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2009年10月18日 21:36:02
  • 03 - level5death - 03 記事1を表示記事1を非表示 2009-10-18 21:36 記事の概要:
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2009年05月25日 04:25:26
2009年12月9日 21:16:09
2010年02月6日 16:19:31
2009年05月21日 23:35:58

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あの頃の自分の事 - 芥川 竜之介
  • あの頃の自分の事 芥川龍之介  以下は小説と呼ぶ種類のものではないかも知れない。さうかと云つて、何と呼ぶべきかは自分も亦不案内である。自分は唯、四五年前の自分とその周囲とを、出来る丈こだはらずに、ありのまま書いて見た。従つて自分、或は自分たちの生活やその心もちに興味のない読者には、面白くあるまいと云ふ懸念(けねん)もある。が、この懸念はそれを押しつめて行けば、結局どの小説も同じ事だから、そこに意を安んじて、発表する事にした。序(ついで)ながらありのままと云つても、事実の配列は必しもありのままではない。唯事実そのものだけが、大抵ありのままだと云ふ事をつけ加へて置く。      
或社会主義者 - 芥川 竜之介
  • 或社会主義者 芥川龍之介  彼は若い社会主義者だつた。或小官吏だつた彼の父はそのためにかれを勘当(かんだう)しようとした。が、彼は屈しなかつた。それは彼の情熱が烈しかつたためでもあり、又一つには彼の友だちが彼を激励したためでもあつた。  彼等は或団体をつくり、十ペエジばかりのパンフレツトを出したり、演説会を開いたりしてゐた。彼も勿論彼等の会合へ絶えず顔を出した上、時々そのパンフレツトへ彼の論文を発表した。彼の論文は彼等以外に誰も余り読まないらしかつた。しかし彼はその中の一篇、――「リイプクネヒトを憶ふ」の一篇に多少の自信を抱(いだ)いてゐた。それは緻密(ちみつ)な思索(しさく)は
或恋愛小説 - 芥川 竜之介
  • 或恋愛小説 ――或は「恋愛は至上なり」―― 芥川龍之介  ある婦人雑誌社の面会室。  主筆 でっぷり肥(ふと)った四(し)十前後の紳士(しんし)。  堀川保吉(ほりかわやすきち) 主筆の肥っているだけに痩(や)せた上にも痩せて見える三十前後の、――ちょっと一口には形容出来ない。が、とにかく紳士と呼ぶのに躊躇(ちゅうちょ)することだけは事実である。  主筆 今度は一つうちの雑誌に小説を書いては頂けないでしょうか? どうもこの頃は読者も高級になっていますし、在来の恋愛小説には満足しないようになっていますから、……もっと深い人間性に根ざした、真面目(まじめ)な恋愛小説を書いて頂き
案頭の書 - 芥川 竜之介
  • 案頭の書 芥川龍之介      一 古今実物語       一  大阪の画工|北※(ほくせん)の著はせる古今実物語(ここんじつものがたり)と云ふ書あり。前後四巻、作者の筆に成れる※画(さしゑ)を交(まじ)ふ。格別|稀覯書(きかうしよ)にはあらざれども、聊(いささ)か風変(ふうがは)りの趣(おもむき)あれば、そのあらましを紹介すべし。  古今実物語は奇談二十一篇を収む。その又奇談は怪談めきたれども、実は少しも怪談ならず。たとへば「幽霊|二月堂(にぐわつだう)の牛王(ごわう)をおそるる事」を見よ。 「今西村(いまにしむら)に兵右衛門(へいゑもん )と云へる有徳(うとく
イズムと云ふ語の意味次第 - 芥川 竜之介
  • イズムと云ふ語の意味次第 芥川龍之介  イズムを持つ必要があるかどうか。かう云ふ問題が出たのですが、実を云ふと、私(わたし)は生憎(あいにく)この問題に大分(だいぶ)関係のありさうな岩野泡鳴(いはのはうめい)氏の論文なるものを読んでゐません。だからそれに対する私の答も、幾分|新潮(しんてう)記者なり読者なりの考と、焦点が合はないだらうと思ひます。  実を云ふとこの問題の性質が、私にはよくのみこめません。イズムと云ふ意味や必要と云ふ意味が、考へ次第でどうにでも曲(ま)げられさうです。又それを常識で一通りの解釈をしても、イズムを持つと云ふ事がどう云ふ事か、それもいろいろにこじつけられ

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