大学院

 

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2009年11月11日 23:20:51
2009年11月25日 01:45:24
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赤外線男 - 海野 十三
  • ...内も上級の大学生や、大学院学生、さては助手などの配属の変更があって、ゴッタがえしをしていた。  赤外線研究の彼の仕事も、従来は助手も置かず唯一人でやっていたが、今度は赤外線テレヴィジョン装置を作ったり、ロケーションにゆかねばならなくなることも判り切っていたので、助手が一人欲しいと予算を出したところ、元来(がんらい)経済難のZ大学なので、助手案は一も二もなく蹴飛(けと)ばされたが、その代り大学部三年の学生で、是非(ぜひ)赤外線研究をやりたいというひとがいるから、助手がわりにそれを廻そう、当分我慢して、それを使えという所長からの話であった。  それは四月のたしか十日か十一日の午前九時ごろだった...
雪魔 - 海野 十三
  • ...、東京の何とか大学の大学院学生で、いつもこんな科学実験をやっている人だった。だからそういうことがかくべつ悪いことであるはずがないと安心した。 「じゃあ研究のために観測しているんだろう。それなら悪いことじゃないから、村の人たちにかくさなくてもいいじゃないか」 「しかしね、一造兄さんはこのことは黙って居れときびしく命令を出しているんだよ。で、僕達が三日毎に山登りをして、兄さんの食物なんかはこぶことさえ誰にも知られないようにしろというんだよ」 「ああ、それで五助ちゃんは三日にあげず山登りをするんだね。なんだそんなことか。はははは」と彦太少年は安心して笑った。「でも、そんなことを秘密にするという...
ルクレチウスと科学 - 寺田 寅彦
  • ...立派に修得し、さらに大学院に入り五年間の研究の成果によって学位を得た後においても、何が物理学であるかについて夢想だもしないという事が可能となるわけである。もっともこれはその人が立派な一人前の物理学者となるためには少しも妨げとはならない事も事実である。それは日本人とはいかなるものかを少しも考えてみることなしに立派な日本人でありうると同じ事である。それでこの学者が自分の題目だけを追究している間は少しの不都合も起こらないのであるが、一度こういう学者たちが寄り合って、互いに科学というものの本質や目的や範囲に関する各自の考えを開陳し合ってみたら、その考えがいかに区々なものであるかを発見して驚くことであろ...
読書遍歴 - 三木 清
  • ...。左右田先生は、私が大学院にいた頃、京都に講義に来られたことがあるが、その時初めて先生にお目にかかり、その学問に対する純粋な愛に深く打たれた。その後私はドイツに留学した時、リッケルト教授のゼミナールに出席し、左右田博士のリッケルト批評について報告したことがあるが、リッケルト教授も左右田博士も共に喜ばれた。そんなことから左右田先生とつながりができ、先生が亡くなられて後にも、先生の愛弟子であった本多謙三君と親しくしていたが、その本多君も前途を嘱目されつつ先年亡くなってしまったのは惜しいことである。ところがまた私は、やはり先生の愛弟子(まなでし)である杉村広蔵君の隣に住み、親しく交るようになったとい...
鳥 - 横光 利一
  • ...)に勤(つと)めQは大学院(だいがくいん)に残(のこ)るようになった。そうして私達(わたしたち)はその後(ご)三|年(ねん)の間(あいだ)幸福(こうふく)であった。Qとの穏(おだ)やかな交際(こうさい)が続(つづ)けられた。私(わたし)は第(だい)三|紀層(きそう)の調査(ちょうさ)にかかるとQはますます深(ふか)く層位学(そういがく)の方(ほう)へ這入(はい)っていった。しかし、このわれわれの交友期間(こうゆうきかん)の静(しず)けさは河水(かすい)を挟(はさ)んで屹立(きつりつ)している岩石(がんせき)のようなものであった。水(みず)は絶(た)えず流(なが)れていたのだ。私(わたし)をも感...


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