第三

 
  • cheese! 2008年5号 第三種郵便可能 宮坂香帆、藤原よしこ他
  • ★注目★第三次新昭和切手 1円50銭・3円80銭 数字2種 NH
  • No.103★美之國 第拾貳巻・第三号 昭和11年★
  • 川又 千秋 幻視界 第一界 第二界 第三界 第四界 完結
  • Cheese!チーズ!3月号増刊☆2010年 第三種郵便可
  • Which Witch? 第三楽章 ゲーマーズ特典カード No.43
  • ★新品即決DVD★桂枝雀 落語大全 第三集/宿替え・ 池田の猪買い
  • トレカ「鎧伝サムライトルーパー」No.059第三十二話
  • 【てんびんの詩 第三部激動編】個人所有品★おまけ付き★
  • PC-98 ■ パットン第三軍 ■

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或旧友へ送る手記 - 芥川 竜之介
  • ...言ふであらう。しかし第三者の目から見て「やむを得ない」場合と云ふのは見す見すより悲惨に死ななければならぬ非常の変の時にあるものではない。誰でも皆自殺するのは彼自身に「やむを得ない場合」だけに行ふのである。その前に敢然と自殺するものは寧(むし)ろ勇気に富んでゐなければならぬ。)このスプリング・ボオドの役に立つものは何と言つても女人である。クライストは彼の自殺する前に度たび彼の友だちに(男の)途(みち)づれになることを勧誘した。又ラシイヌもモリエエルやボアロオと一しよにセエヌ河に投身しようとしてゐる。しかし僕は不幸にもかう云ふ友だちを持つてゐない。唯僕の知つてゐる女人は僕と一しよに死なうとした。が...
闇中問答 - 芥川 竜之介
  • ...れた性格、第二に金、第三に僕よりも逞しい神経を持つてゐなければならぬ。 或声 しかしお前は気軽になつたらう。 僕 うん、僕は気軽になつた。その代りに裸の肩の上に一生の重荷を背負はなければならぬ。 或声 お前はお前なりに生きる外はない。或は又お前なりに…… 僕 さうだ。僕なりに死ぬ外はない。 或声 お前は在来のお前とは違つた、新らしいお前になるだらう。 僕 僕はいつでも僕自身だ。唯皮は変るだらう。蛇の皮を脱ぎ変へるやうに。 或声 お前は何も彼も承知してゐる。 僕 いや、僕は承知してゐない。僕の意識してゐるのは僕の魂の一部分だけだ。僕の意識してゐない部分は、――僕の魂のアフリカはど...
馬の脚 - 芥川 竜之介
  • ...)も経(へ)ている。第三に脚は腐っている。そんな莫迦(ばか)げたことのあるはずはない。現に彼の脚はこの通り、――彼は脚を早めるが早いか、思わずあっと大声を出した。大声を出したのも不思議ではない。折り目の正しい白ズボンに白靴(しろぐつ)をはいた彼の脚は窓からはいる風のために二つとも斜めに靡(なび)いている! 彼はこう言う光景を見た時、ほとんど彼の目を信じなかった。が、両手にさわって見ると、実際両脚とも、腿から下は空気を掴むのと同じことである。半三郎はとうとう尻(しり)もちをついた。同時にまた脚は――と言うよりもズボンはちょうどゴム風船のしなびたようにへなへなと床(ゆか)の上へ下りた。 「よろし...
お富の貞操 - 芥川 竜之介
  • ...の日は丁度竹の台に、第三回内国博覧会の開会式が催される当日だつた。おまけに桜も黒門のあたりは、もう大抵開いてゐた。だから広小路の人通りは、殆ど押し返さないばかりだつた。其処へ上野の方からは、開会式の帰りらしい馬車や人力車の行列が、しつきりなしに流れて来た。前田|正名(まさな)、田口卯吉、渋沢栄一、辻新次、岡倉覚三、下条正雄――その馬車や人力車の客には、さう云ふ人々も交つてゐた。  五つになる次男を抱いた夫は、袂(たもと)に長男を縋(すが)らせた儘、目まぐるしい往来の人通りをよけよけ、時々ちよいと心配さうに、後ろのお富を振り返つた。お富は長女の手をひきながら、その度に晴れやかな微笑(ほほゑみ)...
「仮面」の人々 - 芥川 竜之介
  • ...  学生時代の僕は第三次並びに第四次「新思潮」の同人(どうじん)と最も親密に往来(わうらい)してゐた。元来作家志望でもなかつた僕のとうとう作家になつてしまつたのは全然彼等の悪影響である。全然?――尤(もつと)も全然かどうかは疑問かも知れない。当時の僕は彼等以外にも早稲田(わせだ)の連中と交際してゐた。その連中もやはり清浄(せいじやう)なる僕に悪影響を及ぼしたことは確かである。  その連中と云ふのは外でもない。同人雑誌「仮面(かめん)」を出してゐた日夏耿之介(ひなつかうのすけ)、西条八十(さいでうやそ)、森口多里(もりぐちたり)の諸君である。僕は一二度|山宮允(さんぐうまこと)君と一しよに、...

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