ガラクタ

 

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機械的なごみ

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2009年12月20日 19:01:05
2009年12月7日 14:57:05
2009年05月26日 21:35:32
2010年01月19日 13:36:09
2010年01月29日 23:26:06

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落ちてゆく世界 - 久坂 葉子
  • ...いるわよ」  私はガラクタ入れの中から湯たんぽを出して来ました。ほこりをはらって水をいれるとそれはジャージャーもって使えないようになっておりました。  その晩、私は自分の部屋にいて、雑誌をよんでおりました。母と叔母とは、隣の部屋で編物をしておりました。二人の会話がきこえて来ます。 「お義姉様。春彦の本代が随分いりますのよ。科学の材料費なんかも。ノートや鉛筆やそんなものも馬鹿になりませんわね」 「本当ね。でも勉強のものだけは十分にしてあげたいわね。雪子にも、たんす一本、買ってやれなくて……」  私は苦笑しました。そして襖越しに声をかけました。 「母様、お金はふって来ませんよ。すわって...
水鳥亭 - 坂口 安吾
  • ...たは、よくも、まア、ガラクタ本を焼き払う気にならないものですね。人を散々泣かせて、三文の得にもならないどころか、笑いものになったばかしじゃありませんか。この本の一冊ごとに、あなたが低脳だという刻印が捺してあるのですよ。低脳の証拠を毎日眺めて平気でいられるのがフシギですよ。どこまで低脳だか、分りゃしない。私や克子がともかく生きていられたのは、大伯母さまのおかげです。さもなければ、本のために母子心中していますとも」  信子の偽らぬ気持であった。克子にはきき古りた愚痴である。これをきかされるために生れてきたかのように、ウンザリさせられてもいる。信子の語気は激しかったが、克子の耳には陳腐なクリゴトで...
明治開化 安吾捕物 18 その十七 狼大明神 - 坂口 安吾
  • ...って、残ったのは概ねガラクタらしく、おまけに焼いた古文書の代償として、家宝の太刀やその他数点の重要なものをオーカミイナリに奉納したということです。それでも昔からの大富豪のことですから、引越しの荷物は大そうな数でしたよ。置き残したガラクタはまだ五ツの倉にある筈です」 「殺された番頭定助の遺族はどうしておりますか?」 「数年前に未亡人も病死しまして、一人息子の伊之吉というのが残りましたが、母の死後いずれへか行方知れず立ち去りました」  土地の古老もオーカミイナリについては多くのことを知らなかった。  新十郎一行は賀美村を去り、加治家の跡をすぎ、定助の殺された古墳も一見して、夕刻に太駄の里に...
明治開化 安吾捕物 19 その十八 踊る時計 - 坂口 安吾
  • ...んでいるピカピカしたガラクタとは物がちがう。一ツでも、何万、何十万という珍品ぞろいだ。この品物と一しょにいると、品物が持主を殺したがるに相違ない。品物の面魂(つらだましい)を見てごらん。ジッとイノチを狙っているね。そういうのが三十や五十はあるだろう。なにしろ、本来の持主と一しょに、土の下の古墳の石の部屋の中にある石の棺の中に千年も二千年も眠っていた品々だからね。一枚の石のフタが四畳半はタップリある奴を五枚も十枚もならべた下に二千年も眠っていたのだ。怒っているよ。病人を殺した短剣だって、墓の中から出てきたものかも知れない」  こうおどかされて、警官も単なる人殺しの現場以上に妖気がこもっているの...
明治開化 安吾捕物 20 その十九 乞食男爵 - 坂口 安吾
  • ...方から持参の日用品とガラクタの類しか現れないが、身体検査で再び久五郎の懐中から三千円なにがしを発見して、 「隠すより現るるはなし、じゃないか。先日の家捜しの時にはなかった三千円だ。してみれば、まだまだ、あるな」  ジロリと睨んで、三千円を懐中に入れた。彼らは立ち去りかけたが、まだミレンがあるらしく、隣室でごてついて、 「やっぱり、ここにはないのよ」 「じゃア、どこだ?」 「典六。薄々感づいているのは、アレだけよ」 「フム」  周信は考えこんでいるらしかったが、 「典六が最後にチヂミ屋へ行ったのは、いつのことだ」 「いつが最後とは覚えがないけど、ウチの用でチョイ/\来ていたわ」...


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