ケルト

 

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2009年12月8日 18:10:01
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2009年11月16日 20:40:43
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あの頃の自分の事 - 芥川 竜之介
  • ...士の講義(題目はリツケルトの哲学だつた。これが自分が聞いた中では最も啓発される所の多かつた講義である)をすませた後で、又成瀬と凩(こがらし)の吹く中を、わざわざ一白舎へ二十銭の弁当を食ひに行つたら、彼が突然自分に、「君は昨夜僕等の後にゐた女の人を知つてゐるかい。」と尋ねた。「知らない。知つてゐるのは隣の金と皮と骨と白粉とだけだ。」「金と皮と――何だい、それは。」「何でも好い。兎に角、後にゐた女の人ぢやない事は確だ。さうして君は又その女の人に惚れでもしたのかい。」「惚れる所か、僕も知らなかつたんだ。」「何だ、つまらない。そんな人間なら、ゐたつてゐなくたつて、同じ事ぢやないか。」「所がね。家に帰つ...
ラツパ - 新美 南吉
  • ...ラツパヲ ミミニ ツケルト ワタシノ コヱガ キコエマス。」ト イツテ ヤリマシタ。オヂイサンハ、ソノ ラツパヲ ミミニ アテテ ミマシタ。ソシテ、「アア キコエル キコエル、ナツカシイ ムスコノ コヱガ キコエル。」ト イツテ ヨロコビマシタ。ケレド ソレハ、オヂイサンノ ミミガ キイタノデハ アリマセン、ココロガ キイタノデス。 底本:「校定 新美南吉全集第四巻」大日本図書    1980(昭和55)年9月30日初版第1刷発行    1987年(昭和62)年2月15日第3刷発行 初出:「ひろった らっぱ」羽田書店    1950(昭和25)年5月1日 入力:高松理恵...
貉 - 芥川 竜之介
  • ...  イェエツは、「ケルトの薄明(うすあか)り」の中で、ジル湖上の子供たちが、青と白との衣(きもの)を着たプロテスタント派の少女を、昔ながらの聖母マリアだと信じて、疑わなかった話を書いている。ひとしく人の心の中に生きていると云う事から云えば、湖上の聖母は、山沢(さんたく)の貉と何の異る所もない。  我々は、我々の祖先が、貉の人を化かす事を信じた如く、我々の内部に生きるものを信じようではないか。そうして、その信ずるものの命ずるままに我々の生き方を生きようではないか。  貉を軽蔑すべからざる所以(ゆえん)である。 (大正六年三月) 底本:「芥川龍之介全集1」ちくま文庫、筑摩書房...
世界怪談名作集 09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 - ドイル アーサー・コナン
  • ...機関長はわが船員中のケルト人のあいだには、前兆を予言する人として相当の声価を有しているのである。  冷静な、実際的なこの人種に対して、迷信がかくのごとき勢力を有していたのは、実に不思議である。もし私がみずからそれを観たのでなかったらば、その迷信が非常に拡がっていることを到底(とうてい)信じ得なかったであろう。今度の航海で、迷信はまったく流行してしまった。しまいには私もまた、土曜日に許されるグロッグ酒と適量の鎮静薬と、神経強壮剤とをあわせ用いようかと、心が傾いてくるのを覚えてきた。迷信のまず最初の徴候はこうであった――。  シェットランドを去って間もなく舵輪(ホイール)にいた水夫たちが、何物...
消息一通 一九二四年一月一日マールブルク - 三木 清
  • ...ません。彼は最初リッケルトの弟子であり、後にはリッケルトを離れてフッサールに就き、今はまたフッサールに対しても批評的となつて、むしろディルタイなどの考へを進めてゆかうとしてをるやうに見えます。或る日私がリッケルトと話しましたとき、リッケルトが「ハイデッゲルは非常に天分の豊かな男であるから、彼の思想はこれから後もまだまだワルデルンするでせう」と云つたのを覚えてゐます。今の独逸に於ける唯ひとりのアリストテレス学者として、中世哲学に深い理解のある人として、ハイデッゲルを推す人はかなり多いやうです。それは例へばギリシア哲学史家のホフマンからも、言語学者フリードレンデルからも私が直接に聞いたことです。ハ...


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