コロン

 

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2010年01月9日 04:26:04
2009年12月6日 07:15:58
2009年12月8日 18:30:04
2009年12月4日 16:06:07
2009年12月5日 11:41:09

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外来語所感 - 九鬼 周造
  • ...まるでシンガポールかコロンボか、そういう植民地のような印象を受ける、新聞をちょっと読んでも外来語があとからあとへ出てきて何だか恥かしく思うというようなことを述べた。記者はあまり面白くもない感想だといった顔をしながら万年筆を走らせていた。しかし足かけ九年ぶりに日本へ帰ってきた当時のことであるから、故国の文化に対する私の印象はかなり新鮮なものではあったと思う。それ以来、私は筆をとっても特に止むを得ない場合のほかはなるべく外来語を用いないことにしている。  一昨年の夏のことであった。夕方ぶらりと上野公園から根岸の方へ歩いて行ってみると「根岸盆踊」という広告が方々に貼ってあった。やがて広場に出ると囃...
「語られる言葉」の美 - 岸田 国士
  • ...範囲では、ヴィユウ・コロンビエ座のジャック・コポオは、鼻も特別大きかつたが、その小鼻の巧みな動かし方に於いて、正に巴里の群優を抜いてゐた。例へば、小鼻をいつぱいに膨らまして、鼻の下を心持ち長くすると、それだけで、「君が今云つたことは、そりや嘘だらう」といふ意味をはつきり表はしてゐるのである。かうなると、これはもう立派な「言葉」である。  まして、「言葉」の間接手段たる身ぶり、手つき、その他一切の科(しぐさ)は、顔面の表情と共に、ある場合にはそれのみで人間の思想感情を的確に伝へるものである。そこから、黙劇が成立するのであるが、そして、日本人は最も黙劇のへたな国民であるが、それはそれとして、「語...
バルザックに対する評価 - 宮本 百合子
  • ...た。例えばメリメは「コロンバ」や「カルメン」において。ゴオチェは華美なアントニーとクレオパトラのロマンスの描写において。デュマはその歴史小説において。  金くさい卑俗な利害のために日夜|鎬(しのぎ)を削るブルジョア共の社会生活に反抗するこれらのロマンチスト作家たちが互に「焔の如く燃ゆる人々」として結合し合い、互の独創性を尊敬し、創作をたすけあい刺戟しあったばかりでなく、この時代は、フランス芸術の歴史にとって謂わば「ルネッサンスの運動にも似たような運動が人々の心を捉えてしまった」特別な一時代であった。作家は作家同士、意気投合して結ばれ合ったばかりではなかった。文学と音楽、音楽と絵画と、それぞれ...
劇作家としてのルナアル - 岸田 国士
  • ...録を編んだヴィユウ・コロンビエ座は、首脳コポオ自らの主演で此の作を舞台にかけた。 『日々の麺麭』とは家庭で常食に用ふる並製の麺麭である。それが何を意味してゐるかは一読すればわかる。  二人の人物は、何れも有閑階級の紳士淑女である。巴里社交生活を代表する相当教養ある男女と見ていゝ。 『別れも愉し』(Le Plaisir de Rompre)は一八九七年三月エコリエ社で上演せられ、現に、これも『人参色の毛』と共にコメディー・フランセエズの上演目録中に加へられてある。人物は、この方は、寧ろプチ・ブウルジュワとも称せらるべき小有産階級に属する男と、ドゥミ・モンドとまでは行かないが、それに似た...
劇壇暗黒の弁 - 岸田 国士
  • ...また実際、ヴィユウ・コロンビエ座のやうに有名な劇団でさへ、素人俳優が堂々と舞台に立つ有様であつたが、これらの劇団によつて演ぜられる脚本は、如何に独創的なもの、如何に新奇な様式を取り入れたものと雖も、決して、職業俳優の「表現能力」を越えたものなどはなく、却つて、本を洗へば、その脚本の作者達は、いつかどこかで観た「職業俳優」の演技から、貴重な示唆を与へられ、劇的|幻象(イメエジ)の構成に、決定的な基礎を求めてゐることがわかるのである。  日本の洋画家が、よく、かういふことを云ふ。――西洋で描いたやうな油絵の色は、日本に帰ると、どうしても出なくなる。自然をモデルとする関係で、自然そのものの相違が、...


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