リッツ

 

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2009年11月9日 15:21:06
2010年01月18日 09:01:16
2010年01月21日 12:36:13
2009年12月22日 22:11:03
2009年11月1日 21:16:49

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消息一通 一九二四年一月一日マールブルク - 三木 清
  • ...・ツァイトゥングにフリッツ・シュトリヒが、『現代に於ける精神歴史の本質と課題』と云ふ論文を寄せてゐました。シュトリヒは若い歴史学、殊に文学史や芸術史の傾向が Stil の歴史を目差してゐることを述べ、その代表者としてウェルフリンとグンドルフとを挙げました。新しい歴史学は「根本概念のイデーと創造的発展のイデー」とによつて古いヒストリスムスを破壊しました。「根本概念」は永遠に人間的な、本質的な実体であつて、この実体は歴史的現象の中に無限の姿をとつて繰り返し現はれるのです。あらゆる時代、凡ての民族に於いて、相異なる、創造的なる実現の形式をとりながら、しかも絶えずめぐり来る統一がシュティルと呼ばるべき...
犂氏の友情 - 久生 十蘭
  • ...「凶眼(ベーゼル・プリッツ)」日本ふうに言えば、れいの四白眼。その代表的なやつなんだからタジタジとなった。これゃア、えらいやつが現れて来たと思って、すくなからず萎縮していると、犂の先生は、いやに指の長い、仏手柑(ぶしゅかん)のような、黄ばんだ瘠せた手を差しのべながら、海洞(ほらあな)へ潮が差し込んで来るような妙に響のない声で、 「わたくしがゴイゴロフですが、あなたは?」  と、言いながら、いま言った、あまりゾッとしない眼でまともとこちらの顔を眺めた。  それにしても、これがゴイゴロフなら、石亭先生の描写した人間とはだいぶ懸隔(へだたり)があるようだ。先生の言われたところでは、おい、禿頭、...
世界怪談名作集 03 スペードの女王 - プーシキン アレクサンドル・セルゲーヴィチ
  • ...それに、死んだシャプリッツキイね――数百万の資産を蕩尽(とうじん)して、尾羽(おは)打ち枯らして死んだ――あの先生が、かつて若いときに三十万ルーブルばかり負けたことがあったのだ。よくは覚えていないが、たぶん相手はゾリッヒであったと思うがね。そこで先生、すっかり悲観してしまっていたところを、いつも若い者のでたらめな生活に対しては厳格であった僕の祖母がひどく同情して、生涯に二度と骨牌をしないという誓言をさせた上で、三枚の切り札の秘密を彼に授けて、順じゅんに賭けるように教えたのだ。そこで、シャプリッツキイは前に負けた敵のところへ出かけて行って、新手(あらて)の賭けをやった。初めの札で彼は五万ルーブル...
死までを語る - 直木 三十五
  • ...ンクル・ツィンクル・リッツル・スターが何うしたんだ」  と、すっかり、英語を馬鹿にした。いつも、六十五点か、七十点位であった。数学はから駄目。中学五年の時は、三角であるが、とうとう教員室へ行って 「私は、哲学か、文学をやるんです。それも、私立へ入るつもりですから、三角の必要は、絶対にないと思います。必要の無いものを、何も苦しんで勉強することもありませんから、三角はやりません」  と、云った。数学の先生は、その学期の初めに、大学を出てきた人で、若い、おとなしい人であった。笑って返事をしなかったので、そのまま出てきた。  当時は、新聞で「社会」という字をつかっても、睨まれた時代で「社会主義...
今日の文学と文学賞 - 宮本 百合子
  • ...ら始められているピュリッツァ賞、ソヴェト同盟のゴーリキイ賞、レーニン賞等のほかには、どんなものがあるのだろうか。  文化、文芸賞の数の多いことでは、今日、日本が第一位にあるのではないかと思われる。今度出版される昭和十四年度の『雑誌年鑑』の見本の一隅に、文化、文芸賞要覧というのがあって、そこを見たら帝国学士院賞や文化勲章までを入れて凡そ二十二種の賞の名が並んでいた。数の上では文運隆盛の趣を示しているかのようである。  一体、日本の現代文学の分野で、これだけあまたの賞というものはいつ頃、どのような社会の事情、文学の機運によって生れて来たものであろうか。文学に関する賞についてだけ考えて見ると、こ...


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