キャベツ

 

キャベツ ( きゃべつ )     キャベツについてまとめて読む

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2009年12月22日 10:20:01
2010年01月15日 14:51:02
2009年11月17日 13:26:03
2010年01月23日 08:00:00
2009年12月6日 04:30:00

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いぼ - 新美 南吉
  • ...白壁(しらかべ)や、キャベツの玉のような形の大きい、すりガラスの電燈を見ていると、とつぜん、顔一面に、だッとなにかあついぬれたものをのせられて、目も見えなくなってしまいました。見ていた杉作が、おかしかったのか、ハハハハ、とわらっています。松吉もわらいたいのですが、顔がふさがっていて、わらうことができません。人間は、顔でわらうのだということが、よくわかりました。顔にのせられたのは、むしタオルでありました。  小平さんはタオルをのけると、太い筆のようなもので、せっけんのあわを松吉の顔にぬり、かみそりで、ひたいぎわからそりはじめました。  松吉はそのとき、小平さんがまだ子どもで村にいたころ、松吉...
河馬 - 中島 敦
  • ...ひら)ける河馬の口にキャベツ落ち込み行方知らずも ぽつかりと水に浮きゐる河馬の顏|郷愁(ノスタルヂア)も知らぬげに見ゆ この河馬にも機嫌・不機嫌ありといへばをかしけれどもなにか笑へず 赤黒きタンクの如く並びゐる河馬の牝(めす)牡(をす)われは知らずも 水の上に耳と目とのみ覗きゐていぢらしと見つその小さきを      ×    × わが前に巨(おほ)き河馬の尻むくつけく泰然として動かざりけり 無禮(なめ)げにも我が眼(め)の前にひろごれる河馬の臀(ゐしき)のあなむくむくし 臀(ゐさらひ)のたゞ中にして三角の尻尾かはゆし油揚のごと これやこのナイルの河のならはしか我に尻向け河馬は...
保久呂天皇 - 坂口 安吾
  • ...てもらいたい」  キャベツやジャガイモを運ぶリヤカーに久作をのせ、一同がそれをひいたり押したりして山へ戻ったのである。道々誰が話しかけても久作は答えなかった。  リヤカーを押し上げて杉の林をぬけ保久呂湯の下へでると、女たちも集ってきて、頭巾をはずし、 「このたびは、御苦労さまでした。どうかカンベンして下さい」  と口々にあやまった。リンゴ園でそれを見た中平はいそいで家の中へ逃げこんで、壁の二連発銃をはずし、それを膝にのせてガタガタふるえて坐っていた。  久作はわが家へつくとノコギリを持って外へでた。人々は呆気にとられて見送った。彼はまっすぐリンゴ園へ登った。そして夕方までリンゴ園のリ...
記録狂時代 - 寺田 寅彦
  • ...とえば帽子の代わりにキャベツをかぶって銀座(ぎんざ)を散歩した男があるとすれば、これは確かにオリジナルな意匠としての記録に価する。しかしこのレコードは決して破られない。なんとならば、再びキャベツを用いたのでは、キャベツを用いたという質的レコードは破れないし、それかといってたとえばももんがあをかぶって新宿(しんじゅく)の通りを歩いてみても追いつかない。キャベツとももんがあ、銀座と新宿との優劣はいくら議論しても決定する見込みがないからである。そこへ行くと数字の差違は実に明確である。十五が十三より二つだけ多いことにはどうにも異議の申し立てようがないからである。  しかしまた、数字のレコードで優勝し...
狂人日記 - ゴーゴリ ニコライ
  • ...出た。おれには甘藍(キャベツ)といふやつがどうにも鼻もちがならぬのに、メシチャンスカヤ街の小つぽけな店といふ店から、あれの臭ひがぷんぷんとするのだ。搗てて加へて、どの家の門口(かどぐち)からもおつそろしく不快(いや)な惡臭が流れて來るので、おれは鼻を押へて大急ぎに駈け拔けた。それに下賤な職人どもめがやたらにてんでの仕事場から煤や煙を吐き出させくさるので、上品な人間にはとてもこの邊を散歩するなんて氣持にはなれない。こつそり例の六階へ登つて、おれが呼鈴をならすと、ちよつと雀斑のある、大して見苦しくもない娘つ子が顏をだした。よく見れば、いつかお婆さんと一緒に歩いてゐた例の娘なんだ。それがぽつと顏を赧...


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