しろくま

 

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2010年01月9日 09:56:13
2010年01月9日 09:56:14
2009年10月17日 22:40:01
2009年12月5日 00:50:09

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「しろくま」を含む小説

氷河鼠の毛皮 - 宮沢 賢治
  • ...人といふよりは白熊(しろくま)といつた方がいゝやうな、いや、白熊といふよりは雪狐(ゆきぎつね)と云つた方がいいやうなすてきにもく/\した毛皮を着た、いや、着たといふよりは毛皮で皮ができてるというた方がいゝやうな、ものが変な仮面をかぶつたえり巻を眼まで上げたりしてまつ白ないきをふう/\吐きながら大きなピストルをみんな握つて車室の中にはひつて来ました。  先登の赤ひげは腰かけにうつむいてまだ睡(ねむ)つてゐたゆふべの偉らい紳士を指さして云ひました。 『こいつがイーハトヴのタイチだ。ふらちなやつだ。イーハトヴの冬の着物の上にねラツコ裏の内外套(うちぐわいたう)と海狸(びばあ)の中外套と黒狐裏表の...
ちるちる・みちる - 山村 暮鳥
  • ...ヤツカさん)の白熊(しろくま)がある夏(なつ)の日(ひ)のこと、水(みづ)から上(あが)り、それでも汗(あせ)をだらだら流(なが)しながら 「どうです、象(ぞう)さん。暑(あつ)いぢやありませんか」と聲(こゑ)をかけました。  象(ぞう)が 「えつ、何(なん)ですつて、わしはこれでも寒(さむ)いぐらゐなんだ、熊(くま)さん。いまぢあ、すこし慣(な)れやしたがね、此處(こゝ)へはじめて南洋(なんやう)から來(き)たときあ、まだ殘暑(ざんしよ)の頃(ころ)だつたがそれでも、毎日々々(まいにち/\/\)、ぶるぶる震(ふる)えてゐましただよ」 「へええ」  季節(とき)の推移(うつりかわり)...
路傍の草 - 寺田 寅彦
  • ...してみればきっとおもしろくまた有益だろうと思うが、自分にそれほどの暇も熱心もない。ただもう一二年たって、われわれ「東京者」に対する子供らの好奇心と反感のずっと減少した時分にもう一ぺん「花園の夢」を見るのもいいかと考えている。      五 草刈り  屋敷内に草一本ないという自覚を享楽するために、わざわざ人を雇ってまでも裏庭のすみずみまできれいに草を取ってしまう人がある。こういう人の心持ちが少なくも子供の時分にはわからなかった。なぜ草がはえていてはいけないかどうしても了解できなかった。およそ地からはえ出る植物に美しくないと思うものは一つもなかった。せっかくはえたものをむざむざむしり取...
科学と文学 - 寺田 寅彦
  • ...(しろうと)にもおもしろくまた有益なものが少なくない。チンダルのアルプス紀行とか、あまり有名ではないが隠れた科学者文学者バーベリオンの日記とかいうものがそうである。日本人のものでは長岡(ながおか)博士の「田園|銷夏(しょうか)漫録」とか岡田(おかだ)博士の「測候|瑣談(さだん)」とか、藤原(ふじわら)博士の「雲をつかむ話」や「気象と人生」や、最近に現われた大河内(おおこうち)博士の「陶片(とうへん)」とか、それからこれはまだ一部しか見ていないが入沢(いりさわ)医学博士の近刊随筆集など、いずれも科学者でなければ書けなくて、そうして世人を啓発しその生活の上に何かしら新しい光明を投げるようなものを多...
冬の王 - ランド ハンス
  • ...あそこで大きな白熊(しろくま)がうろつき、ピングィン鳥(ちょう)が尻(しり)を据えて坐(すわ)り、光って漂い歩く氷の宮殿のあたりに、昔話にありそうな海象(かいぞう)が群がっている。あそこにまた昔話の磁石の山が、舟の釘(くぎ)を吸い寄せるように、探険家の心を始終引き付けている地極の秘密が眠っている。我々は北極の閾(しきい)の上に立って、地極というものの衝(つ)く息を顔に受けている。  この土地では夜(よる)も戸を締めない。乞食(こじき)もいなければ、盗賊もいないからである。斜面をなしている海辺(かいへん)の地の上に、神の平和のようなものが広がっている。何もかも故郷(こきょう)のドイツなどとは違...


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