ふくろう

 

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2009年12月9日 04:30:05
2009年12月9日 04:30:06
2009年12月14日 11:10:10
2010年01月11日 06:50:11
2009年12月4日 22:11:06

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牛をつないだ椿の木 - 新美 南吉
  • ...)で、ほオほオと梟(ふくろう)が鳴(な)いていて、崖(がけ)の上(うえ)の仁左(にざ)エ門(もん)さんの家(いえ)では、念仏講(ねんぶつこう)があるのか、障子(しょうじ)にあかりがさし、木魚(もくぎょ)の音(おと)が、崖(がけ)の下(した)のみちまでこぼれていました。もう夜(よる)でありました。行(い)ってみると、働(はたら)き者(もの)の利助(りすけ)さんは、まだ牛小屋(うしごや)の中(なか)のくらやみで、ごそごそと何(なに)かしていました。 「えらい精(せい)が出(で)るのオ。」 と、海蔵(かいぞう)さんがいいました。 「なに、あれから二へん半田(はんだ)まで通(かよ)ってのオ、ちょ...
神鷺之巻 - 泉 鏡花
  • ...翔込(かけこ)む梟(ふくろう)、小春日になく山鳩は構いない。いたずらものの野鼠は真二つになって落ち、ぬたくる蛇は寸断(ずたずた)になって蠢(うごめ)くほどで、虫、獣(けだもの)も、今は恐れて、床、天井を損わない。  人間なりとて、心柄によっては無事では済まない。かねて禁断であるものを、色に盲(めし)いて血気な徒が、分別を取はずし、夜中、御堂へ、村の娘を連込んだものがあった。隔ての帳(とばり)も、簾(すだれ)もないのに――  ――それが、何と、明(あかる)い月夜よ。明神様もけなりがッつろと、二十三夜の月待の夜話(よばなし)に、森へ下弦の月がかかるのを見て饒舌(しゃべ)った。不埒(ふらち)を働...
放浪作家の冒険 - 西尾 正
  • ...るよる逆のまるで梟(ふくろう)のような日々をおくっている体には、ながねんの夜露が骨のずいまでしみこんでいて、五年や十年の摂生でははらえそうもない。なまじいはらおうとも思わぬ。なんのための摂生だろう。なんのための養生だろう。摂生といい養生といい、どこにもたよるべき家郷をもたぬ永遠のヴァガボンド、よせうつ寂寥(せきりょう)と孤独と絶望の波をたえず頭からひっかぶっているおれにとって、それはまるで泡みたいなものだ。おなじ泡なら泡盛のほうがいい。ヴェルレエヌじゃないが、「げに我れはうらぶれて、ここかしこさだめなく、飛び散らう落葉かな」というわけで、自慢じゃないが婦人病以外の病気はたいていわずらった。なか...
双子の星 - 宮沢 賢治
  • ...おいほし。  夜鷹ふくろう、ちどり、かけす、  来よとすれども、できもせぬ。」 「あ、大烏の星だ。」童子たちは一緒(いっしょ)に云いました。  もう空のすすきをざわざわと分けて大烏が向うから肩(かた)をふって、のっしのっしと大股(おおまた)にやって参りました。まっくろなびろうどのマントを着て、まっくろなびろうどの股引(ももひき)をはいて居(お)ります。  大烏は二人を見て立ちどまって丁寧(ていねい)にお辞儀(じぎ)しました。 「いや、今日は。チュンセ童子とポウセ童子。よく晴れて結構ですな。しかしどうも晴れると咽喉が乾(かわ)いていけません。それに昨夜(ゆうべ)は少し高く歌い過ぎ...
多神教 - 泉 鏡花
  • ...幽(かすか)に、梟(ふくろう)。二度ばかり鳴く。) 神職 (威儀いかめしく太刀(たち)を佩(は)き、盛装して出(い)づ。仕丁相従い床几(しょうぎ)を提(ひっさ)げ出(い)づ。神職。厳(おごそか)に床几に掛(かか)る。傍(かたわら)に仕丁|踞居(つくばい)て、棹尖(さおさき)に剣(けん)の輝ける一流の旗を捧(ささ)ぐ。――別に老いたる仕丁。一人。一連の御幣(ごへい)と、幣ゆいたる榊(さかき)を捧げて従う。) お沢 (悄然(しょうぜん)として伊達巻(だてまき)のまま袖を合せ、裾(すそ)をずらし、打(うち)うなだれつつ、村人らに囲まれ出(い)づ。引添える禰宜の手に、獣(けもの)の毛皮にて、男枕(...


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