カチューシャ

 

カチューシャ ( かちゅーしゃ )     カチューシャについてまとめて読む

頭につけるヘアバンドの事。

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2009年12月10日 03:06:15
2010年01月8日 12:31:41
2010年01月8日 12:31:42

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「カチューシャ」を含む小説

青春 - 宮本 百合子
  • ...の風が遠くの街道からカチューシャのうたをのせて来た。学生らしい歌いっぷり、その声は段々近づいて来て、また次第に遠く消え去った。それは東京で松井須磨子のカチューシャとともにその頃はやりはじめたばかりの歌であった。それをうたう人は東京から来た人しかなく、男の声でそのうたをうたう東京から来た人といえば、その村では誰それとすぐわかる人であった。私はそれにじっと耳を傾けている。雪がつもって凍った外の夜はいかにもひろく、むこうの山並までもつらなっているなかを、マント姿で行く人の姿を浮かべているのであった。  十九のとき、十五であった弟が亡くなった。それより前に十六のとき、五つであった妹がなくなっている。...
復活 - 宮本 百合子
  • ...のこったこと。  カチューシャに扮した山口淑子は熱演している。各場面ごとに、その場面の範囲内で。このことは、女優としての山口淑子に、カチューシャの人間的成長の全体が、自分によくのみこめた一貫性をもってうちこまれていないということを語っている。  ネフリュードフに悪態をつくところ、牢獄でウォツカをあおって売笑婦の自棄の姿を示すとき、山口淑子は、体の線も大きくなげ出して、所謂(いわゆる)ヴァンパイアの型を演じる。けれども、最後の場面で、政治犯でシベリアに流刑される人々にまじったカチューシャが、その人々の感化から自分の過去の不幸の意味を理解し、人間としてそこからぬけ出してゆく途がわかってみれば、...
文学と生活 - 宮本 百合子
  • ...ルストイの「復活」のカチューシャの経歴とそれを通じて語られている彼女の人間としての抗議は、文学を愛するすべての人に知られている。モーパッサンの「女の一生」も。  これらの古典の中にはわたしたちの心をひきつける人生の姿がまざまざと描かれているが、わたしたち自身が自分で文をつくり出してゆく時は、原稿紙のわきにどれほど傑作をつみあげておいても何の役にもたたない。それどころかわたしたちは不思議なことを発見している。人生を深くとらえて描き出し、読む人の心をひきつける作品というものは、奇妙な力をもっていて、読者がまじめに、その作品の世界に入ってゆけばゆくほど、ますますひろく、ますます深く、日頃は何となく...
松井須磨子 - 長谷川 時雨
  • ...唄(うた)をうたい、カチューシャでさすらいの唄から、一段と世間的に須磨子の名は広まった。行(ゆ)こうかもどろかオロラの下へ――という感傷的(センチメンタル)な声は市井(しせい)の果(はて)から田舎人の訛声(だみごえ)にまで唄われるようになった。そして最後にカルメンの悲しい唄声を残して彼女は逝(い)った。流行唄はすぐさまこんなふうに悲しい彼女の身の上を唄った―― 君に離れてわしゃ薔薇(ばら)の花。濡(ぬ)れてくだけてしおしおと、ゆうべさびしい楽屋|入(いり)、鬘(かつら)衣裳も手につかず、 幕の下(お)りると待ちかねて、すすり泣くぞえ舞台裏――  彼女の葬式はすべて抱月氏のにならっ...
平和運動と文学者 一九四八年十二月二十五日、新日本文学会主催「文芸講演会」における講演 - 宮本 百合子
  • ...イの「復活」でさえもカチューシャという女主人公をとおしてブルジョア法律の非人間性を暴露しています。  治安維持法という全く権力擁護の悪法によって血ぬられた立身出世の階段を一段一段と経のぼった人間が人民の正義と自由に対して罪のない者であるということは、人間としての正義感が承知しません。こんにち、権力をもっている支配者たちの法律がそれをどう擁護するにしろ、正直な人民の正義感はそれに承服しません。ブルジョア文化・文学の感覚では、こういう種類の憤りの実感をいわゆる「イデオロギー的表現」として型にはめています。頭で考えていわゆる階級性でそういうことをいうのだと思っている。でもわたしたちのこの感じは、本...


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