クラシカ

 

クラシカ ( くらしか )     クラシカについてまとめて読む

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2010年01月8日 20:01:03
2010年01月8日 20:06:10
2010年01月8日 20:16:01
2010年01月8日 20:16:02
2010年01月19日 14:56:07

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ルクレチウスと科学 - 寺田 寅彦
  • ...の人とがある。解析型クラシカル型の人は多く後者に属し、幾何型ロマンチック型の学者は前者に属するのは周知の事実である。暗示に対して耳と目を閉じないタイプの学者ならば、ルクレチウスのこの黙示録から、おそらく数限りない可能性の源泉をくみ取る事ができるであろう。少なくもあるところまで進んで来て行き詰まりになっている考えに新しい光を投げ、新たな衝動を与える何物かを発見する事は決して珍しくはあるまいと思うのである。  要するにルクレチウスは一つの偉大な科学的の黙示録(アポカリプス)である。そのままで現代の意味における科学書ではもちろんありうるはずがない。もしこの書の内容を逐次に点検して、これを現在の知識...
硝子戸の中 - 夏目 漱石
  • ...毫(ごう)も古典的(クラシカル)な響を私に与えなくなった。同時に彼はしだいに宅のものから元(もと)ほど珍重されないようになった。  ヘクトーは多くの犬がたいてい罹(かか)るジステンパーという病気のために一時入院した事がある。その時は子供がよく見舞(みまい)に行った。私も見舞に行った。私の行った時、彼はさも嬉しそうに尾を振って、懐(なつ)かしい眼を私の上に向けた。私はしゃがんで私の顔を彼の傍(そば)へ持って行って、右の手で彼の頭を撫(な)でてやった。彼はその返礼に私の顔を所嫌(ところきら)わず舐(な)めようとしてやまなかった。その時彼は私の見ている前で、始めて医者の勧(すす)める小量の牛乳を呑...
木蔭の椽 - 宮本 百合子
  • ...其一声の鶯は、東雲のクラシカルな藍と茜の色どりと相俟って、計らずも心のおどるような日本の暁の風趣を私の胸に送りこんだ。同時に、私は初めてほんとの鶯を聴いたような新鮮な歓びを感じた。――和歌や俳句の夥しい駄作で、こうも陳腐化されなかった太古の。――  今、若葉照りの彼方から聞えて来るその声は、私に、八月頃深い山路で耳にする藪鶯の響を思い出させた。板谷峠の奥に、大きい谿川が流れて居る。飛沫をあげて水の流れ下る巖角に裾をまくった父が悠々此方を向いて跼んで居る。風で、彼方の崖の樹が戦ぐ。その時、川瀬の音を縫い乍ら、静かに聞えた藪鶯のホーホケキョ。――午後が、ひどくひっそりと永く感じられた。 ...
死後の恋 - 夢野 久作
  • ...っていた楽譜はみんなクラシカルな王朝文化式のものばかりで、今の民衆の下等な趣味には全く合いません。そればかりでなく、ウッカリ赤軍の中で、そんなものをやっていると身分が曝(ば)れる虞(おそ)れがありますからね。……ですから一生懸命に隙を見つけて、白軍の方へ逃げ込んで来たのですが、それでもどこに赤軍の間諜(かんちょう)が居るかわかりませんからスッカリ要心をして、口笛や鼻唄にも出しませんでしたが、その苦しさといったらありませんでした。上手なバラライカや胡弓の音(ね)を聞くたんびに耳を押えてウンウン云っていたのですが……そうして一日も早く両親の処へ帰りたい……上等のグランドピアノを思い切って弾いてみた...
彫刻家の見たる美人 - 荻原 守衞
  • ...美とかに重きを置いたクラシカルのもので、美人を其まゝ美人として現はしたものは希臘の昔に溯らねばならぬ。希臘には雄壯なることアポロのやうなものもあるが、又ミローや、メディスのヴィナス、デアナの如(や)うな美しい女神もある。  さて斯かる美人を彫刻せんには、藝術家は何ういふ態度に出づべきものであらうか。豫め自分の心の中に、こんな美人を拵へて見やうと考へて、それに類似したモデルを探してかかるのであらうか。此れが考を要するところである。成程其中には隨分こんな考で以て、やつてる人はないでもない。何うも彼(あ)のモデルは胴がよかつたが頸がわるいので、他から頸を求め、顏は又別のモデルを使つたが、鼻が低かつ...


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