ウインド

 

ウインド ( ういんど )     ウインドについてまとめて読む

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「ウインド」を含むウィキ

2009年05月27日 17:40:29
2009年12月26日 14:20:56
2010年01月2日 17:51:06
2009年10月23日 08:55:00
2009年12月27日 09:55:39

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「ウインド」を含む小説

気絶人形 - 原 民喜
  • ...ずしてもらい、ショーウインドに出して並べてもらったのでみんな大はしゃぎなのです。 「自動車が見えるよ」 「わあ、あの人、可愛いい犬連れてたのしそうに歩いています」 「おお、早くクリスマスがやって来ないかな」  お人形たちは、みんなてんでにこんなことをしゃべっていましたが、そのなかに一人、今とても気分がわるくなっている人形がいました。はじめて眼の前に街の景色が見えて来たり、あんまりいろんなものが見えるので、そのお人形は目がまわったのかもしれません。そのお人形の顔は、とてもさびしそうでした。そのうちに、ほかのお人形たちも、その人形の様子に気がつきました。 「まあ、どうしたの、お顔が真青よ...
魔のひととき - 原 民喜
  • ...の花屋だ。僕はシヨーウインドに近よる。僕はみとれる。みとれてゐる自分にみとれる。玻璃越しに見える花々がまるで追憶そつくりだ。さうだ、追憶はいま酒のやうに僕をふらふらさす。それに、このゴム底靴や凹凸の地面が、一そうふらふらさす。僕は何かもつと固い手応へを求めてゐるやうだ。何か整然とした一つの世界が僕に見えてくるやうだ。僕のまはりにまつはる雲母色の空気は殆どさきほどから、それを囁いてゐるのではないか。……その頃お前が入院してゐた病院は、野らも海も一目に見下ろせる高台の上にあつた。僕は澄んだ秋の光線のなかを、そこの坂の固い鋪道を靴の音を数へながら歩いてゐた。お前の病態は憂はしかつたし、僕の生きてゐる...
見えざる敵 - 海野 十三
  • ...だった。彼は、ショーウインドーらしき大きな硝子(ガラス)をとおして、一部始終を眺めて暮らしているのだった。彼の前には、紛(まぎ)れもなく賑(にぎや)かな上海(シャンハイ)、南京路(ナンキンろ)の雑沓(ざっとう)が展開しているのだった。それも暁(あかつき)の南京路の光景から、明(あけ)る陽(ひ)をうけた繁華(はんか)な時間の光景から、やがて陽は西に傾(かたむ)き夜の幕(とばり)が降りて、いよいよ夜の全世界と化(か)した光景、さては夜も更(ふ)けて酔漢(すいかん)と、彼の手下どもが徘徊(はいかい)する深夜の光景に至るまで、大小洩(だいしょうも)れなく、南京路の街頭を見つくし見飽(みあ)きているのだ...
妖婆 - 芥川 竜之介
  • ...、近くの飾窓(ショウウインドウ)から、大幅の光がさす中に、しっきりなく飛びまわる紙屑を、じっと透かして見た事もありました。実際その時はそうして見たら、ふだんは人間の眼に見えない物も、夕暗にまぎれる蝙蝠(こうもり)ほどは、朧げにしろ、彷彿(ほうふつ)と見えそうな気がしたからです。  が、東京の町で不思議なのは、銀座通りに落ちている紙屑ばかりじゃありません。夜更けて乗る市内の電車でも、時々尋常の考に及ばない、妙な出来事に遇うものです。その中でも可笑(おか)しいのは人気(ひとけ)のない町を行く赤電車や青電車が、乗る人もない停留場へちゃんと止まる事でしょう。これも前の紙屑同様、疑わしいと御思いになっ...
流線間諜 - 海野 十三
  • ...茶ギボンの飾窓(ショウインドウ)の前で立ち停(どま)ったままスローモーションの操(あやつ)り人形(にんぎょう)のように上体をフラリフラリと動かしているのを認めた。 「オヤ、どうしたんだろう?」  きっと練兵場の近くの女のひとで、見よう見真似で、足踏みでもしているのだろうと思っていたところ、突然ガックリと頭を垂れた。 「これァいけない!」  と驚いて帆村が叫んだのがキッカケのように、かの洋装の麗人は呀(あ)っという間もなく崩れるように地面に膝を折り、そして中心を失ってドタリと鋪道の上に倒れてしまった。 「脳貧血かしら……」  帆村は息せききって、彼女の倒れている場所へ駈けつけた。近く...


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