ら行

 

ら行 ( らぎょう )     ら行についてまとめて読む

日本語50音の「」。

あ段 い段 う段 え段 お段
あ行 あ い う え お
か行 か き く け こ
さ行 さ し す せ そ
た行 た ち つ て と
な行 な に ぬ ね の
は行 は ひ ふ へ ほ
ま行 ま み む め も
や行 や ゆ よ
ら行 ら り る れ ろ
わ行 わ ゐ ゑ を ん

「ゐ」「ゑ」は、現在歴史的仮名遣においてのみ用いられる

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「ら行」を含むウィキ

2009年10月17日 18:56:03
2009年12月29日 17:16:16
2010年01月10日 22:20:04
2009年12月17日 17:41:00
2009年10月18日 15:21:13

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或敵打の話 - 芥川 竜之介
  • ...あった。二人はそれから行燈(あんどう)を囲んで、夜もすがら左近や加納親子の追憶をさまざま語り合った。が、彼等の菩提(ぼだい)を弔(とむら)っている兵衛の心を酌(く)む事なぞは、二人とも全然忘却していた。  平太郎の命日は、一日毎に近づいて来た。二人は妬刃(ねたば)を合せながら、心|静(しずか)にその日を待った。今はもう敵打(かたきうち)は、成否の問題ではなくなっていた。すべての懸案はただその日、ただその時刻だけであった。甚太夫は本望(ほんもう)を遂(と)げた後(のち)の、逃(の)き口(くち)まで思い定めていた。  ついにその日の朝が来た。二人はまだ天が明けない内に、行燈(あんどう)の光で身...
お律と子等と - 芥川 竜之介
  • ...? 井上だよ。井上なら行くだろう?」 「僕は駄目だよ。お袋が病気なんだから――」 「そうか。そりゃ失敬した。だが残念だね。昨日|堀(ほり)や何かは行って見たんだって。――」  そんな事を話し合った後(のち)、電話を切った洋一は、そこからすぐに梯子(はしご)を上(あが)って、例の通り二階の勉強部屋へ行った。が、机に向って見ても、受験の準備は云うまでもなく、小説を読む気さえ起らなかった。机の前には格子窓(こうしまど)がある、――その窓から外を見ると、向うの玩具問屋(おもちゃどんや)の前に、半天着(はんてんぎ)の男が自転車のタイアへ、ポンプの空気を押しこんでいた。何だかそれが洋一には、気忙(き...
仙人 - 芥川 竜之介
  • ...名と妻の名と、それから行方(ゆくえ)の知れない二人の子の名とがつけてある。それが、嚢(ふくろ)の口から順々に這い出して火の気のない部屋の中を、寒そうにおずおず歩いたり、履(くつ)の先から膝の上へ、あぶない軽業(かるわざ)をして這い上りながら、南豆玉(なんきんだま)のような黒い眼で、じっと、主人の顔を見つめたりすると、世故(せこ)のつらさに馴れている李小二でも、さすがに時々は涙が出る。が、それは、文字通り時々で、どちらかと云えば、明日(あす)の暮しを考える屈託(くったく)と、そう云う屈託を抑圧しようとする、あてどのない不愉快な感情とに心を奪われて、いじらしい鼠の姿も眼にはいらない事が多い。  ...
素描三題 - 芥川 竜之介
  • ...お)つたまま、ぶらぶら行商(ぎやうしやう)から帰つて来た。すると家の近くへ来た時、何か柔(やはら)かいものを踏みつぶした。それは月の光に透かして見ると、一匹の蟇(ひき)がへるに違ひなかつた。武さんは「俺(おれ)は悪いことをした」と思つた。それから家へ帰つて来ると、寝床の前に跪(ひざまづ)き、「神様、どうかあの蟇(ひき)がへるをお助け下さい」と十分ほど熱心に祈祷(きたう)をした。(武さんは立ち小便をする時にも草木(くさき)のない所にしたことはない。尤(もつと)もその為に一本の若木の枯れてしまつたことは確かである。)  武さんを翌朝起したのはいつも早い牛乳配達だつた。牛乳配達は武さんの顔を見ると...
文章と言葉と - 芥川 竜之介
  • ...多(めつた)にすらすら行つたことはない。必ずごたごたした文章を書いてゐる。僕の文章上の苦心といふのは(もし苦心といひ得るとすれば)そこをはつきりさせるだけである。他人の文章に対する注文も僕自身に対するのと同じことである。はつきりしない文章にはどうしても感心することは出来ない。少くとも好きになることは出来ない。つまり僕は文章上のアポロ主義を奉ずるものである。  僕は誰に何(なん)といはれても、方解石(はうかいせき)のやうにはつきりした、曖昧(あいまい)を許さぬ文章を書きたい。      言葉  五十年|前(ぜん)の日本人は「神」といふ言葉を聞いた時、大抵(たいてい)髪をみづらに結(...


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