や行

 

や行 ( やぎょう )     や行についてまとめて読む

 
        の事

あ段 い段 う段 え段 お段
あ行 あ い う え お
か行 か き く け こ
さ行 さ し す せ そ
た行 た ち つ て と
な行 な に ぬ ね の
は行 は ひ ふ へ ほ
ま行 ま み む め も
や行 や ゆ よ
ら行 ら り る れ ろ
わ行 わ ゐ ゑ を ん

「ゐ」「ゑ」は、現在歴史的仮名遣においてのみ用いられる

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「や行」を含むウィキ

2009年10月17日 18:56:02
2010年01月27日 21:36:05
2009年12月17日 17:31:02
2010年01月3日 19:56:01
2010年01月4日 14:20:34

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或阿呆の一生 - 芥川 竜之介
  • ...気を感じた。 「ぢや行かうか?」  医者は彼の先に立ちながら、廊下伝ひに或部屋へ行つた。その部屋の隅にはアルコオルを満した、大きい硝子(ガラス)の壺の中に脳髄が幾つも漬(つか)つてゐた。彼は或脳髄の上にかすかに白いものを発見した。それは丁度卵の白味をちよつと滴(た)らしたのに近いものだつた。彼は医者と立ち話をしながら、もう一度彼の母を思ひ出した。 「この脳髄を持つてゐた男は××電燈会社の技師だつたがね。いつも自分を黒光りのする、大きいダイナモだと思つてゐたよ。」  彼は医者の目を避ける為に硝子窓の外を眺めてゐた。そこには空(あ)き罎(びん)の破片を植ゑた煉瓦塀(れんぐわべい)の外に何も...
南瓜 - 芥川 竜之介
  • ...れ)てばかりゐる訳にや行(ゆ)きやしない。たまには改まつて、真面目(まじめ)な事も云ふ時がある。が、お客の方ぢや南瓜は何時(いつ)でも洒落るもんだと思つてゐるから、いくらあいつが真面目(まじめ)な事を云つたつて、やつぱり腹を抱へて笑つてゐる。そこがこの頃になつて見ると、だんだんあいつの気になり出したんだ。あれで君、見かけよりや存外(ぞんぐわい)神経質な男だからね。いくらフロツクに緋天鳶絨(ひびろうど)のチヨツキを着て由兵衛奴(よしべゑやつこ)の頭を扇子(せんす)で叩いてゐたつて、云ふ事まで何時(いつ)でも冗談(じようだん)だとは限りやしない。真面目な事を云ふ時は、やつぱり真面目な事を云つてゐる...
点心 - 芥川 竜之介
  • ...雲 つま猫の胸の火や行(ゆ)く潦(にはたづみ) 夜桜に怪しやひとり須磨(すま)の蜑(あま) 蚊柱(かばしら)の礎(いしずゑ)となる捨子(すてこ)かな 人魂(ひとだま)は消えて梢(こずゑ)の燈籠(とうろ)かな あさましや虫鳴く中に尼ひとり 火の影や人にて凄き網代守(あじろもり)  句の佳否(かひ)に関(かかは)らず、これらの句が与へる感じは、蕪村(ぶそん)にもなければ召波(せうは)にもない。元禄(げんろく)でも言水(げんすゐ)唯|一人(ひとり)である。自分は言水の作品中、必(かならず)しもかう云ふ鬼趣(きしゆ)を得た句が、最も神妙なものだとは云はぬ。が、言水が他の大家(たいか)...
一塊の土 - 芥川 竜之介
  • ...ことは理窟ばつかしぢや行かなえせえに、とつくりお前も考へて見てくんなよ。おらはもう何とも云はなえからの。」  二十分の後、誰か村の若衆が一人、中音(ちゆうおん)に唄をうたひながら、静にこの家の前を通りすぎた。「若い叔母さんけふは草刈りか。草よ靡(なび)けよ。鎌切れろ。」――唄の声の遠のいた時お住はもう一度眼鏡越しに、ちらりとお民の顔を眺めた。が、お民はランプの向うに長ながと足を伸ばしたまま、生欠伸(なまあくび)をしてゐるばかりだつた。 「どら、寝べえ。朝が早えに。」  お民はやつとかう云つたと思ふと、塩豌豆を一掴(ひとつか)みさらつた後、大儀さうに炉側を立ち上つた。……        ...
人魚の祠 - 泉 鏡花
  • ...こゑ)して、早(は)や行掛(ゆきかゝ)つた私(わたし)を留(と)めた…… (見(み)て貰(もれ)えたいものがあるで、最(も)う直(ぢき)ぢやぞ。)と、首(くび)をぐたりと遣(や)りながら、横柄(わうへい)に言(い)ふ。……何(なん)と、其(そ)の兩足(りやうあし)から、下腹(したばら)へ掛(か)けて、棕櫚(しゆろ)の毛(け)の蚤(のみ)が、うよ/\ぞろ/\……赤蟻(あかあり)の列(れつ)を造(つく)つてる……私(わたし)は立窘(たちすく)みました。  ひら/\、と夕空(ゆふぞら)の雲(くも)を泳(およ)ぐやうに柳(やなぎ)の根(ね)から舞上(まひあが)つた、あゝ、其(それ)は五位鷺(ごゐさ...


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