新婚旅行

 

新婚旅行 ( しんこんりょこう )     新婚旅行についてまとめて読む

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2009年11月23日 19:55:10
2009年11月14日 13:31:04
2010年01月11日 13:15:00
2010年01月19日 02:09:59
2009年11月21日 22:25:01

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南路 - 宮本 百合子
  • ...ばかりの花嫁花婿を、新婚旅行に送り出すために、華やかに興奮した友達の一群れが、花環のように若い二人を取繞いて来たのである。  何か囁いては、仲間の一人が、新婦の頸元に花の粉をふりかける。身を捩る、笑う、手を叩く。ひらひらする銀色のレースや飾紐(リボン)や小さい袋が、仄かな明りの裡で、宛然(さながら)お伽噺のように可愛らしい。  これほど、優しく派手な旅行の首途を見たのは、自分にとって始めてであった。  笑いながら、外套のポケットに両手を入れて眺め、自分は一寸、花粉をつまみたく思った。  十一月十九日  一夜を汽車の裡に過し、自分等は、よほど旅行に出たらしい気分になった。刻々変化す...
入梅 - 久坂 葉子
  • ...に結婚したのだった。新婚旅行を兼ねて、夫の郷里へ墓まいりに行ったのは、秋立つ頃で、いろいろの草花がかなしいいろを田舎道にみせていたが、私達はそれさえ気に留めずに幸福感にひたりきっていたのだった。その広大な地所は、終戦後、不在地主とやらでただどられのようにとられ、その後どうなっているのかさえ知らない。避暑用の夏だけの別荘も売り、更に焼けのこった神戸市中の邸も売りはらい、道具もさばき、私は夫の留守を、六つになるたったひとりの男の子行雄と共にどうにか生きて来たのだった。私の実父母も、とうに死んでおり、親類というほどの人もなく私にとってそれは気楽だというもののさびしいに違いなかった。  今は郊外の小...
新妻の手記 - 豊島 与志雄
  • ...ていたが、私達夫婦が新婚旅行から帰ってくると、入れちがいに実家へ帰って行った。私が気兼ねするだろうと、そういう処置をしてくれたのも母の配慮によることらしい。  夫が朝早く、鞄に弁当箱をつっこんで出かけた後、夕方帰ってくるまで、退屈なほど隙だった。鶏が数羽飼ってあり、庭の隅に小さな野菜畑があったが、そんなもの、大して手もかからなかった。なまじっか女学校などに勤めていたため私は、よけい時間を持て余したのかも知れない。母は着物の縫い直しものや繕いものをやってることが多かった。それを手伝おうとしたけれど、私には和裁がよく出来なかったし、母も教えてくれなかった。さし当って、ミシンを踏む材料もほとんどな...
人間繁栄 - 豊島 与志雄
  • ...日目に、彼と妻とは、新婚旅行の旅先で、次のような会話をした。 「お前は私の結婚条件を聞いたろうね。」 「ええ、少しばかり……。」 「そして何と思った。」 「そんなことを表立って云い出す方は、却って信頼出来る人だと思いましたの。」 「では、お前は一生の冒険をして私の所へ来たんだね。」 「と云いますと……。」 「私が実際そんなことをするかも知れないし、またはしないかも知れない、というのを、凡て天に任せるといった気持で……。」 「そうかも知れませんわ。」 「それでは、私がそんなことを実際にするとしたら……。」 「諦めますわ。」 「諦めるって……。」 「影に隠れて変なことをされ...
レーリー卿(Lord Rayleigh) - 寺田 寅彦
  • ...暗黒面だ」と云った。新婚旅行の途次にエディンバラの British Association に出席し、そこで始めてウィリアム・タムソンやテートと親しく言葉を交わした。旅行後ターリングに帰って秋と冬を送った。その間に彼等の新家庭を営むべき Tofts(Little Baddow における邸宅の名)の工事を監督するため毎週二、三度は新郎新婦|駒(こま)を並べて出かけて行った。  一八七二年正月ケント州の Bedgebury の親戚の宅で泊っているうちに劇烈な熱病(rheumatic fever)に罹り、一事は心許(こころもと)ない容態であった。関節と肺とを冒されたのであった。幸いに治癒したが、急...


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