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2009年10月18日 20:11:17
2009年12月27日 23:00:02
  • 博物館 - Seminar room - 博物 記事2を表示記事2を非表示 2009-12-27 23:00 記事の概要:
    博物館(広義のMuseum)(※野外博物館・エコミュージアム関連は「まちづくり」へ)日本博物館協会全国博物館検索全日本博物館学会日本学校博物館・大学博物館茨城県自然博物館スクールミュージアム朝倉高校博物館北海道大学総合博物
2009年05月29日 23:30:02
2009年11月11日 15:56:05
2009年12月14日 21:59:58

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開化の良人 - 芥川 竜之介
  • ...ぞや上野(うえの)の博物館で、明治初期の文明に関する展覧会が開かれていた時の事である。ある曇った日の午後、私(わたくし)はその展覧会の各室を一々|叮嚀(ていねい)に見て歩いて、ようやく当時の版画(はんが)が陳列されている、最後の一室へはいった時、そこの硝子戸棚(ガラスとだな)の前へ立って、古ぼけた何枚かの銅版画を眺めている一人の紳士(しんし)が眼にはいった。紳士は背のすらっとした、どこか花車(きゃしゃ)な所のある老人で、折目の正しい黒ずくめの洋服に、上品な山高帽(やまたかぼう)をかぶっていた。私はこの姿を一目見ると、すぐにそれが四五日前に、ある会合の席上で紹介された本多子爵(ほんだししゃく)だ...
黒衣聖母 - 芥川 竜之介
  • ...麻利耶観音の中でも、博物館の陳列室や世間普通の蒐収家(しゅうしゅうか)のキャビネットにあるようなものではない。第一これは顔を除いて、他はことごとく黒檀(こくたん)を刻んだ、一尺ばかりの立像である。のみならず頸(くび)のまわりへ懸けた十字架形(じゅうじかがた)の瓔珞(ようらく)も、金と青貝とを象嵌(ぞうがん)した、極めて精巧な細工(さいく)らしい。その上顔は美しい牙彫(げぼり)で、しかも唇には珊瑚(さんご)のような一点の朱まで加えてある。……  私は黙って腕を組んだまま、しばらくはこの黒衣聖母(こくいせいぼ)の美しい顔を眺めていた。が、眺めている内に、何か怪しい表情が、象牙(ぞうげ)の顔のどこ...
早春 - 芥川 竜之介
  • ...のぐら)い石の階段を博物館の二階へ登っていった。階段を登りつめた左にあるのは爬虫類(はちゅうるい)の標本室(ひょうほんしつ)である。中村はそこへはいる前に、ちょっと金の腕時計を眺めた。腕時計の針は幸いにもまだ二時になっていない。存外(ぞんがい)遅れずにすんだものだ、――中村はこう思ううちにも、ほっとすると言うよりは損をした気もちに近いものを感じた。  爬虫類の標本室はひっそりしている。看守(かんしゅ)さえ今日(きょう)は歩いていない。その中にただ薄ら寒い防虫剤(ぼうちゅうざい)の臭(にお)いばかり漂(ただよ)っている。中村は室内を見渡した後(のち)、深呼吸をするように体を伸ばした。それから大...
父 - 芥川 竜之介
  • ...のか。」 「じゃあ博物館だ。」  皆がまた、面白そうに笑った。  曇天の停車場は、日の暮のようにうす暗い。自分は、そのうす暗い中で、そっとそのロンドン乞食の方をすかして見た。  すると、いつの間にか、うす日がさし始めたと見えて、幅の狭い光の帯が高い天井の明り取りから、茫(ぼう)と斜めにさしている。能勢の父親は、丁度その光の帯の中にいた。――周囲では、すべての物が動いている。眼のとどく所でも、とどかない所でも動いている。そうしてまたその運動が、声とも音ともつかないものになって、この大きな建物の中を霧のように蔽(おお)っている。しかし能勢の父親だけは動かない。この現代と縁のない洋服を着た、...
不思議な島 - 芥川 竜之介
  • ...した。いつかどこかの博物館に並んでいたような望遠鏡である。 「オオ、サンクス。」  僕は思わず英吉利(イギリス)語を使った。しかし老人は無頓着(むとんじゃく)に島の影を指さしながら、巧みに日本語をしゃべりつづけた。その指さした袖(そで)の先にも泡のようにレエスがはみ出している。 「あの島はサッサンラップと云うのですがね。綴りですか? 綴りはSUSSANRAPです。一見(いっけん)の価値のある島ですよ。この船も五六日は碇泊(ていはく)しますから、ぜひ見物にお出かけなさい。大学もあれば伽藍(がらん)もあります。殊に市(いち)の立つ日は壮観ですよ。何しろ近海の島々から無数の人々が集まりますから...

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