クレール

 

クレール ( くれーる )     クレールについてまとめて読む

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2009年12月6日 01:21:07
2009年11月18日 05:55:24
2009年11月17日 23:10:48
2010年01月30日 17:21:05
2009年11月18日 06:00:23

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映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21]) - 寺田 寅彦
  • ...であり、日本のルネ・クレールであろう。こういつまでも外国のものの封切りを追いかけては感心させられる事に忙しいのでは困るという気もした。  これより前にソビエト映画「婦人の衛生」を見た。これは「三文オペラ」とは全然別の畑のもので、ほとんど純粋な教育映画としか思われないものであったが、それでも一つ一つのシーンにもまた編集の効果にもなかなか美しいものが多数に見られるのであった。ムジークのお客さんには少しもったいなくもあるし、またわかりにくそうにも思われるくらいであった。ただこの映画を見ているうちに感じた一つのことは、この映画に使われている子供や女工や、その他の婦人の集団やがちょうど機械か何かのよう...
映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22]) - 寺田 寅彦
  • ...深くするものはルネ・クレール最近の作品「七月十四日」(パリ祭―この訳名は悪い)である。この映画も言わばナンセンス映画で、ストーリーとしては実にたわいないものである。しかし、アメリカ人のナンセンスとは全く別の種類に属するナンセンス芸術である。「猿蓑(さるみの)」や「炭俵」がナンセンスであり、セザンヌやルノアルの絵がナンセンスであり、ドビュシーやラベールの音楽がナンセンスであると同じような意味において立派なナンセンス芸術であるように思われる。  場面から場面への推移の「うつり」「におい」「ひびき」には、少しもわざとらしさのない、すっきりとして気のきいた妙味がある。これは俳諧(はいかい)の場合と同...
映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24]) - 寺田 寅彦
  • ...である。  ルネ・クレールでもデュヴィヴィエでも配役の選択が上手(じょうず)である。いくらはやりっ子のプレジアンでも、相手がいつも同じ相手役では、結局同じ穴のまわりをぐるぐる回ることになるであろう。  このあいだ見た蒲田(かまた)映画「その夜の女」などでも日本映画としては相当進歩したものではあろうが、しかし配役があまりに定石的で、あまりに板につき過ぎているためにかえってなんとなくステールな糠味噌(ぬかみそ)のようなにおいがして、せっかくのネオ・リアリズムの「ネオ」がきかなくなるように感ぜられた。これは日本映画の将来の改善のために根本的な問題を提供するものだと思われる。      二 ...
音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」 - 寺田 寅彦
  • ...あろう。それにしてもクレールの「パリの屋根の下」や「自由をわれらに」のようなものに比べると、どうしても少しごたごたした感じのするのはやむを得ない。  しかしこの映画はまたまさにそういう点から見て、未来の音映画の進化の径路を暗示するものと思われる。この映画の傾向を次第に発展させて行けば結局は日本固有の俳諧連句(はいかいれんく)を視覚化したようなものに近づいて行くであろうと思う。私は日本の一流の映画家、音楽家、俳人が力を合わせて、西洋人に先鞭(せんべん)をつけられないうちに、一日も早くオリジナルで芸術的でしかも大衆的におもしろい俳諧連句的映画の創作に着手する事を切望するものである。 (昭和七年...
風景 - 豊島 与志雄
  • ...せる情景である。――クレールの「自由を吾等に」、ルノアールの「どん底」、チャップリンの「モダン・タイムス」、其他の映画が最後に取上げてる情景である。  それが人の心を慰め微笑ませる所以は、たとい彼等が其処で一片のパンを食いつくそうとも、前途には、多くのパンがあり、多くの仕事があり、要するに、自由な新たな生活があるからである。現実にあるのではないが、あるだろうという予想或は予約が、現実の姿を取っているからである。  豊かな自然のなかでは、予想或は予約が如何に容易く現実の姿を取ることぞ。豊かな自然のなかに飢えてる動物を想像することは、甚しく困難である。  現実に、襤褸をまとい、小さな包みを提...


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