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2009年11月8日 04:25:51
2009年11月8日 04:15:50
  • SSトップ - 唯×梓 @ ウィキ - SSトップ 記事2を表示記事2を非表示 2009-11-08 04:15 記事の概要:
    【けいおん!】×梓スレ 4 (現行スレ)【けいおん!】×梓スレ 3【けいおん!】×梓スレ 2【けいおん!】×梓スレ
2010年01月30日 12:36:14
2010年01月28日 02:25:59

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あの頃の自分の事 - 芥川 竜之介
  • ...不案内である。自分は唯、四五年前の自分とその周囲とを、出来る丈こだはらずに、ありのまま書いて見た。従つて自分、或は自分たちの生活やその心もちに興味のない読者には、面白くあるまいと云ふ懸念(けねん)もある。が、この懸念はそれを押しつめて行けば、結局どの小説も同じ事だから、そこに意を安んじて、発表する事にした。序(ついで)ながらありのままと云つても、事実の配列は必しもありのままではない。唯事実そのものだけが、大抵ありのままだと云ふ事をつけ加へて置く。        一  十一月の或晴れた朝である。久しぶりに窮屈な制服を着て、学校へ行つたら、正門前でやはり制服を着た成瀬に遇(あ)つた。こ...
あばばばば - 芥川 竜之介
  • ...をする代りにちよいと唯|点頭(てんとう)した。女は咄嗟(とつさ)に(!)勘定台の上へ小型のマツチを一つ出した。それから――もう一度|羞(はづか)しさうに笑つた。 「どうもすみません。」  すまないのは何も朝日を出さずに三笠を出したばかりではない。保吉は二人を見比べながら、彼自身もいつか微笑したのを感じた。  女はその後いつ来て見ても、勘定台の後ろに坐つてゐる。尤も今では最初のやうに西洋髪などには結(ゆ)つてゐない。ちやんと赤い手絡(てがら)をかけた、大きい円髷(まるまげ)に変つてゐる。しかし客に対する態度は不相変妙にうひうひしい。応対はつかへる。品物は間違へる。おまけに時々は赤い顔をする...
鴉片 - 芥川 竜之介
  • ...資格を持つてゐない。唯この俗伝を生じたのも或は虞美人(ぐびじん)の血の化して虞美人草となつた話に根ざしてゐるかと思ふだけである。  なほ最後につけ加へたいのは鴉片の煙は煙草のそれよりも、――殊に紙巻や葉巻のそれよりも東洋的香気の強いことである。若(も)し鴉片の煙の匂に近い匂を求めるとすれば、それは人気のない墓地の隅に寺男か何かの掃き集めた樒(しきみ)の葉を焚いてゐる匂であらう。従つて鴉片の煙の匂は清朝の支那人は暫く問はず、僕等現代の日本人にも墓、――死人、――死などと云ふ聯想を伴ひ易いものである。が、それ等の聯想は必しもあの「悪の華」の色彩を帯びてゐるとは限つてゐない。僕はこの文章を草しなが...
或阿呆の一生 - 芥川 竜之介
  • ...にも後悔してゐない。唯僕の如き悪夫、悪子、悪親を持つたものたちを如何(いか)にも気の毒に感じてゐる。ではさやうなら。僕はこの原稿の中では少くとも意識的には自己弁護をしなかつたつもりだ。  最後に僕のこの原稿を特に君に托するのは君の恐らくは誰よりも僕を知つてゐると思ふからだ。(都会人と云ふ僕の皮を剥(は)ぎさへすれば)どうかこの原稿の中に僕の阿呆さ加減を笑つてくれ給へ。    昭和二年六月二十日 芥川龍之介      久米正雄君      一 時代  それは或本屋の二階だつた。二十歳の彼は書棚にかけた西洋風の梯子(はしご)に登り、新らしい本を探してゐた。モオパスサン、ボオ...
或敵打の話 - 芥川 竜之介
  • ...(ねんゆう)の求馬を唯一人|甚太夫(じんだゆう)に託すと云う事であった。そこで彼は敵打(かたきうち)の一行(いっこう)が熊本の城下を離れた夜(よ)、とうとう一封の書を家に遺して、彼等の後(あと)を慕うべく、双親(ふたおや)にも告げず家出をした。  彼は国境(くにざかい)を離れると、すぐに一行に追いついた。一行はその時、ある山駅(さんえき)の茶店に足を休めていた。左近はまず甚太夫の前へ手をつきながら、幾重(いくえ)にも同道を懇願した。甚太夫は始(はじめ)は苦々(にがにが)しげに、「身どもの武道では心もとないと御思いか。」と、容易(ようい)に承(う)け引く色を示さなかった。が、しまいには彼も我(...


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