板谷峠

 

板谷峠 ( いたやとうげ )     板谷峠についてまとめて読む

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2009年10月17日 03:05:57
2009年10月17日 04:41:09

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「板谷峠」を含む小説

山と雪の日記 - 板倉 勝宣
  • ...の眠りか 雪に埋るる板谷峠 その沈黙のさなかに スキーは登る 真白き峰々 眠れる谷々 音なく降る雪のはれまに        鉢盛山のやさしき姿 友のさす谷をのぞけば 峠の停車場            雪に埋れり 降りしきる雪の中を スキーは飛ぶ 谷へ谷へ 雪をかぶりし杉の柱 暗き緑の色 その奥は光も暗し スキーはとく過ぐれど 思いはのこる            夢幻の森 見よ今は スキーの下に 峠駅あり 高き屋根もつプラットホーム        群がる雪かき人夫 疲れし機関車のあえぎ     そのあえぎさえ雪に吸われ 静けさの中に 雪しきりに降る ああ夢に見...
木蔭の椽 - 宮本 百合子
  • ...の響を思い出させた。板谷峠の奥に、大きい谿川が流れて居る。飛沫をあげて水の流れ下る巖角に裾をまくった父が悠々此方を向いて跼んで居る。風で、彼方の崖の樹が戦ぐ。その時、川瀬の音を縫い乍ら、静かに聞えた藪鶯のホーホケキョ。――午後が、ひどくひっそりと永く感じられた。 底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社    1981(昭和56)年5月30日初版発行    1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行 初出:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社    1981(昭和56)年5月30日初版発行 ※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5-86...
渓をおもふ - 若山 牧水
  • ...て大きな峠へかゝる。板谷峠と云つたかとおもふ。汽関車のうめきが次第に烈しくなつて、前部の車室と後部の車室との乗客が殆んど正面に向き合ふ位ゐ曲り曲つて汽車の進む頃、深く切れ込んだ峡間(はざま)の底に、車窓の左手に、白々として一つの渓が流れて居るのをみる。汽車は既によほどの高処を走つて居るらしくその白い瀬は草木の茂つた山腹を越えて遥かに下に瞰下(みおろ)されるのである。私の其処を通つた時斜めに白い脚をひいて驟雨がその峡にかゝつてゐた。  汽車から見た渓が次ぎ/\と思ひ出さるる。越後から信濃へ越えようとする時にみた渓、その日は雨近い風が山腹を吹き靡けて、深い茂みの葛の葉が乱れに乱れてゐた。肥後から...

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