クリスト

 

クリスト ( くりすと )     クリストについてまとめて読む

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2010年01月6日 15:40:01
2010年02月5日 18:51:00
2009年11月2日 03:56:07
2009年11月2日 04:16:06
2009年11月2日 10:40:25

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あの頃の自分の事 - 芥川 竜之介
  • ...偶然同時に「ジアン・クリストフ」を読み出して、同時にそれに感服してゐた。だからかう云ふ時になると、毎日のやうに顔を合せてゐる癖に、やはり話がはずみ勝ちだつた。すると二人のゐる所へ、給仕の谷がやつて来て、相場の話をし始めた。それも「まかり間違つたら、これになる覚悟でなくつちや駄目ですね」と、手を後へまはして見せたのだから盛である。成瀬は「莫迦(ばか)だな」と云つて、取合はなかつたが、当時「財布」と云ふ小説を考へてゐた自分は、さまざまな意味で面白かつたから、食事をしまふまで谷の相手になつた。さうして妙な相場の熟語を、十ばかり一度に教へられた。  午後は講義がなかつたから、一白舎を出ると二人で、近...
人間失格 - 太宰 治
  • ...らではなく、また勿論クリスト主義のためでもなく、人間が、葉蔵という自分に対して信用の殻を固く閉じていたからだったと思います。父母でさえ、自分にとって難解なものを、時折、見せる事があったのですから。  そうして、その、誰にも訴えない、自分の孤独の匂いが、多くの女性に、本能に依って嗅(か)ぎ当てられ、後年さまざま、自分がつけ込まれる誘因の一つになったような気もするのです。  つまり、自分は、女性にとって、恋の秘密を守れる男であったというわけなのでした。    第二の手記  海の、波打際、といってもいいくらいに海にちかい岸辺に、真黒い樹肌の山桜の、かなり大きいのが二十...
一九二三年夏 - 宮本 百合子
  • ...に及ぼす影響。  クリストへの愛、研究が深くなるにつれ、自分のキリスト的顔と、一村人としての性格との間の矛盾におそれを抱く。女達の崇拝する心持に対する自嘲、不幸な、苦しみ多き人間として生活するその内面を描いて見たい。      ◎標準時計  絶対に狂わず正確なもの と云う  それを或日本の海軍将官が英国で買った。六年の間に一分進んだばかりなので、この次英国に行った時、店に行ってほめた。そしたら、六年の間に 例え 一分でも進むようなことがあったら、標準時計にはなりません。これは久しい間試験したのですからと云って、新らしい別なのと代えてくれた。  この話を基ちゃんからきき、自分は...
或阿呆の一生 - 芥川 竜之介
  • ...エテは彼の目には詩人クリストよりも偉大だつた。この詩人の心にはアクロポリスやゴルゴタの外にアラビアの薔薇さへ花をひらいてゐた。若しこの詩人の足あとを辿(たど)る多少の力を持つてゐたらば、――彼はデイヴアンを読み了(をは)り、恐しい感動の静まつた後、しみじみ生活的|宦官(くわんぐわん)に生まれた彼自身を軽蔑せずにはゐられなかつた。      四十六 ※  彼の姉の夫の自殺は俄かに彼を打ちのめした。彼は今度は姉の一家の面倒も見なければならなかつた。彼の将来は少くとも彼には日の暮のやうに薄暗かつた。彼は彼の精神的破産に冷笑に近いものを感じながら、(彼の悪徳や弱点は一つ残らず彼にはわかつて...
或恋愛小説 - 芥川 竜之介
  • ...ランの書いたジャン・クリストフとワッセルマンの書いたダニエル・ノオトハフトとを一丸(いちがん)にしたような天才です。が、まだ貧乏だったり何かするために誰にも認められていないのですがね。これは僕の友人の音楽家をモデルにするつもりです。もっとも僕の友人は美男(びなん)ですが、達雄は美男じゃありません。顔は一見ゴリラに似た、東北生れの野蛮人(やばんじん)なのです。しかし目だけは天才らしい閃(ひらめ)きを持っているのですよ。彼の目は一塊(いっかい)の炭火(すみび)のように不断の熱を孕(はら)んでいる。――そう云う目をしているのですよ。  主筆 天才はきっと受けましょう。  保吉 しかし妙子は外交官...


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