ムラムラ

 

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2009年12月6日 17:06:27
2009年12月9日 10:41:04
2009年12月25日 18:15:01
2010年01月19日 23:55:05
2009年12月9日 10:01:09

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「ムラムラ」を含む小説

投手殺人事件 - 坂口 安吾
  • ...しいものでした。私はムラムラ癪にさわったのです」 「なるほど。それだけですか」 「それで充分じゃありませんか」 「あなたは煙山氏に会いませんでしたか」 「会いません」 「大鹿君に会ったのは何時ですか」 「正午から三十分ぐらい」 「いいえ、昨夜の訪問時刻をおききしているのです」  光子はチラと反抗の色をみせたが、投げすてるように云った。 「九時半ぐらいでしょうよ。何の用もなかったのよ。ただ、河原町四条の喫茶店で、中学生が大鹿さんの話をしていたのです。青嵐寺の隣のアトリエにいると話しているのを小耳にはさんだので、何の用もなく、ブラブラ、行ってみる気になっただけ」 「そのとき、一...
文化祭 - 坂口 安吾
  • ...を困らせてやりたいとムラムラと殺気立ったが、待て待て、要するにまたバス代の立てかえをさせられるのが天の定めであろう、とても芋との合戦には勝味がないと悟って、やめにしたのである。 底本:「坂口安吾全集 14」筑摩書房    1999(平成11)年6月20日初版第1刷発行 底本の親本:「小説新潮 第八巻第九号」    1954(昭和29)年6月1日発行 初出:「小説新潮 第八巻第九号」    1954(昭和29)年6月1日発行 入力:tatsuki 校正:小林繁雄 2006年9月16日作成 青空文庫作成ファイル: このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(...
赤蛙 - 島木 健作
  • ...自分なのだが、怒りがムラムラと発して来てどうにもならなかつた。この堪(こら)へ性(しやう)のなさもやはり病気が手伝つてゐた。無理をして余裕をつくり、いろいろ楽しい空想をして来たのにと思ふと、読むために持つて来た本を見てさへいまいましくてならない。不機嫌を通り越して毒念ともいふべきものがのた打つて来た。食欲は全くなかつた。時分どきになると、無表情な無愛想な女が、黙つてはひつて来て、料理の名をならべた板を黙つて突き出す。こつちも黙つて、ろくすつぽう見もしないで、そのなかのどれかこれかを、指の頭でおす。  新しい宿を探して見ようといふ気力さへなかつた。さうかといつてさつさと引きあげて帰るといふ決断...
禰宜様宮田 - 宮本 百合子
  • ...わされた溝のように、ムラムラ、ムラムラと何も彼も一どきにごた混ぜになって互に互を穢し合いながら湧き出して来る。  そうするともう真暗になってしまう彼女は、訳も分らず叱りつけ、怒鳴りつけ、擲(なぐ)り散らす。  けれども、すぐ旋風が過ぎてしまうと、後には子供達に顔を見られるのも堪らないような気恥かしさが残るので、彼女は照れ隠しにわざとどこかへ喋りに飛び出してしまうのである。  妙にぎごちない、皆が各自の底意を見抜きながら、僅かの自尊心で折れて出る者は独りもないような生活が彼女にとってもはやうんざりして来たとき、思いがけずに海老屋の番頭が、欲しいものを要求してくれと云って来たときには、もう何...
明治開化 安吾捕物 07 その六 血を見る真珠 - 坂口 安吾
  • ...室へ立ち去ったから、ムラムラと悪心を催した。おキンの私室を訪れて、これを手籠(てごめ)にしたのが運の尽きさね。八十吉はその心構え細心な潜水夫だから、ガサツな水夫どもの酔いッぷりは肌に合わなかったろう。おキンのことで何かにつけて水夫どもにからまれもしよう。長座に堪えがたかったのは当然だな。一足先に戻ってみるとおキンの部屋から畑中が出ようとするのにバッタリ出合う。平素は一点非のうちどころもない船長だから、八十吉はとッさに怪しむ心も起らなかったかも知れないが、これには畑中の方が驚いたに相違あるまい。室内へはいられては困るから、その場をごまかして、言葉巧みに八十吉を誘い、デッキへ連れ去る。オレが見てい...


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