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2010年01月21日 22:30:06
  • 第一学年 - 立花中Battleroyal @ wiki - 第一学年 記事1を表示記事1を非表示 2010-01-21 22:30 記事の概要:
     シア)  礒井 翔(イソイ ショウ)  今井 竜(イマイ リュウ)  磐瀬 広樹(イワセ ヒロキ)  柏原 澪(カシワバラ レイ)  栗本 茉衣(クリモト マイ)  坂野 敦志(サカノ アツシ
2009年12月23日 13:16:21
2009年12月29日 23:30:02
2010年02月2日 14:06:16
2010年01月4日 15:25:01

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葉 - 太宰 治
  • 葉 太宰治 撰(えら)ばれてあることの 恍惚(こうこつ)と不安と 二つわれにあり            ヴェルレエヌ  死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目(しまめ)が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。  ノラもまた考えた。廊下へ出てうしろの扉をばたんとしめたときに考えた。帰ろうかしら。  私がわるいことをしないで帰ったら、妻は笑顔をもって迎えた。  その日その日を引きずられて暮しているだけであった。下宿屋で、たった独りして
放浪作家の冒険 - 西尾 正
  • 放浪作家の冒険 西尾正  私が或る特殊な縁故を辿(たど)りつつ、雑司(ぞうし)ヶ|谷(や)鬼子母神(きしもじん)裏|陋屋(ろうおく)の放浪詩人|樹庵次郎蔵(じゅあんじろぞう)の間借部屋を訪れたのは、恰(あたか)も秋は酣(たけなわ)、鬼子母神の祭礼で、平常は真暗な境内にさまざまの見世物小屋が立ち並び、嵐のような参詣者や信者の群の跫音(あしおと)話声と共に耳を聾(ろう)するばかりの、どんつくどんどんつくつくと鳴る太鼓の音が空低しとばかりに響き渡る、殷賑(いんしん)を極めた夜であった。  樹庵次郎蔵、――無論仮名ではあるが、現在この名前を覚えている者は尠(すくな)い。が、“On a t
浮浪漫語 - 辻 潤
  • 浮浪漫語 辻潤  自分はなによりもまず無精者だ。面倒くさがりやである。常に「無為無作」を夢みている。従ってこれまで自分で進んで自分を表現(文字をかりて)しようとしたことは殆どないといってもいい。まったく今の世の生活には不適当に出来あがっている人間であることを泌々と感じさせられる。よしまた自分を表現しようという欲望が偶々起って来たところで、それは到底、今の社会制度の下では許されそうもないことばかりだ。つまり、今の世の中、少なくとも自分の生活している世の中には言論の自由がないようだ。そう思うと、自分はスグと厭気がさしてくる。それに無理にもそれをシャベらなければならないという程のパッショ
変なあたま 最近の心境を語る - 辻 潤
  • 変なあたま   ――最近の心境を語る―― 辻潤  「最近の心境を語る」というのが与えられた題名なのだが今のところ別段とりたてて「心境」という程の纏まった気持も抱いてはいないから出まかせに書いてみようと思うのだ。つまり頭がひどく空虚で、ぼんやりしているというのがまちがいない「心境」なのだけれど、それではあまりアッケないからどんな程度に空虚でぼんやりしているかという説明のつもりでなにか書いてみようというのだ。今年の六月の初めにI病院を退院してから、僕はまだ文章らしいものといったら、「よみうり」に寄せた十枚の原稿以外にはなにも書いていないのだ。なにか書いて見ようという気持が時々起らないでもないが
旗本退屈男 08 第八話 日光に現れた退屈男 - 佐々木 味津三
  • 旗本退屈男 第八話 日光に現れた退屈男 佐々木味津三        一  ――その第八話です。  現れたところは日光。  それにしても全くこんな捉まえどころのない男というものは沢山ない。まるで煙のような男です。仙台から日光と言えば、江戸への道順は道順であるから、物のはずみでふらふらとここへ寄り道したのに不思議はないが、どこで一体あの連中を置き去りにしてしまったものか、仙台を夜立ちする時はたしかにあの江戸隠密達二人と一緒の筈だったのに、日光めざして今市街道に現れたその姿を見ると、お供というのは眉間傷と退屈の虫だけで、影も姿もただのひとり旅でした。その上に着流し雪駄ばき落し

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