やらかし

 

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2010年02月3日 12:36:14
2009年12月13日 20:56:44
2010年02月5日 20:56:16
2010年02月6日 09:01:15
2009年10月31日 00:15:54

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二流の人 - 坂口 安吾
  • ...ぬ。シャア/\と再三やらかして平気なものだ。それだけ信長を頼りもし信じてもゐたのであるが如水は後悔警戒した。傾倒の度も不足であるが、自恃(じじ)の念も弱いのだ。  如水は律義であるけれども、天衣無縫の律義でなかつた。律義といふ天然の砦がなければ支へることの不可能な身に余る野望の化け者だ。彼も亦一個の英雄であり、すぐれた策師であるけれども、不相応な野望ほど偉くないのが悲劇であり、それゆゑ滑稽笑止である。秀吉は如水の肚を怖れたが、同時に彼を軽蔑した。  ある日、近臣を集めて四方山話の果に、どうだな、俺の死後に天下をとる奴は誰だと思ふ、遠慮はいらぬ、腹蔵なく言ふがよい、と秀吉が言つた。徳川、前田...
白痴 - 坂口 安吾
  • ...)のような疎開騒ぎをやらかしたのもつい先頃のことであり、その跡すらも片づいていないのに、それはもう一年前の騒ぎのように遠ざかり、街の様相を一変する大きな変化が二度目にそれを眺める時にはただ当然な風景でしかなくなっていた。その健康な健忘性の雑多なカケラの一つの中に白痴の女がやっぱり霞んでいる。昨日まで行列していた駅前の居酒屋の疎開跡の棒切れだの爆弾に破壊されたビルの穴だの街の焼跡だの、それらの雑多のカケラの間にはさまれて白痴の顔がころがっているだけだった。  けれども毎日警戒警報がなる。時には空襲警報もなる。すると彼は非常に不愉快な精神状態になるのであった。それは彼の留守宅の近いところに空襲が...
舞馬 - 牧 逸馬
  • ...うもはやえらいことをやらかしたもんだ、しかし、ああ落ちついてるのが不思譲だなあ、などという声が、十長、機関、鳶、巻車、らっぱのあいだに拡がって行って、それがお八重の耳にも、茂助の耳にも、最後に峰吉の耳にも這入(はい)った。お八重はくすくす笑っていたし、茂助は色男めかしてにっこりしたし、最後に峰吉は、黒子(ほくろ)の毛を引っばりながら、重ねておいて四つにするという古い言葉を思出して、ちょっと、正月の餅のようだと感じた。三人とも何にも言わずに解りあっていたのだ。もすの子だなんて、そんな馬鹿げたことがあるもんか、と。  が、このあられもない風評にそそのかされでもしたようにお八重は不必要にも一つのあ...
骨董 - 幸田 露伴
  • ...ょうりゅう)の巧偸をやらかして、※本(もほん)の方を渡して知らん顔をきめようというのであった。ところが先方にも荒神様(こうじんさま)が付いていない訳ではなくて、チャント隠し印(じるし)のあることには気が付かなかったのである。こういうイキサツだから何時(いつ)まで経(た)っても売れない。そこで正賓は召使の男を遣(や)って、雲林を取返して来いといい付けた。隠し印のことは無論男に呑込ませたのである。この男の王仏元(おうぶつげん)というのも、平常(いつも)主人らの五分(ごぶ)もすかさないところを見聞(みきき)して知っているので、なかなか賢くなっている奴だった。で、仏元は廷珸のところへ往って、雲林を返し...
骨董 - 幸田 露伴
  • ...時、米元章流の巧偸をやらかして、※本(もほん)の方を渡して知らん顔をきめようと云ふのであつた。ところが先方にも荒神様が付いてゐない訳では無くて、チャント隠し印のあることには気が付かなかつたのである。斯様いふイキサツだから何時まで経つても売れない。そこで正賓は召使の男を遣つて、雲林を取返して来いと云付けた。隠し印のことは無論男に呑込ませたのである。此の男の王仏元といふのも、平常(いつも)主人等の五分もすかさかいところを見聞して知つてゐるので、中々賢くなつてゐる奴だつた。で、仏元は延珸のところへ往つて、雲林を返して下さいと云ふと、廷珸は承知して一幅を返した。一幅は何も彼も異つては居なかつた。しかし...


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