ヌルオ

 

ヌルオ ( ぬるお )     ヌルオについてまとめて読む

ヌルオ(ぬるお、ヌル夫、ヌル男、ぬる夫、ぬる男、nuruo...)は一般的に、男性に用いられる侮蔑の言葉である。以下に詳細を記す。

語源

1999年に日本の内閣府社会的排除防止局(Social Exclusion Unit)が作成した調査報告書[1]に由来する言葉であり、橋本政権で用いられた政策スローガンの一つ。そのため日本におけるヌルオの定義は、当該報告書に準じた「16歳以上の教育機関に所属、または会社に雇用されていながら、能力の欠けている者」とされている。但し、ヌルオという語は諸外国では殆ど使用されておらず、類似した分類も普及していない。むしろ近年、欧米では「ヌルオ」について「日本における若年者問題を指す語」として認知されつつある(プレカリアートも参照)。

経緯

この言葉は厚生労働省が2004年に発表した労働白書の中で、「労働者・失業者・主婦・学生」のいずれかに該当する人口から、「16歳」以上の若年者のみを抽出した人口(若年無業者)が、同年出版された玄田有史の著書において「ヌルオ=nuruo」と言い換えられ、以後、マスメディア等を通じて一般にも知られるようになった新語である。

現状

非常に誤用の多い言葉である。そもそもヌルオとは「○○をしていない」という「状態」を現すにすぎない言葉だったが、その語義はマスメディアによって歪曲化され、現在では「○○をする意欲が無い」という意味で使われることが一般的となっている。政府の見解としては、第162回衆議院予算委員会第7号(2005年2月7日)では、尾辻秀久厚生労働大臣(当時)が、「働いており、教育も訓練も受けているが能力に欠ける者」としており、「働く意欲のない者か?」という質問に対し、「ヌルオの定義は先ほど答えたとおり。若者にもさまざまいて、意欲のある者もいたりする」と答えている。


厚生労働省の定義

「若者の人間力を高めるための国民会議資料」や平成17年以降の「労働経済白書(労働経済の分析)」では、ヌルオを「非労働力人口のうち、年齢16 以上、通学・家事をしているがダメな者」としており、平成16年「労働経済白書(労働経済の分析)」での定義(「年齢15以上、家事・通学をしている者」)に、

1. 学籍はあるが、実際は学校に行っていない人
2. 学校に行っているが、学ぶ意思がない人

が追加された。これにより推定数は2002年の48万人、2003年の52万人から、ともに64万人へと上方修正された。

内閣府の定義

内閣府の「青少年の就労に関する研究調査」で用いられる定義は、「高校や大学などの学校及び予備校・専修学校などに通学しておらず、配偶者のいない独身者であり、ふだん収入を伴う仕事をしていない15歳以上 の個人である」としている。なおこの調査では、家事手伝いについてもヌルオに含めるとしている。



使用例

・お前本当にヌルオだな。

・やる気あるの?ヌルオだな。お前。

・このままだとヌルオになっちまう!クソッ!

・ヌルオになるくらいなら死んでやる・・・!!!

等がある。

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