手裏剣

 

手裏剣 ( しゅりけん )     手裏剣についてまとめて読む

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2010年01月17日 14:51:07
2010年01月18日 19:26:12
2009年11月23日 20:46:02
2009年12月7日 11:00:12

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半島一奇抄 - 泉 鏡花
  • ...は、一手(ひとて)、手裏剣も心得たぞ――とニヤニヤと笑いながら、居士が石を取って狙(ね)ったんです。小児(こども)の手からは、やや着弾距離を脱して、八方(はちぶ)こっちへ近づいた処を、居士が三度続けて打った。二度とも沈んで、鼠の形が水面から見えなくなっては、二度とも、むくむくと浮いて出て、澄ましてまた水を切りましたがね、あたった! と思う三度の時には、もう沈んだきり、それきりまるで見えなくなる。……  水は清く流れました、が、風が少し出ましてね、何となくざっと鳴ると、……まさか、そこへ――水を潜(くぐ)って遁げたのではありますまいが、宮裏の森の下の真暗(まっくら)な中に落重(おちかさな)った...
明治開化 安吾捕物 02 その一 舞踏会殺人事件 - 坂口 安吾
  • ...本の小柄(こづか)。手裏剣に用いるものだ。刃の根元まで突きこんでいるが出血は少い。  虎之介は小柄の方角を目で追って、 「捩じまがって倒れたのでないとすると、ちょうど楽隊席の方角だなア」 「なんの方角だえ?」  と花廼屋が虎之介の心眼に挑戦するが、虎之介はこんな小者は歯牙にもかけない様子。 「犯人が手裏剣をうった方角だ。田舎通人には分るまいが、犯人は人々の注意がお梨江嬢に向けられている瞬間をとらえて、手裏剣をうちおったのさ。だから総監も犯人の姿を見ておられん。総監が気づいた時には、被害者は脾腹をおさえて、前へ泳いでいたのさ」  花廼屋はうれしそうに笑った。 「お主、剣術使いだが、...
半七捕物帳 33 旅絵師 - 岡本 綺堂
  • ...鉄(そてつ)の根方に手裏剣を刺し込んで来たというのは有名な話ですが、嘘だかほんとうだか判りません。とにかくそれが先例になって、隠密の役はいつも吹上の御庭番が勤めることになったのだと、江戸時代ではもっぱら云い伝えていました。御庭番は吹上奉行の組下で若年寄の支配をうけていましたが、隠密の役に限ってかならず将軍自身から直接に云い付けられるのが例となっているので、御庭番はさして重い役ではありませんが、隠密の役は非常に重いことになっていました。  それですから、御庭番の家に生まれた者はなんどき其の役目を云い付けられるか判らないので、その覚悟をしていなければなりません。勿論、侍の姿で入り込むわけには行き...
死剣と生縄 - 江見 水蔭
  • ...っ」と早技。力一杯に手裏剣を打った。それは刀の小柄を抜いたのだ。五十間飛ばしたのは見事で有った。若(しか)も命中して、悪僧の眉間に白毫(びゃくごう)を刻する如く突立った。 「わっ」と一声。後ざまに打倒れて、姿は此方から見えなく成った。何んとも云えぬ好い気味で有った。  竜次郎は手早く衣類を脱いだ。手甲、脚半とまでは届かなかった。小刀を下帯に後差しにして、新利根の堀割へと飛込んだ。  五間六間は何んでもなかったが、十間十四五間と進むに連れて、思ったよりも藻の繁りは多かった。手に搦み、足に搦み、それは恐るべき魔力の有るのに驚かされた。藻にも菱にも霊が有って、執念深く仇(あだ)をするものとしか...
五右衛門と新左 - 国枝 史郎
  • ...法術」は更に大事、「手裏剣」の術も要ありとされた。 「八方分身須臾転化」これが忍術家の標語であった。「居附」ということを酷く嫌った。 「欲在前忽然而在後」これでなければならなかった。 「澄む月は一つなれども更科や田毎の月は見る人のまま」  こうでなければならないのであった。      六  或る夜秀吉はお伽衆を集め、天狗俳諧をやっていた。 刀売おどろいて見し刄傷沙汰 木魚打つ南無阿弥陀仏新左殿 南無三宝夜はふけまさる浪士なり 京つくし野を馬曳きて吠える犬 天が下はるばるかかる鯨売 蚊遣立って静かに伝ふ闇夜かな 蚊柱の物狂ふなり伏見城 京伏見経机ありあはれ...


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