラとしか見えていない。そこを二三度も石炭籠(すみかご)を担いで往復してから急に上甲板(じょうかんぱん)の冷(つ)めたい空気に触れると、眼がクラクラして、足がよろめいて、鬼のような荒くれ男が他愛なくブッ倒(た)おれるんだ。ところがブッ倒(た)おれたと見ると直ぐに、兄イ連(れん)が舷側(ふなばた)に引(ひき)ずり出して頭から潮水(しおみず)のホースを引っかけて、尻ペタを大きなスコップでバチンバチンとブン殴るんだから、息のある奴なら大抵驚いて立ち上る。 「見やがれ。コン畜生(ちくしょう)。死(くた)ばるんなら手際よくクタバレ」  とい...
犬物語 - 内田 魯庵
  • ...(も)つと馬鹿な奴はカーボンやプラチナ板に撮した自分の写真を恭(うやう)やしく送つて来る奴もある。イヤハヤお咄しにならんが、旦那は這般(こん)な連中(てあひ)を寛大(おほめ)に見て在らツしやるんだ。  一番繁く出入して当人|慥(たしか)に聟君(むこぎみ)登第(とうだい)の栄(えい)を得る意(つもり)で己惚(うぬぼ)れてゐるのが、大学の学士で某省の高等官とかを勤める華尾(はなを)高楠(たかくす)、仝(おな)じく留学生候補の学士ださうで今は或る私立学校の哲学と歴史の講師をしてゐる御園(みその)草四郎(くさしらう)、自称青年政事家で某新聞のパリ/\[「パリ/\」に傍点]記者とかいふ大洞(おほゞら)...
悲しい誤解 - 豊島 与志雄
  • ...黙々と謄写している。カーボン紙のインクがにじめば主任に叱られるので、ペン先きを機械のように動かしている。衝立の向うからは、タイプの音が断続的に聞えてくる。かすかな笑い声も時々するが、それだって、退屈しきってる笑い方だ。  不思議な会社である。統計だとか、商事だとか、製作だとか、別々の会社になっているが、同じビルの中に雑居していて、大元は一つのものだ。代理販売部までもある。進駐軍関係の委託の仕事が、最近先方に接収されてしまったので、人員はだぶついている。午の休憩時間は、二時頃までだらだらと延びる。それもまた却って、こういうオフィスでは退屈の種だ。  タイプの音が一番先に初まる。窓際に頬杖をつ...


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