城島

 

城島 ( じょうしま )     城島についてまとめて読む

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2009年10月24日 04:15:23
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最古日本の女性生活の根柢 - 折口 信夫
  • ...洲(あきつしま)・磯城島(しきしま)と倭(やまと)、みな大和平原における大きな村の名であった。他の村々の君主も、大体において、おなじような信仰組織を持って、村を統(す)べていた。倭宮廷の勢力が、村々の上に張ってくると、事大の心持ちから、自然にいよいよ似よったものになってきたであろう。  村の君主は国造(くにのみやつこ)と称せられた。後になるほど、政権の含蓄がこの語(ことば)に乏しくなって、教権の存在を感じるようになっていったようである。国造と称することを禁じ、村の君主の後をすべて郡領(こおりのみやつこ)と呼びかえさせ、一地方官吏とみなすことになっても、なお私(ひそ)かに国造と称するものが多か...
最古日本の女性生活の根柢 - 折口 信夫
  • ...になつた。秋津洲・磯城島と倭、皆大和平原に於ける大きな村の名であつた。他の村々の君主も、大体に於て、おなじ様な信仰組織を持つて、村を統べて居た。倭宮廷の勢力が、村々の上に張つて来ると、事大の心持ちから、自然に愈似よつたものになつて来たであらう。 村の君主は国造と称せられた。後になる程、政権の含蓄が此|語(ことば)に乏しくなつて、教権の存在を感じる様になつて行つた様である。国造と称する事を禁じ、村の君主の後をすべて郡領と呼びかへさせ、一地方官吏と看做す事になつても、尚私かに国造と称するものが多かつた。平安朝になつても、政権に関係なく、村々の君主の祀つた神を、子孫として祀つて居る者には、国造の称...
春永話 - 折口 信夫
  • ...和桜井から一里も奥の城島(シキシマ)村まで行つて、「忍阪内ノ陵」――舒明天皇陵――に参つて家兄の平癒を祈つてゐる。だから、私にとつては、仁左衛門について書く方が、当らずとも遠くない見当には這入るのである。毎日新聞と朝日新聞とが、大阪中の家庭を両分して、ひいき争ひをくり返させて居た時代である。鴈治郎・仁左衛門なども、其安易な白石・黒石に立てられたゞけである。だけだと言へば、其までゝあるが、我々大阪で若い時を過した者にとつては、だけだではすまないものがある。 日清戦争当時、何を見て過したか、殆、払拭せられた碁盤の面のやうに記憶の痕もなくなつてゐる。ところが唯一つ、花道から走つて出た若い将校の...
樹木とその葉 03 島三題 - 若山 牧水
  • ...かとおもふ頃、船は岩城島(いはきじま)といふ小さな島に寄つた。港ともいふべき船着場も島相應の小さなものであつたが、それでも帆前船の三艘か五艘、その中に休んでゐた。そして艀(はしけ)から上つた石垣の上にも多少の人だかりがあつた。一寸重い柳行李を持てあましながら、近くの人に、 『M――といふ家はどちらでせう。』  と訊くと、その人の答へないうちに、 『M――さんに行くのですか。』  と他の一人が訊き返した。同じ船から上げられた郵便局行の行嚢を取りあげやうとしてゐる配達夫らしい中年の男であつた。 『さうです。』  と答へると、彼は默つて片手に行嚢を提げ、やがて片手に私の柳行李を持ち上げて...
樹木とその葉 07 野蒜の花 - 若山 牧水
  • ...どを貰つてゐた伊豫岩城島の三浦敏夫君を訪ふことにした。先づ伊豫の今治(いまはる)に渡り、それから瀬戸内海の中の一つの小さな島に在る同君宅を訪ねて行つた。勸めらるゝまゝに同家の別莊風になつた一軒に暫く滯在してゐた。海の上に突き出しになつた樣な部屋は實に明るくて靜かであつた。フツと私は其處で郷里に歸つてゐた間に詠んだ歌を一册に纒めて見たいと思ひついた。そして荷物を解いてノートを取り出し一首々々清書し始めたのであつたが、それは私にとつて意外にも苦しい事業である事を知つた。郷里の一年間は異樣に緊張した感傷的な、また思索的な時間を私に送らせたのであつた。だから詠んだ歌にしろ、いつか平常の埒(らち)を放れ...


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