ランタン

 

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2009年12月5日 12:26:10
2010年01月8日 13:06:30
2010年01月8日 13:06:31
2009年05月20日 21:40:04
2009年12月3日 16:56:01

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「ランタン」を含む小説

独本土上陸作戦 ――金博士シリーズ・3―― - 海野 十三
  • ...地酒窟(じざけくつ)ランタンに現れ、午後十一時十五分……」  どこまで読んでいっても、金博士が酒を飲む報告書ばかりであった。将軍は、うんざりしてしまった。  気をつけていると、毎日毎夜、集ってくるどの報告書も、飲酒の実績報告ばかりであって、その中に只の一枚も、「金博士は、机に向い、設計用紙を前にして、計算尺(けいさんじゃく)をひねりつつあり」とか「金博士、只今、バーミンガムの特殊鋼(とくしゅこう)工場へ、マンガン鋼(こう)五十トンの注文を発せり」などという工作関係のニュースは入っていなかったのである。ゴンゴラ総指揮官は、飛行機にのって特殊飛行をやってみたい衝動(しょうどう)に駆(か)られて...
ヒウザン会とパンの会 - 高村 光太郎
  • ...山省三が「カフエ プランタン」をはじめたのもその頃であり、尾張町角には、ビヤホール「ライオン」があって人気を独占していた。ライオンではカウンター台の上に土で作ったライオンの首が飾ってあって、何ガロンかビールの樽(たる)が空くと、その度毎にライオンが「ウオ ウオ」と凄じい呻(うな)り声を発する仕掛であった。 「カフエにて」と題する当時の短い詩に、 泥でこさへたライオンが お礼申すとほえてゐる 肉でこさへたたましひが 人こひしいと飲んでゐる  ○ 無理は天下の醜悪だ 人間仲間の悪癖だ 酔つぱらつた課長殿よ さめてもその自由を失ふな というのがある。 ...
新派劇と新派俳優 - 岸田 国士
  • ...ある。イヴォンヌ・プランタンを求めてゐるのである。  さて、私がなぜこんなことを云ひ出したかといへば、私が、所謂新派劇の舞台なるものを観て、「なるほど、これが新派だな」と思つた部分は、俳優の「心がけ」一つで、どうにでも変へられるものらしく思はれたからである。そして、所謂新派俳優の強味は、「新派臭からざる部分」に於て、意外にも私の眼を惹いたからである。(一九二九・三) 底本:「岸田國士全集21」岩波書店    1990(平成2)年7月9日発行 底本の親本:「現代演劇論」白水社    1936(昭和11)年11月20日発行 初出:「悲劇喜劇 第六号」    1929(昭和...
単独行 - 加藤 文太郎
  • ...本谷と出合ってから、ランタンに火を点そうとすると蝋燭が雪で濡れジーと音がするばかりで火がつかぬ。しようがないからそのまま下る。懐中電燈を持っていれば大丈夫だったものをと今になって悔いてもおそい。ついに出合からちょっと下ったところで川の中へ飛込んでしまった。深さは一尺くらいだったらしいが転んだため腰から下全部濡れてしまう。この調子ではスキーを折る恐れがあると思ったので、ちょっとした岩陰で露営する。靴を脱いで足をルックザックの中に入れ、坐ると濡れたズボンが足に触って冷いので立ったまま夜通し起きていた。とても夜明けの待遠しかったことよ。幸い雪が盛んに降っていたので温度が高く、濡れた物も凍らず、凍傷は...
貝殻追放 002 新聞記者を憎むの記 - 水上 滝太郎
  • ...る。それにカフヱ・プランタンの(春の女)と(秋の女)が競爭でラヴしてゐたことなどは文壇では夙に誰も知りつくしてゐたが一般の世間はまだ餘り知つてゐない」といふ冒頭で、同じく廢嫡問題に言及し、最後に「それにつけても餘計なことだが、彼(あ)の派手な華やかな明るい感じを持つた(春の女)と淋しい靜かなおとなしい(秋の女)は君の歸朝したことを知つてゐるかどうか今は誰もその姿を見た者もない」と結んだ。  自分はカフヱ・プランタンといふ家に足を踏入れたのは前後三囘きりである。一體に日本のカフヱに集(あつま)る客の樣子が、自分のやうな性分の者には癪に障つて堪らず、殊に一頃半熟の文學者に限つてカフヱ邊りで、しだ...


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