たしかに

 

たしかに ( たしかに )     たしかにについてまとめて読む

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「たしかに」を含むウィキ

2009年11月17日 10:05:00
2009年11月17日 10:10:01
2009年12月8日 17:15:00
2009年10月30日 21:15:04
2009年11月9日 21:34:59

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「たしかに」を含む小説

大菩薩峠 34 白雲の巻 - 中里 介山
  • ...らん、しかしながら、たしかに桃山の昔をしのぶ豪華のもので、他に比すべきものはない。苟(いやしく)もその道に精進しようとするものは、一枚の絵のために、千里の道を遠しとせざるほどの意気が無ければならん。それに就いて思い起すことは、永徳ももとより結構に相違ないが――伊達家(だてけ)には、まだ一つ、天下に掛替えのない筆蹟があるはずじゃ、それを御承知か」 「伊達家のことでござるから、それは天下に掛替えのない宝が一つや二つではござるまいが――刀剣であろう、茶器であろう、これらは拙者に於てあまり渇望もいたさぬし、また渇望いたしたからとて、拙者のような乞食画かきに、わざわざ宝蔵を開いて見せる物好きな三太夫も...
大菩薩峠 35 胆吹の巻 - 中里 介山
  • ...お雪ちゃんの眼には、たしかにあの人里の中へ大鷲が飛び下りてしまったと思わずにはおられません。  そうだとすれば、あの勢いで村里へ舞い下りたとすれば、村里一帯の不安が思いやられる!  一匹の狼、一頭の猪でさえ村が荒される、まして肉を裂くに足る鋭い爪と、血を吸うことに慣れたあの獰猛(どうもう)な嘴(くちばし)と、それから千里を走る翼を備えた、猛禽の王様に侵入されてはたまらない――何か、あの不安を村の人に知らしてやる術(すべ)はないものか。  お雪ちゃんは、そんなことを考えながら、再び無事にあの猛禽が中空高く舞い上り、飛び戻って来ることを望んでいたが、どうしたものか、さっぱりその音沙汰がありま...
盈虚 - 中島 敦
  • ...吾艾※ 牝豚はたしかに遣った故 早く牡豚を返すべし  衛の太子は之(これ)を聞くと顔色を変えた。思い当ることがあったのである。  父・霊公の夫人(といっても太子の母ではない)南子(なんし)は宋の国から来ている。容色よりも寧(むし)ろ其(そ)の才気で以てすっかり霊公をまるめ込んでいるのだが、此の夫人が最近霊公に勧め、宋から公子朝という者を呼んで衛の大夫に任じさせた。宋朝は有名な美男である。衛に嫁ぐ以前の南子と醜関係があったことは、霊公以外の誰一人として知らぬ者は無い。二人の関係は今衛の公宮で再び殆どおおっぴらに続けられている。宋の野人の歌うた牝豚牡豚とは、疑いもなく、南子と宋朝と...
環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄―― - 中島 敦
  • ...か。」  さうだ。たしかに。それだのに、其の新しい・きびしいものへの翹望は、何時か快い海軟風の中へと融け去つて、今は唯夢のやうな安逸と怠惰とだけが、懶(ものう)く怡(たの)しく何の悔も無く、私を取り圍んでゐる。 「何の悔も無く? 果して、本當に、さうか?」と、又先刻の私の中の意地の惡い奴が聞く。「怠惰でも無爲でも構はない。本當にお前が何の悔も無くあるならば。人工の・歐羅巴の・近代の・亡靈から完全に解放されてゐるならばだ。所が、實際は、何時何處にゐたつてお前はお前なのだ。銀杏の葉の散る神宮外苑をうそ寒く歩いてゐた時も、島民共と石燒のパンの實(み)にむしやぶりついてゐる時も、お前は何時もお前だ...
環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄―― - 中島 敦
  • ...か。」  そうだ。たしかに。それだのに、その新しい・きびしいものへの翹望(ぎょうぼう)は、いつか快い海軟風(かいなんぷう)の中へと融け去って、今はただ夢のような安逸と怠惰とだけが、懶(ものう)く怡(たの)しく何の悔も無く、私を取り囲んでいる。 「何の悔も無く? 果して、本当に、そうか?」と、また先刻の私の中の意地の悪い奴が聞く。「怠惰でも無為でも構わない。本当にお前が何の悔も無くあるならば。人工の・欧羅巴(ヨーロッパ)の・近代の・亡霊から完全に解放されているならばだ。ところが、実際は、何時(いつ)何処(どこ)にいたってお前はお前なのだ。銀杏の葉の散る神宮外苑をうそ寒く歩いていた時も、島民ど...


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