北陸道

 

北陸道 ( ほくりくどう )     北陸道についてまとめて読む

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2009年12月28日 22:52:00
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古狢 - 泉 鏡花
  • ...士が、そのまま中仙道北陸道を負(おぶ)い通いて帰国した、と言伝えて、その負さりたもうた腹部の中窪(なかくぼ)みな、御丈(みたけ)、丈余(じょうよ)の地蔵尊を、古邸(ふるやしき)の門内に安置して、花筒に花、手水鉢に柄杓(ひしゃく)を備えたのを、お町が手つぎに案内すると、外套氏が懐しそうに拝んだのを、嬉しがって、感心して、こん度は切殺された、城のお妾(めかけ)さん――のその姿で、縁切り神さんが、向うの森の祠(ほこら)にあるから一所に行こうと、興に乗じた時……何といった、外套氏。――「縁切り神様は、いやだよ、二人して。」は、苦々しい。  だから、ちょっとこの子をこう借りた工合(ぐあい)に、ここで道...
蓬生 - 与謝野 寛
  • ...に随従(ずゐしう)し北陸道の鎮撫に出掛けたと云ふ手紙や、一時|還俗(げんぞく)して岩手県の参事(さんじ)を拝命したと云ふ報知(しらせ)は、其の時々(とき/″\)に来たが、少(すこ)しの仕送(しおく)りも無いので、奥方は嫁入(よめいり)の時に持つて来た衣服(きもの)や髪飾(かみかざ)りを売食(うりぐひ)して日を送つた。実家(さと)の方は其頃|両親(ふたおや)は亡くなり、番頭を妹に娶(めあ)はせた養子が、浄瑠璃に凝(こ)つた揚句(あげく)店(みせ)を売払つて大坂へ遂転したので、断絶同様(だんぜつどうやう)に成つて居る。在所の者は誰も相手にせぬし、便(たよ)る方(かた)も無いので、少しでも口を減(へ...
礼厳法師歌集 - 与謝野 礼厳
  • ...月十九日参与所より、北陸道鎮撫の勅使高倉三位、四條大輔二卿の随従として使僧七人を出だすべき由を西本願寺に命ぜらる。即ち父は六人の使僧を選び、参与所及び法主の特命によりそれに主となりて同二十三日京都を出立す。若狭国小浜に至れば勅使より命あり。北陸道諸藩の情勢未だ一定せず、民心もまた恟恟たり。加ふるに北越の反勢日を追ひて猖獗ならんとす。北陸道は西本願寺の信徒多き土地なれば、使僧等は常に先発して社寺奉行及び各宗の寺院を集め、王政維新の御趣旨、幕府の罪状等を演達し太政官の大号令を諭示して、更に之を諸民に伝へしむべし。また行先ごとに国情を探りて報告し、兼ねて軍資の献納を勧誘すべしと。即ち各地に於て日夜前...
夜叉ヶ池 - 泉 鏡花
  • ...ないの。……これは、北陸道無双の霊山、白山、剣ヶ峰千蛇ヶ池の御公達(ごきんだち)より、当国、三国ヶ岳夜叉ヶ池の姫君へ、文づかいに参るものじゃ。 鯉七 おお、聞及んだ黒和尚(くろおしょう)。 蟹五郎 鯰入は御坊(ごぼう)かい。 鯰入 これは、いずれも姫君のお身内な。夜叉ヶ池の御眷属(ごけんぞく)か。よい所で出会いました、案内を頼みましょう。 蟹五郎 お使(つかい)、御苦労です。 鯉七 ちと申つかった事があって、里へ参る路ではあれども、若君のお使、何は措(お)いてもお供しょう。姫様、お喜びの顔が目に見える。われらもお庇(かげ)で面目を施します、さあ、御坊。 蟹五郎 さあ、御坊。 鯰入...
湯女の魂 - 泉 鏡花
  • ...学生が、一(ある)夏北陸道を漫遊しました時、越中の国の小川という温泉から湯女(ゆな)の魂を託(ことづか)って、遥々(はるばる)東京まで持って参ったというお話。  越中に泊(とまり)と云って、家数千軒ばかり、ちょっと繁昌(はんじょう)な町があります。伏木(ふしき)から汽船に乗りますと、富山の岩瀬、四日市、魚津、泊となって、それから糸魚川(いといがわ)、関(せき)、親不知(おやしらず)、五智を通って、直江津へ出るのであります。  小宮山はその日、富山を朝立(あさだち)、この泊の町に着いたのは、午後三時半頃。繁昌な処と申しながら、街道が一条(ひとすじ)海に添っておりますばかり、裏町、横町などと、...


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