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2009年05月22日 08:11:07
2009年12月21日 18:25:00
2009年11月9日 10:17:12
2009年12月1日 10:46:33
2010年01月30日 21:30:55
  • @PAINT -   - @PAINT 記事5を表示記事5を非表示 2010-01-30 21:30 記事の概要:
    世界なんて一瞬で変わってしまう

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大菩薩峠 35 胆吹の巻 - 中里 介山
  • ...やかに口中へ運ばせるなんていうことはガラにないのです。米友に柿の実をあてがって置いて、お雪ちゃんが、 「友さん――お前に聞きたいと思っていましたが、あのお嬢様という方は、いったい、あれはどういう方なのですか」  柿の実で買収して置いて、それから探訪の鎌をかけようというお雪ちゃんの策略でないことはわかっているし、米友とてもまた、昔噺(むかしばなし)の主人公と違って、柿の実や、握飯の一つや二つで買収される男ではないにきまっているが、つまりお雪ちゃんは、この機会に於て、このあたり静かな、そうして、後ろには山形雄偉なる胆吹山が傲然(ごうぜん)として見張りをしている、新開墾地の人無きところで、日頃か...
大菩薩峠 39 京の夢おう坂の夢の巻 - 中里 介山
  • ...)に出てしまった人間なんて、チットも恐ろしくない。これからは顔の知られない奴だって。彼奴(きゃつ)等だって、ちァんと俺たちの運動の方向をつかんだ云い方をするよ。だから彼奴等のスパイ政策も変ってきたらしい。特高係とか何んとか、所詮表看板をブラ下げたものに彼奴等自身もあまり重きを置かなくなってきたらしいんだ。  ――フうん、やるもんだな。  ――合法活動ならイザ知らず、運動が沈んでくれば、そんなスパイの踏みこめるところなど知れたものだ。恐ろしいのは仲間がスパイの時だ。或いは途中でスパイにされたときだ。買収だな。早い話が……。  ――オイ/\頼むぜ。  石川がムキな声を出した。  ――ハヽ...
そめちがへ - 森 鴎外
  • ...へれば、いいえあら嫌なんてつたつて話すわ、梅ちやんも人真似をして、ためになるお客の上には大の字、気に入つたお客の上には上の字が幾つも重ねて附けてあるといふ、三谷|己(おれ)の名は上の字が十ばかりあるはずとからかへば、沢山附いてますと笑ふは痩ぎすの小竹、あら大の字の方だわと正直にいふは靨(えくぼ)の梅子、上の字なんぞ附けてはお万ねえさんに悪いわねえとは、ちびの文子なかなかませたり、下から来た女に堀田原(ほったはら)の使はと問へばまだといふに、追(お)ひ駈(か)けてまた人を遣り、あの竪樋(たてどい)の音に負けぬやうにと、三谷が得意の一中(いっちゅう)始まりて、日の暮るるをも知らざりけり、そもそも堀...
かめれおん日記 - 中島 敦
  • ...う私のことを考へてるなんて。)           四  今日も勤めのない日。火、水、木、と三日、休みが續くのである。昨夜は稍※眠れた。發作への懸念(殆ど恐怖といつてもいゝ)も先づ無くなる。持藥の麻杏甘石湯(まきやうかんせきたう)の分量を少し増す位で濟みさうである。鈍い頭痛は依然去らない。午前中|嘔氣(はきけ)少々。  カメレオンは一昨日から蠅を十二三匹しか喰べてゐない。止り木から下りて、綿の上に蹲(うづくま)つてゐる。寒いのであらう。之では長くもつまいと思ふ。いよ/\仕方がなければ動物園へ持つて行くことにしよう。後肢のつけねの所に小さい黒褐色の傷痕がついてゐる。學校で床へ落ちた...
環礁 ――ミクロネシヤ巡島記抄―― - 中島 敦
  • ...流されて、行過ぎとるなんてことがあるから、あてにはなりませんなあ。」  警官は話を換へて、そんなことを言ひ、伸びをしながら、眼を海の方に向けた。私も亦それにつられて、何といふこともなく、目を細くして眩しい海と空とを眺めた。  底拔けの上天氣である。何といふ光り輝く青さだらう、海も空も。澄(す)み透(とほ)る明るい空の青が、水平線近くで、茫と煙る金粉の靄の中に融け去つたかと思ふと、其の下から、今度は、一目見ただけで忽ち全身が染まつて了ひさうな華やかな濃藍の水が、擴がり、膨らみ、盛上つて來る。内に光を孕んだ豐麗極まりない藍紫色の大圓盤が、船の白塗の欄干(てすり)の上になり下になりして、とてつも...

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