宮内

 

宮内 ( みやうち )     宮内についてまとめて読む

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2010年01月19日 12:41:15
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小夜啼鳥 - アンデルセン ハンス・クリスチャン
  • ...ございません。」と、宮内楽師長(くないがくしちょう)がいいました。「どうしてふしはたしかなもので、わたくしどもの流儀(りゅうぎ)にまったくかなっております。」  そこで、こんどは、さいく物のことりだけがうたいました。ほんもののとおなじようにうまくやって、しかもちょいとみたところでは、ほんものよりは、ずっときれいでした。それはまるで腕輪(うでわ)か、胸(むね)にとめるピンのように、ぴかぴかひかっていました。  さいく物のことりは、おなじところを三十三回も、うたいましたが、くたびれたようすもありませんでした。みんなはそれでも、もういちどはじめから、ききなおしたいようでしたが、皇帝は、いきている...
海潮音 上田敏訳詩集 - 上田 敏
  • ...百敷(ももしき)の大宮内(おほみやうち)も、 紫摩金(しまごん)の栄(はえ)を尽して、紅(あけ)に朱(しゆ)に矜(ほこ)り飾るも、 鈍色(にびいろ)の樫(かし)のつくりや、楓(かへで)の木、杉の床にも。 独(ひと)り、かの畏(おそれ)も悔も無く眠る人こそ善けれ、 みおやらの生れし床に、みおやらの失(うせ)にし床に、 物古りし親のゆづりの大床(おほどこ)に足を延ばして。  出征      ホセ・マリヤ・デ・エレディヤ 高山(たかやま)の鳥栖巣(とぐらす)だちし兄鷹(しよう)のごと、 身こそたゆまね、憂愁に思は倦(うん)じ、 モゲルがた、パロスの港、船出して、 ...
東京文壇に与う - 織田 作之助
  • ... けれど、たとえば、宮内寒弥氏はかつて、次のように書いて居られた。 「夫婦善哉は、何故か、評判がよくなかったが、大阪のああいう世界を描いた限り、私は傑作だと思った。唯、不幸にして描かれた男女の世界が、当代の風潮に反していたことと、それに、あの中の大阪的なものが、東京の評家の神経にふれて、その点が妙な反感となったのかも知れないと思う。これは、織田氏にとっては単なる不幸として片附け得ると思う。東京の評家というのは量見がせまいことになるが、東京の感情と大阪の感情の対立が、あの作品を中心として、無意識に争われなかったとは云い切れぬと思う。東京と大阪の感情は、永遠に氷炭相容れざるものと思う。だから、東...
短歌本質成立の時代 万葉集以後の歌風の見わたし - 折口 信夫
  • ...つく。才女と言はれた宮内卿の如きは、新古今の発足点に低回してゐた。天分はあつても、変化は出来なかつたらしい。此等の基礎は、此女房の腕を振うた所と一致してゐる。経信以来の絵様見立てを、動的に描き改めた。さうして、其画面を美しくする者は、其物を目的にして、其を以て、彩り絵の美しさの上で変化を示さうとした。情景の変化や、時間の推移の静かな調和であつた。総べて、美の思ひがけない発見を目がけた。静的な美を動的に、平凡を趣向によつて、美を衝かうとした。 だが、此種の作物には、中心たる自然の変化に関心しすぎるから、矛盾や、曲解の露れる不安がある。絵様を浮世画に替へれば、「冬の田は、山葵(わさび)おろしの様...
女房文学から隠者文学へ 後期王朝文学史 - 折口 信夫
  • ...に突進したのもある。宮内卿の歌の様なのが、其だ。此人の作物は、経信以後の趣向歌或は、絵画美に囚はれてばかりゐたとは言うて了へぬ。時代がよくて、其上、命が更に長かつたら、玉葉・風雅の永福門院に達するはずであつた。自然の上に対して加へた人為的構図も、此人にとつては、わるいと共によくもあつた。趣向歌の臭味に掩(おほ)はれないで、鋭い感覚が写されてゐるのである。 幽玄主義の歌は、新古今集に到つて、瞬間に起る実感・観念の雑多な交錯を同時に表す態度まで進んでゐた。唯さうした意識はなく、幽玄体の名の下に、物我融合の境涯を理想しながら、たけを重んじた。遂に物我の混淆・擾乱の中に、官能の病的な複雑さを言語の錯...


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