なっちゃった

 

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2009年11月16日 18:32:55
2009年10月16日 18:14:59
2009年11月7日 13:40:33
2009年12月24日 13:20:01
2010年01月19日 22:06:09

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「なっちゃった」を含む小説

七階の住人 - 宮本 百合子
  • ...た。 「私不愉快になっちゃったわ、何だか」  豊子は、冷静な表情で伸子を見た。 「――誰も好きな人はいないわ」 「デリカシーだの何だのって云う癖に、ああいうことは平気なのね、厭だわ」  ミス・ハウドンは、学生達を集め、最近必要と思われた種々の注意を与えた。人目を牽くから門のところに何時までも立っていてはいけないとか、たとい大好きな人とでも cheek to cheek dance は踊らない方が見よいとか。一つあっちこっちで忍び笑いを起した注意があった。よく愛人に誘われて芝居や夜会に出かける人がある。十二時過て帰って来るのはよいが、広間まで相手に送りこまれても別れきれず、隅っこに立っ...
病む子の祭 - 新美 南吉
  • ...よ、……もう見えなくなっちゃった。 三男  山の上にだれがいるの? 長女  だれだかわからないわ。 三男  先生じゃないの。 長女  見えやしないわ、そんなことまで。 三男  だめだなあ、おねえさんの目なんか。 (女の子、枕もとにすわる) 三男  旗は、どこまでとんでくかなあ。 長女  やた村に、きっと落ちるわ。 三男  やた村で落ちないで、もっとどんどんとんでったらどこへいくんだろう。 長女  知らないわ、そんなこと。 三男  どっかの黒い海にいくよ。 長女  そうかしら。 三男  だめだなあ、おねえさんなんか。なんにも知らないや。 長女  知ってるわ...
八十八夜 - 太宰 治
  • ...(くそ)リアリズムになっちゃった。笑いごとじゃない。十万億土、奈落(ならく)の底まで私は落ちた。洗っても、洗っても、私は、断じて昔の私ではない。一瞬間で、私はこんなに無残(むざん)に落ちてしまった。夢のようだ。ああ、夢であってくれたら。いやいや、夢ではない。ゆきさんは、たしかにあのとき、はっと言葉を呑んでしまった。ぎょっとしたのだ。私は、舌|噛(か)んで死にたい。三十五年、人は、ここまで落ちなければならぬか。あとに何が在る。私は、永久に紳士でさえない。犬にも劣る。ウソつけ。犬と「同じ」だ。  どうにも、やり切れなくて、笠井さんは停車場へ行って二等の切符を買った。すこし救われた。ほとんど十年ぶ...
落ちてゆく世界 - 久坂 葉子
  • ...すもよさないも駄目になっちゃったんだ」 「今日の、どこかの奥様なんでしょう。どんなお交際なの」 「どんなでもいい、どんなでもいい。姉様あっちへ行って。僕を一人にしておいて下さい」  私は立ち上りました。そして自分の部屋へはいると急に信二郎がかわいそうになって来ました。どんな風に生きるのか、私はやっぱり黙っているのがいいのでしょうか。信二郎は信二郎。私は私。私は私しか導くことも出来ないし、制御することも出来ないのです。寐る前に信二郎の部屋の前にもう一度何気なく来た私は、そこにすすり泣く声をききました。  またある日――  私と信二郎と叔母と春彦とカードをしておりました。父は相変らず...
第四次元の男 - 海野 十三
  • ...か身体が、あんな風になっちゃったんだよ。もういたくも何ともないよ。――それで僕は伯父に……」 「だけれど、へんね。まるで、目まいでも起こしたようだったわね」 「なあに大したことはないよ。僕、このごろすこし神経衰弱らしいのでね」  そういいながら、二人の若き男女は、呆然(ぼうぜん)たるわたくしをのこして向うへいってしまった。  わたくしは草原へすわりこんだまま、しばし二人の後姿を見送っていた。 (なんという暢気(のんき)というか、鈍感というか、あきれた二人達れだろう。自分たちの話に夢中になって、わたくしの突(つ)き当(あた)ったことに気がつかないのだ)  だが、待てよ、どうも腑(ふ)...


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