飲料水

 

飲料水 ( いんりょうすい )     飲料水についてまとめて読む

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2009年10月28日 23:01:16
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月世界探険記 - 海野 十三
  • ...。のこっているのは、飲料水の入った樽(たる)がもうあと十個ばかりだった。一同は力をあわせて、この最後の荷物を搬(はこ)びこんだ。 「さあこれで万端(ばんたん)ととのった。……進君、もう一度宇宙艇のなかを探してくれたまえ。万一密航者などがコッソリ隠れていると困るからネ……」  厳重(げんじゅう)な艇内捜索が始まった。樽のうしろや、器械台の下などを入念に調べたが別に怪しい密航者の影も見あたらなかった。 「さあ、密航者はいませんよ。もう大丈夫です」  進少年は、そう叫んだ。 「では出発だ。扉(ドア)を締めて……」  重い二重扉(にじゅうドア)がピタリと閉(と)じられ、四人の乗組員は、それ...
愚人の毒 - 小酒井 不木
  • ...たは夏のことですから飲料水の中に投じたとか、何か怪しむべさ事情があってもよいであろうに、令嬢に訊ねましても女中に訊ねましても、さっぱりわからないのであります。この事情が明らかにされて、しかもそれを裏書きするような物的証拠を得ない間は、健吉くんを犯人とすることはできません。それと同時に、わたしたちはたとい健吉くんに対する状況証拠がいろいろ集まっていても、物的証拠のない限りその物的証拠を捜すよりも、新しく事件を考え直したほうが得策だろうと思うに至りました。一般に現今の警察官にしろ司法官にしろ、物的証拠のない場合、先入見に支配されて物的証拠をどこまでも探し出そうとするために、色々の弊害を生じ、その間...
幽霊船の秘密 - 海野 十三
  • ...てきた。この分では、飲料水の樽(たる)は、すぐからになるだろう。 「船長、漕(こ)がなくてもいいのですか」 「うむ、二三日はこのまま漂流をつづける覚悟でいこう。そのうちに、なにかいいことが向こうからやってくるだろう」  船長は、たいへん呑気(のんき)そうな口をきいた。だが彼は、本当はひとり、心のうちでこまかいところまで考えていたのだ。こうなれば、部下の体力を無駄につかわないことが大切だった。できるだけ永く、部下を元気に保(たも)っておかなければならない。 「おーい、水を呑ませてくれ。咽喉(のど)が焼けつきそうだ」  船員の一人が、くるしそうなこえをあげた。 「船長、水を呑ませていい...
宝石の序曲 - 松本 泰
  • ...と、とある横町の清涼飲料水の看板の出ている酒場の路地へ姿を消した。  高い建物の上に遅い月が懸かっていた。夜はまだ更けてはいないが辺りは不思議に静かで、どこかのダンスホールから床を踏む靴と寂しいサキソホンの音が聞こえてくる。  清涼飲料水の看板を掲げた酒場の薄紫色のガラス扉がおりおり開いて、洋服を着た男たちが出たり入ったりしていた。  十一時を少し回ったころ、その路地から最前の二人が出てきて左右に別れた。        3  数寄屋橋(すきやばし)外の『ナイル・カフェ』では、八時に外出した主人の海保が十一時に戻ってきて、風邪を引いたとみえ寒気がすると言い、ウイスキーを二、三杯...
惨事のあと - 素木 しづ
  • ...な流れが走っていて、飲料水も肥桶も、また大根も流れの下の方で洗うという、非常に便利な所であった。  台所の板の間からつゞいて長い縁先に腰をおろして、万吉はいつもこの嫁さんを捕えてはいろ/\の事を話しかけるのであった。亭主がいようといまいと、万吉にはさほど苦にはならなかった。 『うちの、かいべつには虫が尠い。』  と、一人言しながら前の一寸した花などを作ってある所に、五つうねばかりのキャベツがある、そのキャベツの上に白い蝶が動いているのを見乍ら、嫁さんの顔をじっと見ていた。嫁さんは、一寸笑ったきり何かの仕事に余念がなかった。万吉は、いつもこんなように別に大した話しという話しもせずに帰って行...


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