差し支え

 

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2009年10月19日 23:21:20
2009年12月27日 23:50:04
2010年02月4日 17:15:01
2010年02月6日 17:15:01
2010年02月6日 17:15:02

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「差し支え」を含む小説

半七捕物帳 03 勘平の死 - 岡本 綺堂
  • ...うございますから、お差し支えがなければ、これからすぐに御案内を願えますまいか」 「承知いたしました」  二人は飯を食ってしまったら、すぐ和泉屋へ出向くことに相談をきめた。十右衛門が待ちかねて手を鳴らした時に、あつらえの鰻をようよう運んで来た。      三  十右衛門は急いで箸をとったが、半七は碌々に飯を食わなかった。彼は熱いのをもう一本持って来てくれと女中に頼んだ。 「親分はよっぽど召し上がりますか」と、十右衛門は訊いた。 「いいえ、野暮(やぼ)な人間ですからさっぱり飲(い)けないんです。だが、きょうは少し飲みましょうよ。顔でも紅(あか)くしていねえと景気が付きませんや」...
半七捕物帳 10 広重と河獺 - 岡本 綺堂
  • ...のまま放して置いても差し支えはないと思ったので、かれは町(ちょう)役人のところへ行って、よそながら二人を注意するように頼んで帰った。  あくる朝、政吉は雨にぬれて吉原を出るところを大門(おおもん)口で捕えられた。前にも云った馬道の庄太が彼を召捕ったのである。半七は会所に待っていて、すぐに政吉を吟味したが、小判の出所については、きのうのお石の話と同じことを申し立てた。 「おとといの晩に下谷の御隠居のあとを追っ掛けて、源森橋の方まで河岸に付いて行きますと、下駄の先にぴかりと光る物がありましたから、提灯の火で透かしてみると、雨のふる中に小判が二枚落ちていました。お届けをすればよかったんですが、叔...
半七捕物帳 13 弁天娘 - 岡本 綺堂
  • ...てください」 「お差し支えございますまいか」 「ちっとも構いません。いったいどんな御用です。なにか御商売上のことですか」と、半七は催促するように訊(き)いた。  いつの時代でも、質物(しちもつ)渡世(とせい)は種々の犯罪事件とのがれぬ関係をもっているので、半七は今この番頭の仔細ありげな顔色を見て、それが何かの事件に絡(から)んでいるのではないかと直覚した。しかし利兵衛はまだ躊躇しているようで、すぐには口を切らなかった。 「番頭さん。ひどくむずかしいお話らしゅうござんすね」と、半七は冗談らしく笑った。「おまえさん、なにか粋事(いきごと)ですかえ。それだと少し辻番が違うが、まあお話しなさい...
半七捕物帳 15 鷹のゆくえ - 岡本 綺堂
  • ... 「これで飛ぶには差し支えありませんね」と、半七は念を押した。 「きっと飛びます」 「これで支度が出来た。さあ、行きましょう」  三人はすぐに当兵衛の家をたずねた。大きい冠木門(かぶきもん)の家で、生け垣の外には小さい小川が流れていた。半七は立ち停まって辰蔵に訊いた。 「貴様はさっきその鷹を持って来たときに、主人に逢ったんだろうな」 「逢いました」 「その鷹はどうした」 「入れる籠がないとかいうので、ともかくも土蔵のなかへ入れて置くと云っていました」 「むむ、いずれ何処にか隠してあるに相違ねえ。ここの家に土蔵は幾つある」 「五戸前(いつとまえ)ある筈です」  半七は門の内...
半七捕物帳 16 津の国屋 - 岡本 綺堂
  • ...は台所働きをする者に差し支えた。近所の桂庵(けいあん)でも忌な噂を知っているので、容易に代りの奉公人をよこさなかった。 「この頃は阿母(おっか)さんとあたしが台所で働くんですよ」と、お雪は文字春に話した。「それでも阿母さんはまだほんとうに足が良くないんですから、あたしが成るたけ働くようにしています。今だからよござんすけれど、だんだん寒くなると困りますわ」  そういうわけであるから当分は稽古にも来られまいとお雪はしおれた。稽古はともかくも、今まで大きな店で育っているお雪が毎日の水仕事は定めて辛かろうと、文字春も涙ぐまれるような心持で、不運な若い娘の顔を眺めていると、お雪はまた云った。 「お...


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