トルコ

 

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2009年12月23日 21:26:25
2009年12月23日 23:56:22
2009年10月25日 16:30:00
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戦雲を駆る女怪 - 牧 逸馬
  • ...ってしまった。  トルコに教育制度の変革が起こって、その委員会が生まれると、第一着手として、百五十人のトルコの学生を外国に留学させることになった。人選もすんで、さてどこに遣(や)ろうという段になって、それが問題だ。衆議まちまち、なかなか決まらない。  騒いでいると、英仏独のいわゆる三先進国が、めいめい自分の国へ来てもらいたいので、それぞれ有利な条件を持ち出し、自己宣伝をやって、まるで宿屋の客引きのように、ここに猛烈な留学生の争奪戦が開始される。  トルコの学生なぞどこへ留学しようと、ヨーロッパの大勢にはいっこう関係ないようだが、それがそうでない。というのはいまでこそ書生だが、みな一粒|選...
ヤトラカン・サミ博士の椅子 - 牧 逸馬
  • ...赤土のような土耳古(トルコ)珈琲のほかに、ジャマイカ産の生薑(しょうが)水をも売っていた。それには、タミル族の女給の唾(つば)と、適度の蠅(はえ)の卵とが浮かんでいた。タミル人は、この錫蘭(セイロン)島の奥地からマドラスの北部へかけて、彼らの熱愛する古式な長袖着(キャフタン)と、真鍮(しんちゅう)製の水甕(みずがめ)と、金いろの腕輪とを大事にして、まるで瘤牛(ジイプ)のように山野に群棲(ぐんせい)していた。それは「古代からそのままに残された人種」の一つの代表といってよかった。彼らは、エルカラとコラヴァとカスワとイルラの四つの姓閥(ケイスト)からできあがっていた。そして、そのどれもが、何よりも祖...
ビジテリアン大祭 - 宮沢 賢治
  • ...へんよろこびました。トルコからの六人の人たちと、船の中で知り合いになりました。その団長は、地学博士でした。大祭に参加後、すぐ六人ともカナダの北境を探険するという話でした。私たちは、船を下りると、すぐ旅装(りょそう)を調えて、ヒルテイの村に出発したのであります。実は私は日本から出ました際には、ニュウファウンドランドへさえ着いたら、誰(たれ)の眼(め)もみなそのヒルテイという村の方へ向いてるだろう、世界中から集った旅人が、ぞろぞろそっちへ行くのだろうから、もうすぐ路(みち)なんかわかるだろうと思って居(お)りました。ところが、船の中でこそ、遇然(ぐうぜん)トルコ人六人とも知り合いになったようなもの...
野道 - 幸田 露伴
  • ...ょく)の土耳古帽子(トルコぼうし)に黒い絹(きぬ)の総糸(ふさいと)が長く垂(た)れているのはちょっと人目を側立(そばだ)たせたし、また他の一人の鍔無(つばな)しの平たい毛織帽子に、鼠甲斐絹(ねずみかいき)のパッチで尻端折(しりはしょり)、薄(うす)いノメリの駒下駄穿(こまげたば)きという姿(なり)も、妙な洒落(しゃれ)からであって、後輩の自分が枯草色(かれくさいろ)の半毛織の猟服(りょうふく)――その頃(ころ)銃猟(じゅうりょう)をしていたので――のポケットに肩(かた)から吊(つ)った二合瓶(にごうびん)を入れているのだけが、何だか野卑(やひ)のようで一群に掛離(かけはな)れ過ぎて見えた。 ...
勉強記 - 坂口 安吾
  • ...ラをもらった。  トルコ語とアラビヤ語を一ヶ年半にわたって覚える。授業は毎日夜間二時間。そうして、一年半の後、メッカ、メジナへ巡礼にでかける。回教徒の志望者をつのるビラであった。  その日から、締切の最後の日まで、按吉は真剣に考えた。メッカ、メジナへ行きたくなってきたのである。  そのころ彼は、ちょうどある回教徒の聖地巡礼の記録を読んだ直後であった。巡礼者の大群はアラビヤの沙漠を横断して、聖地へ向って、我武者羅(がむしゃら)な旅行をはじめる。信仰の激しさが、旅行の危険よりも強い。そこで、食料の欠乏や、日射病や、疫病(えきびょう)で、沙漠の上へバタバタ倒れる。その屍体をふみこえて、狂信の群...


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