十勝

 

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2009年10月20日 19:30:54
2009年10月20日 19:35:00
2009年11月29日 06:10:24
2009年12月29日 00:53:00
2009年11月1日 04:11:02

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菊池君 - 石川 啄木
  • ...竣工した曉には釧路、十勝、北見三國の呑吐港となり、單に地理的事情から許りでなく、全道に及ぼす經濟的勢力の上でも釧路が「東海岸の小樽」となる日が、決して遠い事で無いと信じて居た。されば、此釧路を何日まで「日報」一つで獨占しようとするのは無理な事で、其爲には、却つて「毎日」の如き無勢力な新聞を、生さず殺さずして置く方が、「日報」の爲に恐るべき敵の崛起(くつき)するのを妨げる最良の手段であると云ふのが此人の對「毎日」觀であつた。  にも不拘(かゝわらず)、此三人の人は、怎したものか、何か事のある毎に、「毎日」の行動に就いて少からず神經過敏な態度を見せて、或時の如きは、須藤氏が主として關係して居る漁...
日高十勝の記憶 - 岩野 泡鳴
  • 日高十勝の記憶 岩野泡鳴     オホナイの瀧  日高の海岸、樣似(しや(さ)まに)を進んで冬島を過ぎ、字山中のオホナイといふあたりに來ると、高い露骨な岩山が切迫してゐて、僅かに殘つた海岸よりほかに道がない。おほ岩を穿つたトンネルが多く、荷車、荷馬車などはとても通れない。人は僅かに岩と浪との間を行くのであつて、まごついてゐると、寄せ來る浪の爲めに乗馬の腹までも潮に濡れてしまふのだ。  或高い岩鼻をまはる時など、仰ぎ見ると、西日に當つて七色を映ずる虹の錦の樣なおほ瀧だ。その裾を、瀧に打たれながら、驅け拔けなければならなかつた。その次ぎのおほ瀧は高さ五十尺、幅七八尺、俗に白瀧と...
小熊秀雄全集-01 短歌集 - 小熊 秀雄
  • 小熊秀雄全集-1 短歌集 小熊秀雄 幻影の壺 けだものの子 産科院よるのさびしさ夕食の鈴のしづかに鳴りにけるかな おぎや……たかくさびしく産科院けだものの子のうまれけるかな けだものの子はかたくもろ手を胸にくみしつかりなにかにぎり居るかも うすら毛のけだものの子は四つ足をふんばりにつつ呼吸づきにけり けだものの子は昼としなればひそまりて小鼻かすかにうごめけるかも おそるおそるけだものの子の心臓のあたりに指を触れにけるかな けだものの子は瞼かすかにうごかしつ外面の草の戦(そよ)ぐきくかな けだものの子は生れながらにものを食(お
水の東京 - 幸田 露伴
  • ...)宕陰(とういん)二十勝記のおもかげの残れるかたも少からず。茗渓より下 ○稲荷河岸は小船への乗り場揚り場として古き人の能く知るところにして、美倉橋下左衛門橋浅草橋柳橋附近には釣船網船その他の遊船宿多し。神田川落口より下幾許ならずして隅田川には有名なる両国橋架れり。 ○両国橋の名は東京を見ぬ人も知らぬはなければ、今さら取り出でゝ語らでもありなん。橋の上流下流にて花火を打揚ぐる川開きの夜の賑ひは、寺門静軒(てらかどせいけん)が記しゝ往時(むかし)も今も異りなし。橋の下流|少許(しばし)にして東に入るの一水あり。これを ○竪川といふ。竪川は一之橋二之橋竪川橋三之橋新辻橋四之橋等の下を経て、大島...


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