木の葉

 

木の葉 ( このは )     木の葉についてまとめて読む

木の葉っぱのこと。秋には、綺麗な色に染まる。

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2009年12月9日 01:05:10
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観画談 - 幸田 露伴
  • ...周囲には風が吹寄せた木の葉が黄色くまたは赭(あか)く湿(ぬ)れ色(いろ)を見せており、中ぐらいな大(おおき)さの鐘が、漸(ようや)く逼(せま)る暮色の中に、裾は緑青(ろくしょう)の吹いた明るさと、竜頭(りゅうず)の方は薄暗さの中に入っている一種の物※(ものもの)しさを示して寂寞(じゃくまく)と懸(かか)っていた。これだけの寺だから屋(や)の棟(むね)の高い本堂が見えそうなものだが、それは回禄(かいろく)したのかどうか知らぬが眼に入らなくて、小高い処に庫裡様(くりよう)の建物があった。それを目ざして進むと、丁度(ちょうど)本堂仏殿のありそうな位置のところに礎石(そせき)が幾箇(いくつ)ともなく見...
鼠頭魚釣り - 幸田 露伴
  • ...でおびたゞしく、秋の木の葉と散り浮きたるさま、喩へば源平屋島の戦ひを画に見る如し。あゝ都なればこそ、都なればこそと、そゞろに都の大なるを感ずるも、あながち我がおろかなるよりのみにはあらで、其処に臨みて其様を見ば何人も起すべき思ひなるべし。  舟子はやがて好しと思ふところに船をとゞめて、※に積み来りし「きゃたつ」を海の中におろす。「きゃたつ」は高さ一間あまりもあるべし、裾広がりなる梯二つを頂にて合せ、海中にはだかり立ちて、其上に人を騎らしむるやう造りたるものなり。およそ青鼠頭魚は物音を嫌ひ、物影の揺ぐをも好まざるまで神経(こゝろ)敏(はや)きものなれば、船にて釣ることも無きにはあらねど、「きゃ...
林の底 - 宮沢 賢治
  • ...ゝ、あの楢(なら)の木の葉が光ってゆれた。たゞ一枚だけどうしてゆれたらう。)私はまるで別のことを考へながら斯うふくろふに聴きました。ところが梟はよろこんでぼつぼつ話をつゞけました。 「そこでもうどの鳥も、なんとか工夫をしなくてはとてもいけない、こんな工合(ぐあひ)ぢゃ鳥の文明は大ていこゝらでとまってしまふと、口に出しては云ひませんでしたが、心の中では身にしみる位さう思ひつゞけてゐたのでございます。」 「うんさうだらう。さうなくちゃならないよ。僕らの方でもね、少し話はちがふけれども、語(ことば)について似たやうなことがあるよ。で、どうなったらう。」 「ところが早くも鳥類のこのもやうを見てと...
華厳滝 - 幸田 露伴
  • ...を賞し、門前、古町、木の葉石、畑下(はたおり)、須卷、小太郎ヶ淵、玉簾(たまだれ)の瀧、鹽の湯等を見めぐつて、晝過ぎに西那須發車、夕暮上野着、この三泊の旅を終つた。鹽原にも瀧は多く、仁三郎の瀧、萬五郎の瀧、龍化(りゆうげ)の瀧等、觀るべきものであるが、わざと觀ないで濟ませたのは、いくら夏の日の瀧見でも、重複は暑苦しいからと、華嚴に敬意を表して、今度の秋の紅葉の頃の樂みに殘したのであつた。 底本:「現代日本紀行文学全集 東日本編」ほるぷ出版    1976(昭和51)年8月1日初版発行 初出:「東京日日新聞」    1927(昭和2)年8月1〜8日 入力:林 幸雄 校正:...
半七捕物帳 04 湯屋の二階 - 岡本 綺堂
  • ...で、皮膚の色は腐った木の葉のように黒く黄ばんでいた。半七や熊蔵の眼には、それが男か女かすらも殆ど判断が付かなかった。  二人は息を嚥(の)んで、この奇怪な首をしばらく見つめていた。      二 「親分。こりゃあ何でしょう」 「判らねえ。なにしろ、そっちの箱を明けてみろ」  熊蔵は無気味そうに第二の箱をあけると、その中からも油紙のようなものに鄭重に包まれた一個の首が転げ出した。併しそれは人間の首でなかった。短い角(つの)と大きい口と牙(きば)とをもっていて、龍とも蛇とも判断が付かないような一種奇怪な動物の頭であった。これも肉は黒く枯れて、木か石のように固くなっていた。  奇...


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