キプリング

 

キプリング ( きぷりんぐ )     キプリングについてまとめて読む

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2009年11月27日 02:45:22
2009年10月16日 20:56:24
2009年10月28日 00:06:08
2009年10月25日 05:11:15

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「キプリング」を含む小説

山の彼方は 常識とはどういうものだろう - 宮本 百合子
  • ...  イギリスの作家キプリングに有名な「ジャングル・ブック」という作品がある。動物の世界の物語であるが、この短篇集の中に若い雄の白|海豹(あざらし)ルカンノンの物語がある。北極光の照らす深い北海の年々の集合所から真白い一匹の雄海豹のルカンノンが自分の躯にうずく希みにつき動かされて、海豹の群がまだ一度も潜ったことのない碧い水の洞をぬけて遠く遠く新しい浜辺を求めて行く冒険が情趣深く描かれている。  私たちの心にこのルカンノンの憧れの心がないといえるだろうか。私たちが地球は円いということを知っているのは常識である。中世の伝説がいっているように、地面の涯は崖であってそこから先は地獄が展(ひら)けると...
猿 - クラルテ ジュール
  • ...から主にラヂヤアド・キプリングの先容(せんよう)をなしてゐる。一体獣はいつも己達を驚かし感動させるものだ。己達は獣が物を考へるのを見て驚き、又獣が子供の目のやうな目でぢつとこちらを見ると、間の悪いやうな心持になる。      ――――――――――――  或る日M提督が己に猿の話をして聞かせた。その話は深刻な小説の材料にでもなりさうである。提督がまだ艦長でゐた時、恐ろしく敏捷な、小さいシンパンジイを連れてゐた。それは放して飼つてあつて、檣(ほばしら)に昇つたり、船の底に這入つたりしてゐた。水兵が演習をすると、猿が真似をする。水兵はそれを見て面白がつて、皆で可哀(かはい)がつてゐた。丁度陸軍に...
涙香・ポー・それから - 夢野 久作
  • ...。そのほか少年世界のキプリングもの、磯萍水(いそひょうすい)や江見水蔭(えみすいいん)の冒険もの、単行本の十五少年漂流記なぞも無論その頃の愛読書で、どこの発行でしたか、何々少年と標題した飜訳の少年冒険談が、全集式の単行本によって出ていたようですが、そんなものも押川|春浪(しゅんろう)の冒険談と一緒に二十冊ばかり虎の子のようにしておりました。  そのうちに中学に這入(はい)って涙香ものに喰い付いた訳ですが、そのころ他に探偵小説めいたものは殆んどありませんでした。家庭小説や自然主義小説の全盛期でしたので、もっと深刻なものを要求していた私の読書慾は絶えずイライラしていたようです。「人間の先祖は猿で...
雑沓 - 宮本 百合子
  • ...来た意味があるのさ。キプリングがダブリン大学へ行ったときね、学生に向って第一に云ったことは、私は君等を嫉妬する。そう、深く嫉む。何故なら君達は、若いから。そう云う言葉を云ったんだって。――本当に未来は我等のものなり、だし、我らは未来のものなり、なんだと思う。だから、妥協しちゃいけない」  やっぱり膝をゆすりながら、順二郎が、 「姉ちゃんは、よく考えている」 と云った。 「よく勉強してる――」  宏子の爽やかな顔に赧みがのぼった。 「勉強じゃないわ。――ただね、私のここんところに」  左の手のひらを宏子はきつく自分の胸に押しあてた。 「何かが在る。それがじっとしていないの。分るだ...
日本の女 - 芥川 竜之介
  • ...日本紀行は、ロテイやキプリングのそれのやうに、芸術的色彩には富んでゐない。例へば浅草(あさくさ)を描(ゑが)くにしても、ロテイの「日本の秋」の中の浅草のやうに、目(ま)のあたりに、黄ばんだ銀杏(いてふ)だの、赤い伽藍(がらん)だのが浮んで来ないことは事実である。しかし前にもいつたやうに、その見聞(けんぶん)した事件に対する見解は、なかなかおもしろい。  例へば、サア・オルコツクは、或る田舎(ゐなか)家の縁先で、ばあさんが子供に灸(きう)をすゑてゐるのを見て、「われわれ人間は、古今(ここん)を問はず、東西を問はず、架空(かくう)の幸福を得るために、自(みづか)ら肉体を苦しめることを好むものであ...


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