東京裁判

 

東京裁判 ( とうきょうさいばん )     東京裁判についてまとめて読む

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2009年11月9日 01:40:54
2010年02月6日 14:05:00
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2010年02月6日 13:56:12
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明日の知性 - 宮本 百合子
  • ...行者であった。  東京裁判のラジオをきいている私たちの心の苦痛はいかばかりであろう。私たちは、世界の女性に向って叫びたいとおもわないだろうか。私たち日本人がすべてこういう兇暴な本性をもっているとはおもわないでください! と。日本にあふれている寡婦の涙をおもってください! と。けれども、同時に私たちは、身の毛のよだつおもいで省みずにいられないとおもう。日本の半封建の権力は、なんと文化そのものを美しさにおいて無力な、血なまぐさいものにしていたのだろうか、と。  日本の婦人作家が幾人か、戦時中、海をわたって、彼女たちにとってはじめての海外旅行をし、他国の人々に接触した。そのとき、それらの人々のお...
政治と作家の現実 - 宮本 百合子
  • ...克服されるのである。東京裁判の進行を見よ。  日本の民主化をのぞみ、そのために努力する人民とその作家は、いまこそ、世界において侵略のモメントでばかり自己の存在を示してきた日本を、別のものにしようとしている。東洋における民主化の推進者、その参加者、平和の確保力の一つとしてあらせようとしている。これが日本の社会の発展的な方向であり、これが各個人・各才能・各幸福の実現に通じる道である。日本における民主的文学の高揚といっても、それは実際において日本の社会生活の諸面での民主化が進捗しなければ不可能である。そのために、民主的文化人・芸術家・技術家すべてが、精力をつくして働かなければならない。ちょうどソヴ...
便乗の図絵 - 宮本 百合子
  • ...れようとも、それは、東京裁判における東條英機その他の被告が、きょうの社会にもっている関係に等しいという事実である。  日本の人民生活を、今日の惨苦につき入れ、戦場へやられた一人一人が平和の生活では思いもかけなかった残虐行為を行うようにしむけられたことに対して、日本の人民の戦争責任者追及は、むしろ寛大すぎるとさえいえる。二十万人の戦傷不具者・二十万人以上の戦争未亡人、数しれない戦災者たちは、ひきちぎられ、根こそぎされた自身の生活権について、日本のファシズムこそ敵であったという事実を、どこまできもに銘じているだろうか。  米鬼を殺せ! と一頁ごとに刷ってある『主婦之友』を読みながら、護国の妻の...
一九四六年の文壇 新日本文学会における一般報告 - 宮本 百合子
  • ...す。しかし、このごろ東京裁判で、私たちが知らされていることはどうでしょう。「北岸部隊」の兵士たちは、彼らが一人一人であったらしなかった非人間な惨虐を行い、あるいは行わせられたことを知りました。これは私たちすべてにとって心からのおどろきであり苦痛です。  だいたい芸術家というものは現実を綜合的に感じとる能力をもっているはずだと思います。人間としての良心、芸術家としての良心に立って書いたと思っていたものが、すぐその作品の後で信じがたいくらい暴虐なことが行われていたことがわかったとき、「北岸部隊」の作者は兵隊たちと、自分と、一般民衆に加えられた欺瞞と侮蔑にきびしく心をめざまされ、現実をそんなにいい...
戦争でこわされた人間性 - 宮本 百合子
  • ...練を日夜つまされた。東京裁判の記事を見ても、信じられないほど、殺すための殺人がおこなわれ、ハッキリした理由とか、憎悪とかいうものなしにさえも、人間を片づける心理がやしなわれたことがわかる。  戦争がおわり、それらの人々は生きのこってかえって来た。生活の安定がどこにも保証されていないで、便利な生活方法といえば、たとえそれがどんな金であろうとも、新円を持つことが便利であり、どうして手に入れたものであろうとも、ヤミの交換価値の高いものを持つことが便利であるとき、ある種の人々が何年間かそれでもってやしなわれてきた鬼のような方法で所有者から物を引きはなし、日本の法律がそれを肯定している所有の権利を抹殺...


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