いずみ

 

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2009年11月30日 21:09:33
2010年01月19日 03:51:14
2010年01月19日 04:11:08
2010年01月19日 04:51:14

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人の言葉――自分の言葉 - 寺田 寅彦
  • ...……」(小泉八雲(こいずみやくも)の手紙。野口米次郎(のぐちよねじろう)、『小泉八雲伝』より)  科学の研究には設備と費用がかかるから、どうも孤独ではできない。しかしこのヘルンのつむじ曲がりの言葉の中には味わうべき何かはある。彼の言葉を少しばかり参考すると日本の科学はもう少し進みはしないか。    三 「私は言わば偶然にセリストになった。事によっては、ヴァイオリニストにもまたトロンボニストにもなったかもしれない。音楽が第一に来るもので特別な楽器ではない。しかし自分のメディアムとしてある特別な楽器を選んだ以上はできるだけ完全にそれを使用しなければならない。……私はあらゆるものから学...
或敵打の話 - 芥川 竜之介
  • ...あいかた)は和泉屋(いずみや)の楓(かえで)と云う、所謂(いわゆる)散茶女郎(さんちゃじょろう)の一人であった。が、彼女は勤めを離れて、心から求馬のために尽した。彼も楓のもとへ通っている内だけ、わずかに落莫とした心もちから、自由になる事が出来たのであった。  渋谷(しぶや)の金王桜(こんおうざくら)の評判が、洗湯(せんとう)の二階に賑わう頃、彼は楓の真心に感じて、とうとう敵打(かたきうち)の大事を打ち明けた。すると思いがけなく彼女の口から、兵衛らしい侍が松江(まつえ)藩の侍たちと一しょに、一月(ひとつき)ばかり以前和泉屋へ遊びに来たと云う事がわかった。幸(さいわい)、その侍の相方(あいかた)...
和太郎さんと牛 - 新美 南吉
  • ...歩き、ついに、泉谷(いずみだに)の泉の中で、ももひきを頭にかむってがつがつふるえながら、「これはええ湯じゃ、ええかげんじゃ」といっている一文商いやを見つけ出すことができたのでありました。富鉄じいさんはこの話をよく知っていて、こまかく説明しましたが、それもそのはずで、きつねにばかされたのはじぶんのことだったのです。  富鉄さんの話を聞いてみれば、きつねにばかされるということも、ありそうに思えました。ろっかん山では、今でもよく、きつねのちらりと走りすぎるのが見られますし、村の中でだって、寒い冬の夜ふけには、むじなの声が聞けるのですから。また、たとい、きつねやむじなにばかされないにしても、よってい...
幕末維新懐古談 51 大隈綾子刀自の思い出 - 高村 光雲
  • ...き)で神田|和泉橋(いずみばし)に辻屋(つじや)という糸屋がありました。糸屋でこそあれ辻屋は土地の旧家で身代もなかなか確(しっ)かりしたもの、普通の糸屋と異(ちが)って、鎧(よろい)の縅(おどし)の糸、下緒(さげお)など専門にして老舗(しにせ)であった。主人は代々上品な数寄者(すきしゃ)であって、いろいろその頃の名工の作など集められた。それで師匠も辻屋に出入りをしておった訳である。彼の彫金の大先生|加納夏雄(かのうなつお)さんが京から江戸へ出た時に草鞋(わらじ)を脱いだ家がこの辻屋ということです。今日でいう美術家とはいろいろ深い縁故のある家であった。  この辻屋の次男に貨一郎という人があった...
政談月の鏡 - 三遊亭 円朝
  • ...を売ります、和泉町(いずみちょう)では彼家ばかりで、番頭が私(わっち)を知ってるので、私が買いに行(ゆ)くと長谷川町の番太が来たって別に調合を仕ないで、一本生(いっぽんぎ)の鬼殺しを呉れますが、酒は自慢で」  武「うむ是は堪らん、では近附(ちかづき)の為に一盃(いっぱい)」  と喜助に差しました。喜助は頭(かしら)を下げ。  喜「へー有難う、おいお梅|此処(こゝ)へ来い酌をして呉れ手前(てめえ)は己に能く酒を飲むな/\てえが立派なお武家様がこんな汚い家(うち)へ這入って来て番太郎と酒を飲合(のみあ)い、殿様のお盃(さかずき)を私(わし)が飲んで其の猪口(ちょく)を洗(そゝ)ぐのは水臭いっ...


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