お茶

 

お茶 ( おちゃ )     お茶についてまとめて読む

・あちゃ!おちゃ!げんまいちゃ!

朝比奈みくるの得意技。

・主として茶葉を乾燥させて煎じた飲料、麦等の別な植物が原料でも「茶」と表現する事がある。
 世界的に嗜好飲料として愛飲されている。
 英語の「Tea」は中国南部の方言の発音に由来する。

・ひと昔前のナンパ師の文句。
 例:「彼女、お茶しない?」

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片恋 - 芥川 竜之介
  • ...父さんにつれられて、お茶屋へ上ったと云う格だったんだ。  すると、その臂と云うんで、またどっと来たじゃないか。ほかの芸者まで一しょになって、お徳のやつをひやかしたんだ。  ところが、お徳こと福竜のやつが、承知しない。――福竜がよかったろう。八犬伝の竜の講釈の中に、「優楽自在なるを福竜と名づけたり」と云う所がある。それがこの福竜は、大に優楽不自在なんだから可笑(おか)しい。もっともこれは余計な話だがね。――その承知しない云い草が、また大に論理的(ロジカル)なんだ。「志村さんが私にお惚れになったって、私の方でも惚れなければならないと云う義務はござんすまい。」さ。  それから、まだあるんだ。「...
彼 第二 - 芥川 竜之介
  • ...)をしてはカッフェやお茶屋へ出入した。彼は僕よりも三割がた雄(おす)の特性を具えていた。ある粉雪(こなゆき)の烈しい夜(よる)、僕等はカッフェ・パウリスタの隅のテエブルに坐っていた。その頃のカッフェ・パウリスタは中央にグラノフォンが一台あり、白銅(はくどう)を一つ入れさえすれば音楽の聞かれる設備になっていた。その夜(よ)もグラノフォンは僕等の話にほとんど伴奏を絶ったことはなかった。 「ちょっとあの給仕に通訳してくれ給え。――誰でも五銭出す度に僕はきっと十銭出すから、グラノフォンの鳴るのをやめさせてくれって。」 「そんなことは頼まれないよ。第一他人の聞きたがっている音楽を銭(ぜに)ずくでやめ...
京都日記 - 芥川 竜之介
  • ...町(かみきやまち)のお茶屋で、酒を飲んでゐたら、そこにゐた芸者が一人、むやみにはしやぎ廻つた。それが自分には、どうも躁狂(さうきやう)の下地(したぢ)らしい気がした。少し気味が悪くなつたから、その方(はう)の相手を小林(こばやし)君に一任して、隣にゐた舞妓(まひこ)の方を向くと、これはおとなしく、椿餅(つばきもち)を食べてゐる。生際(はえぎは)の白粉(おしろい)が薄くなつて、健康らしい皮膚が、黒く顔を出してゐる丈(だけ)でも、こつちの方が遙(はるか)に頼もしい気がする。子供らしくつて可愛(かはい)かつたから、体操を知つてゐるかいと訊(き)いて見た。すると、体操は忘れたが、縄飛びなら覚えてゐると...
島木赤彦氏 - 芥川 竜之介
  • ...えば蕭散としている。お茶うけの蜜柑も太だ小さい。僕は殊にこの蜜柑にアララギらしい親しみを感じた。(尤も胃酸過多症の為に一つも食えなかったのは事実である。)  島木さんは大分憔悴していた。従って双目だけ大きい気がした。話題は多分刊行中の長塚節全集のことだったであろう。島木さんは談の某君に及ぶや、苦笑と一しょに「下司ですなあ」と言った。それは「下」の字に力を入れた、頗る特色のある言いかただった。僕は某君には会ったことは勿論、某君の作品も読んだことはない。しかし島木さんにこう言われると、忽ち下司らしい気がし出した。  それから又島木さんは後ろ向きに坐ったまま、ワイシャツの裾をまくり上げ、医学博士...
滝田哲太郎氏 - 芥川 竜之介
  • ...か、未だ嘗て滝田君とお茶屋へ行ったことは一度もなかった。滝田君は恐らくは僕などは話せぬ人間と思っていたのであろう。  滝田君は熱心な編輯者だった。殊に作家を煽動して小説や戯曲を書かせることには独特の妙を具えていた。僕なども始終滝田君に僕の作品を褒められたり、或は又苦心の余になった先輩の作品を見せられたり、いろいろ鞭撻を受けた為にいつの間にかざっと百ばかりの短篇小説を書いてしまった。これは僕の滝田君に何よりも感謝したいと思うことである。  僕は又中央公論社から原稿料を前借する為に時々滝田君を煩わした。何でも始めに前借したのは十円前後の金だったであろう。僕はその金にも困った揚句、確か夜の八時頃...


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